2011年8月28日日曜日

metujin ekikyou 日誌「放射性廃棄物」「最終的な処分をどうすべきか。」







http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110828t61011.htm
河北新聞社

放射性廃棄物「中間貯蔵施設福島に」首相表明 知事不快感

菅直人首相は27日、福島県庁に佐藤雄平知事を訪ね、
福島第1原発事故で発生した放射性廃棄物や汚染土壌を一時的に保管
する中間貯蔵施設を福島県内に建設する考えを表明した。佐藤知事は
「突然の話で困惑している」と話し、受け入れの可否は明言を避けた。
菅首相は「放射性物質で汚染された廃棄物、土壌の管理や処理は
(除染を進める上での)重要な課題。一時的仮置きが考えられるが、
国として、県内で生じた汚染物質を適切に管理・保管する中間貯蔵施設
を整備することをお願いせざるを得ない」と述べた。その上で
「最終処分場にすることは全く考えていない」とし、中間貯蔵施設の
整備に当たっては地元合意を得る姿勢を強調した。
佐藤知事は「災害に苦しむ福島県民や関係自治体には極めて重い話だ」
と強い不快感を示すと、菅首相は「除染の本格化には乗り越えなければ
ならない問題で、国として責任を持ち、自治体、住民と十分に調整したい」
と繰り返した。
政府は従来、除染作業で回収した放射性物質は市町村ごとに仮置きする
よう求めてきたが、その後どうするかは具体的に説明してこなかった。
菅首相は県庁訪問に先立ち、福島市で開かれた「福島復興再生協議会」
に出席し、佐藤知事や県内首長らに「原子力政策を進めた国の立場から、
その後の対応の不十分さがあったことをおわびする」と陳謝した。

2011年08月28日日曜日

----------------------------------------------------------------

中間処理貯蔵に関しては「易経」に伺うまでもない事でしょうし、
問題の先送りでしかない。

これら放射性廃棄物の最終的な処分はいかにすべきか
尋ねてみたいと思います。

「占題」「放射性廃棄物」「 最終的な処分をどうすべきか。」

「山雷頤 初」
初爻    爻辞    舎爾靈龜、觀我朶頤。凶。
(なんじのれいきをすてて。われをみておとがいをたる。きょう。)

「卦  辞」
「頤。貞吉。観頤自求口実。」
(いはていきち。いをみてみずからこうじつをもとむ。)

----------------------------------------------------------

卦意は大筋
大体飲み込めたが どうしましょ、これを書くと私は福島県民の方に
おそらくは 恨まれてしまうでしょうね。
「 G13型トラクター」 発注されてしまうかもしれん。 ^^)


主卦「山雷頤)(|::::|)というのは「 辞 」の如く上の顎
と下の顎 「 おとがい 」の象ですのでこの放射性廃棄物の問題と
いうのは国民の「生活」「食」「職」に直結する問題です。

で、それが初爻が変じて「山地剥」(|:::::)となる。
並べると

主卦(|::::|)「山雷頤」
変卦(|:::::)「山地剥」

この問題のおかげでみんなの生活が「剥」した事まで示し、後で
説明するが処分においては「剥」が必要な事も表象する。
それで国民の「頤」の項でも出てきましたが、国民の「頤」を預かる
官僚さん達の「姿勢」まで問う象となるわけです。

主卦に裏事情を問うと「大過」(:||||:)であり、
変卦に裏事情を問うと「夬 」(:|||||)でありますから
どのみちこの問題は先送りというわけにはいかない、何処かで決める「夬」
必要があるという事、とりあえず とりあえずで 予算を多重
に使うのも問題があるのではないでしょうか。

-------ここ着目-----------------

変卦「剥」(|:::::) 裏事情「夬」(:|||||)

これを逆から眺めると
「天風女后」(|||||:) 《 TEPCO 》
「地雷復 」(:::::|) 《 復旧    》

となります。
「TEPCO さん TEPCO さん一番テーブルご指名 」 ^^)
デン子さんも つおい 女の人でしょうから ご親戚なのかも
しれませんね。 ^^)

「TEPCO」さんの「復旧」する場であり 変卦に戻って
(|:::::) 外卦「艮」の建屋 内卦「坤 地」
敷地としますと狭められてしまいますから、今回の災害で汚染され
国家が管理するようになる「土地」という事になるかと思わます。
「易経」が名指しでご指名なので 独断と偏見でそう観ます。

主卦に戻って (|::::|)廃棄物を硬い剛陽( | )で
囲んでいる象となっている。
主卦で説明すると 内卦「雷」の発電所、外卦「艮」の建屋 
変卦にいってそれらが剥落「剥」した場所という事。


