【雷沢帰妹 上】
【卦 辞】 【帰妹。往凶。无攸利。】
(きまいゆけばきょう。よろしきところなし。)
象に曰く、帰妹は、天地の大義なり。天地まじわらざれば万物興らず。帰妹は人の終始なり。
説びてもって動く、嫁ぐところのものは妹なり。往けば凶なりとは、位当たらざればなり。
利しきところなしとは、柔剛に乗ればなり。
【上爻:女承筐无実。士さきて羊无血。无攸利。
(ぢょきゃうをうけてじつなし。しひつじをさきてちなし。)
上六は陰柔極無無応、徳が薄く配偶を得られない。せっかく婚約を交わしてもその結婚は
成立しない。たとえていえば、女が嫁入りの支度に竹篭を受け取っても中身が入っておらず
、男が婚礼の用意に羊を割いてみても不吉なことに血が出ない。誠意のない相手である。
これは万事によろしくない道理である。
【象伝】上六の実なしというのは、中身の入っていない竹篭を受け取るということである。
ーーーーーー
これはもうこれで説明いらないんじゃないでしょうかね、
どちらにしろ「失業対策」としては中身というものは無いようです。
補足しますが
「雷沢帰妹」というのは正常でないとか通常の手順手続きを踏んでいないと
いう意味です。また「帰妹」は「頓急」という意味もあります。天地交わらず
というのは天「為政者」と「庶民」の意図するものが違うという事です。
---以降過去倉庫へ---
2012.09.09
0 件のコメント:
コメントを投稿