2011年6月5日日曜日

metujin ekikyou 日誌 「原発事故で失墜した政府電力会社の信用不安は次の災害時にどういう影響をもたらすか」

原子力は六つの重要戦略の一つ 国家戦略室が原案
東京電力福島第1原発事故を受け、政府が新たに設けた国家戦略室がまとめた
革新的エネルギー・環境戦略」素案が4日、判明した。
六つの「重要戦略」の一つとして原子力を挙げ、「世界最高水準の原子力安全
を目指す」など、原発推進路線を堅持する姿勢を鮮明にしたのが特徴。
国家戦略相が議長となる「エネルギー・環境会議」を新たに設置し、7月中に
戦略の「中間整理」をまとめ、来年中の決定を目指す。

原子力政策の大幅修整には踏み込まないため、抜本的なエネルギー、環境政策
の見直しにつながらないことを危惧する声が政府内からも出ている。。

2011/06/04 16:45   【共同通信】

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これはいけませんね、実によくない、易経を間に挟むこと
なく個人的に意見を述べさせてもらうならば、福島原発事故の内情公開が
進み情報がが後だしにされたことも手伝って
一番の問題点は政府だとか学者先生だとかの発言がまったく信用と権威を
失った事にある。これが何故に厳しいかというと、

要するに政府及び有識者の発言が「狼少年化」してしまい、誰も彼らの
発表報道を信用しなくなるという事で
仮に今後他の原発が事故災害を起したと仮定して政府自治体の避難計画が
機能しなくなる可能性がある。
今回の件ではみんなかなり学習したようですからね。
これから先はみんな初報道なり今回信用を得た先生のところから情報
をとり独自にばらばらに動くようになる。

まして福井の原発は赤ランプが点っていますので、
政治を預かる方々
においては何をおいても信用回復を目指さないと次に事故災害が起きた
際は大混乱が起きる可能性がある。
素人目ではありますが
今こういう計画を出すのはかんばしくないですね、今回の災害はまだ
終息しておりませんし、情報公開のあり方も含めキチンとした
再発防止の説明をしてからでないと世間の理解を得るのは素人目にも難しい。

「世界最高水準の原子力安全を目指す」

これは従前からの発想から今だ抜け出ていない事なので一言述べて
おきたい、危機管理クラッシュしてからの管理も含めてどうするか
が大事なので前回もそこで議論が停止して、結果として今回のような
混乱を招いている。危機管理も含めた総合的な安全を目指してもらわ
ないと有事の際に混乱し今回のような二次災害が起きる。
それを起さないためには 指導者の方々の発言に信用がなければ
いけない。信用がなければどんな計画を立ててもみんなが従わない
ので画餅になってしまう。
とにかく今は 失った信用を回復し
政府の信用と権威を取り戻さなければいけない。どうやったって
総合的に情報を管理できるのは政府しかないわけですからね。

それとこれまで絶対安全だからという宣伝が先行し、現実に
アクシデントが起きた際のダメージコントロールがまったく議論
されずにきた結果、計画的でない計画停電によって必要のない
二次災害が起きたことも配慮しないといけない。

というわけで、これが私の杞憂かどうか易経に尋ねてみたいと
思います。

「占題」「今回の原発事故の一件で政府電力会社、学者先生方の発言
が信用権威失墜してしまったわけですがこれが次の災害時にどう
影響していくだろうか」

「山火ひ 三」




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2012.09.09 

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