主卦に外的条件を問うと「頤」「小過」(::||::)となります、
これは「爻」が仲良く二本づつ並んでいますのでそれを纏めると
「大坎」(:|:)という象になります、裏を返すと「大離」(|:|)
なので今回の津波の災害 「 離火 」の災害を示し、
更にはこの質問の趣旨にどうすべきなのかのヒントを示している
のでは無いでしょうか。

これは
(|::::|)が交易して(::||::)とも読めます。
主卦も変卦も内実は「坤 地」(::::::)ですので、埋めて
囲って
硬い二重の蓋をする象になり更には 国家(|::)と電力会社(|::)
がずっと管理していく事も示し。
その収まりどころまで示してくれているようです。


-----おいおい冗談じゃないよ、被曝した上最終処分までなんて----

と福島の方ならず東北の方は思うでしょう。
私もそう思います。
で 変卦「山地剥」を思い出していただきますと、
易経は「剥」してから 動かせ蓋をしろと「象」に出しております。

ウィキペディアをざっと眺めてみましたら、以下の文章が出てきました。

------------------------------------------------------------------

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9
また、核分裂生成物の30年減衰保管管理はコストがかかり、半減期の長い
長寿命核種を数億年も管理はできないので、高速増殖炉/加速器駆動未臨
界炉で中性子を当てて核分裂させ半減期の短い物質に変えて燃やして
しまう処理方法も研究されている。

特に加速器駆動未臨界炉の場合、例えば80万kwの加速器駆動未臨界炉では
MAを60%以上含む燃料を装荷して、軽水炉10基分のMAを纏めて焼いて
短半減期に変えてしまう事ができるため、有望視されて研究が急速に
進んでいる。これを核種変換(消滅処理)という。

---------------------------------------

ただし 核種変換(消滅処理)その他の「山地剥」処理してから。
(有効な汚染除染等の研究を含む)

なので(核種変換炉 実験棟) だとかの付帯施設も作る必要が
あるように思われます。

結局「小過」「大離」にならざるを得ないが、最終処分といえど
熱「 離 」の問題や「火沢けい」「監視」の問題はどっちにしろついて
回る。一般の方が思うような埋めて終わりというわけにもいかない。
どのみち福島第一周囲の土地は国が買い上げ 管理する場所になる
し、第一の炉はずっと管理するようになる。
一括一元管理するには これを機に(消滅処理)の研究を進めて
世界中が抱える原発問題に対処する技術を開発するのも悪くは
ない。

「小過」「大離」の裏は「大坎」であるから津波の問題も頭に
置いておく必要はあるが。

遮水壁にしてもどのみち膨大な資金を投入するなら、この処分地
研究施設等 廃棄物まで含めた問題を一括一元管理できるような総合的
観点から計画を立てた方がよいかもしれませんね。

--------------------------------------

「山雷頤 初」
初爻    爻辞    舎爾靈龜、觀我朶頤。凶。
(なんじのれいきをすてて。われをみておとがいをたる。きょう。)

--------------------------------------

後ほど講評しますが
外国の処分場であるとか 外にその道を求めるのではなく
「剥」の技術を確立すること及び災い転じて福と成す
対応を意味するものと思われます。

------除染措置そして技術の確立へ「地雷復 五」------------

変卦「剥」卦は逆から眺めると「地雷復」(:::::|)という
卦徳になります。
現状指している動爻は初爻でありますがこれを一歩進めると
二爻になり 逆から眺めるとこれは「復 五爻」となります。

「 辞 」としては

----------------------------------

「地雷復 五爻」
「五爻    爻辞    敦復。无悔。」
(かえるにあつし。くいなし。)

--------------------------------

(消滅処理)および(除染措置)(除染の研究開発)に力を入れる事は 
避難者達
の利益にも叶う事でもあり、「 易 」経が何故に「剥」を
変卦として象したのか わかるような気がします。
逆を返すと 除染、消滅処理の研究をしない 処分場だけのもの
とするなら 之まで書いた事はまったく意味がなくなると
いう事になります。

避難者の方々が先祖伝来の土地に気軽に帰ることができるよう
早めの措置 及び研究が期待されるところです。

------未来における問題点-----------------------

主卦「頤」 (|::::|)は指す動爻が初爻ですので
応じる爻は四爻になります。
交易して順に進んだ場合は「火地晋」となり逆から眺めると
「明夷」(:::|:|)となります。

「坤」の土の下に「離」の火がある。
埋設保管処理した「放射性廃棄物」の 象そのままになります。

この場合問題になるのは 二爻 の「離火」の中心の熱。
でありますのでその「 辞 」を引用しますと

-------------------------

「地火明夷 二」
「二爻    爻辞    明夷夷于左股。用拯。馬壯吉。」
(めいいさこをやぶる。もちいてすくう。うまそうなればきち。)

-----------------------

馬というのは「乾」(|||)の代名詞みたいなものですので
この場合は囲っている金属であるとか 機械のようなものを象する
ようです。
最終的な処分であり、十分に「剥」剥落処理したと思っても
熱対策等 十分な余裕をみて設計する必要があるように思われます。

そもそもの主卦の動爻が初爻ですのでこれは 計画であるとか
そういう意味合いもあるものですので、
設計においては十分な考慮をお願いしたい。


--------国民の「頤」を預かる官僚さんたちへの「辞」-------

あまり国の中枢を批判したくはないのだが ・・・・・
国民の「頤」の爻でも書きましたが、この「頤」卦というのはこの場合は
国民の「頤」を預かる官僚さん達の問題を「大象」として出して
きています。

主卦「山雷頤」(|::::|)の外卦を何で ? と裏返すと
「沢雷随」(:||::|)となる 内卦を裏返すと「山風蠱」
(|::||:)

「随」と「蠱」 虫が何で涌くか説明がいらない。
内象にも「頤」と「目」そして兌の兌ぶが控えている。

以前人的リスクを指摘して丁度一ヶ月後に 西山審議官が更迭
されましたが
その時の 「 辞 」が

----------------------------

http://metujinekikyou.blogspot.com/2011_06_01_archive.html

「水火既済 上」
「上爻    爻辞    濡其首。厲。」
(そのこうべをうるおす。あやうし。)

--------------------------

上記 アドレスには「水火未済」だとか字を間違えているが 既済
の間違いです、
検証する方の為に できるだけいじりたく無いので そのままにしますが
そういう 警報を出して 実際その通りになっている。
説明は省略しますが 今回もこの「 辞 」を他山の石として
いただけるようにお願いします。

余徳なんてのはどういう業界にもあってしかるべきですが、その
余録が目的化して本来の仕事がおろそかになるのは 本末転倒です。

国民の「頤」を預かる官僚としての本来の道に戻って国民の為に
働いていただきたいと思います。

--------経産省だけの問題にあらず-----------------------

http://www.asahi.com/national/update/0827/TKY201108270453.html
10万ベクレル以下の汚染焼却灰、埋め立て可 環境省

---略----
灰に含まれる放射性セシウムが1キロ当たり10万ベクレル以下なら
可能とする。今年6月に示した暫定基準値(8千ベクレル以下)を見直す。

-------------------------------------------------------------
暫定基準値ですら見なおすのだという、これに関しては
あまりに不評で言葉すら見つからない。
地下水は汚染させるべきではない。 と 個人的には おもいます。
国民の「頤」を預かる仕事をされる方々は もう少しきっちりして
いただきたい。
以前「 易経 」から指摘があったように 「 同族 」とばかり
付き合わず世間の声を聞くべきではないでしょうか。

-------この易占の肝 移動できる貯蔵施設を-------

主卦「 頤 」 (|::::|)
変卦「 剥 」 (|:::::)
内卦のみ比べると「坤」の土が主卦に至って動く「雷」(::|)
仕様になっていて外卦は「艮」(|::)の建屋施設。

ということは上記にて長々説明してきた事ですが普通の埋めて終わりの
最終処分場の
イメージではなく管理型倉庫のような感じになっているわけです。
何故にそうなるかというと、核種変換(消滅処理)(除染)の
研究と並行してやるからです。

易経がこういう卦徳を出してきたという事はその技術が日本において
確立されるからに他ならない。
何も手を加えなければ何万年かもしれないが、核種変換して安定させた
物質に人為的に変換できるならそれに越したことはない。
初爻なので十年以内といいたいが、遅くとも
初爻と応じるのは四爻なので 一爻十年としても四十年も時間をかければ
その技術はできるものと推測される。
何も何万年も待つ必要もない。

-------------------------

「副占」
占題「核種変換の技術は十年以内に実用化されるだろうか。」
「 風水かん 五 」
主卦 (||::|:)かん
変卦 (|:::|:)蒙 

「五爻    爻辞    渙汗其大号。渙王居。无咎。」
(そのたいごうをかんかんす。おうきよをかんす。とがなし。)

------------------------
「かん」は悩みを散らす卦でありますので十年以内に開発される
可能性が大です。

となればこれら全てを勘案するに

「山雷頤 初」
初爻    爻辞    舎爾靈龜、觀我朶頤。凶。
(なんじのれいきをすてて。われをみておとがいをたる。きょう。)

------------------------
土地の問題もそうですが、自らの技術開発力を捨てて外国の処分地に
よだれ垂らす必要も無いことをもこの「 辞 」は示している
という事ではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