2011年11月6日日曜日

metujin ekikyou 日誌「坎為水 上」「マヤ暦の終わり、終末予言」   「何故にここで終わりになったのか」

metujin  ekikyou  日誌「坎為水 上」「マヤ暦の終わり、終末予言」
「何故にここで終わりになったのか」

http://www.j-cast.com/tv/2011/11/01111693.html
   2012年12月23日、世界は終わる――そんな「マヤの予言」が世界中で
話題となっている。根拠となっているのは、ジャングル奥地に栄えた
「マヤ文明」の暦が、この日で終わりを迎えることだ。
   マヤ文明では天文学が発達しており、築かれたピラミッドにもその
痕跡が残されている。特に春分と夏至、ピラミッドが起こす
「光のマジック」は、その文明の高度さを思い知らせる。さらに番組では、
近年発見されたマヤ文明最古の壁画を初公開。そこには「マヤ暦の終わり」
の謎を解く鍵が隠されていた。マヤ文明の神秘を特集する。
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 毎度堅苦しい占題も何ですので 息抜きに柔いのを選んでみたいと
思います。 ^^)

暦法は占術でも重要視されるものですが何故にこんな予言になったのか
うかがってみましょう。

「占題」「マヤ暦の終わり、終末予言」「何故にここで終わりになったのか」

「坎為水 上」


「卦  辞」
「習坎。有孚。維心亨。行有尚。」
(しゅうかんはまことあり。これこころとおる。
いけばたっとばるることあり。)

象に曰く習坎は、重険なり。水は流れてみたず、険を行きてその信を
失わざるなり。これ心亨るとは、すなわち剛中なるをもってなり。行けば
尚ばるることありとは、往きて功あるなり。
天険は升ぼるべからざるなり。地険は山川丘陵なり。王侯は険を設けて、
もってその国を守る。険の時用大いなる哉。


「上爻  爻辞  係用徽ぼく。寘于叢棘。三歳不得。凶。」
「係(つな)ぐに徽ぼく(きぼく)を用い、叢棘(そうきょく)に寘(お)く。
三歳まで得ず。凶なり。 」
「象に曰く、上六は道を失う。凶なること三歳なるなり。 」

  ※ 「徽ぼく」 徽は三筋・(ぼく)は二筋を寄り合わせた縄のこと。
「叢棘」はいばらの草むらで廻りを囲んだ牢獄。

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変卦「風水渙 上」

「卦  辞」
「渙。亨。王仮有廟。利渉大川。利貞。」
「渙は、亨る。王有廟に仮(いた)る。大川を渉るに利(よ)ろし。貞しきに
利(よ)ろし。」
「彖に曰く、渙は、亨るとは、剛来りて窮まらず、柔位を外に得て上同す。
王有廟に仮(いた)る。とは、王すなわち中に在るなり。大川を渉るに
利(よ)ろし。 とは、木に乗りて功あるなり。」


「上爻  爻辞  渙其血。去逖出。无咎。」
「その血を渙(ち)らし、去りて逖(とお)くに出づ。咎なし。 」
「象に曰く、その血を渙らすとは、害に遠ざかるなり。 」

 「岩波 易経」より

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今回も「辞」だけでお腹いっぱいですなぁ~。
がしかし妄想小説の 「 火 」はなんとか継続せねば なんちって^^)
消滅した国の事情ですのでね、これは逆に考古学を専攻されている
方が見たらお笑いのカテゴリに入るかもしれませんね。
そういう事で今回はお笑いをとりに行きやすんで宜しくお願いします。^^)


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A4%E6%96%87%E6%98%8E

《古典期後期(A.D.600-900)の終わり頃の人骨に栄養失調の傾向があったこと
が判明しているため、焼畑(ミルパ)農法や建造物に使用する漆喰を造る
ために、森林伐採を行い続けたため、地力の減少によって食糧不足や疫病
の流行が起こり、それによる支配階層の権威の失墜と、数少ない資源の
奪い合いによって戦争が激化したことが共倒れを招き、衰退に拍車を
かけたと考えられている。

   ---------略-----------
マヤ暦の終わり
---略---
フォトンベルト関係の予言は非常に信憑性にかけた予言であり、さらにマヤ
の暦は現サイクルが終了しても新しいサイクルに入るだけで永遠に終わら
ないという見方もあり、多くのマヤ文明の研究家たちも終末説を否定
している。 》

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「坎為水 上」

主卦「坎為水」 (:|::|:)
内情「山雷頤」 (|::::|)
変卦「風水渙」 (||::|:)
内情「山雷頤」 (|::::|)

主卦に裏事情を聞きますと、「離為火」(|:||:|)と
なります。
「離」は火でもあり文明でもあり、国家王朝のシンボルでもありますから
王侯の象でもあります。
また火と云うのは可燃物に麗(つ)いて燃えるものでありますので、
麗(つく)象があり「離為火」が出た場合は国家に仕える官僚を暗示する
ものにもなります。
なのでこの象は古代マヤ国家に(麗いて)天文暦法を作成していたところの
官僚も暗示するのではないでしょうか。

悪い象を上げるなら疫病、災害、戦争等になります。

表面が二重の険難を示す「重坎」であり、事には内卦の「坎」と云うのは
「位」の当たらない「坎」でありますのでこの象が国家のようなものを
占った際で出てくると云うのは「民衆」がヒジョウに困窮するような象
になるものと推測できます。

それで主卦内情も変卦内情も「頤」卦(|::::|)でありますので
庶民が食べていくために何らかの険難が生じた事を暗示するのではない
でしょうか。

上爻と云うのは本来は引退された方を象し「無位」の位ではありますが
中には会長職に在る方が実権を握ってたりするので「無位」であって
「無位」とは云えないところがありますので注意が必要かと思われます。
古代の国家ですのでこれは普通に皇帝のような存在であり、神様と同様
な権威を持っていた方の象ではと思う次第。

主卦変卦共通の内情「山雷頤」(|::::|)卦を じぃ~と眺めてみます
あの階段型ピラミッド「神殿」に観えてきませんか ?  ^^)
内情の卦徳は二爻~五爻をもって作りますので、上爻にある方と云うのは
そのピラミッドの上に立つ方の象になるわけです。 

そしてその上爻の「 辞 」と云うのは

「上爻  爻辞  由頤。厲吉。利渉大川。」
「よりて頤わる。厲(あや)うけれども吉なり。大川を渉るに 利(よ)ろし。 」
「象に曰く、よりて頤わる、厲うけれども吉なりとは、大いに 慶びあるなり。」
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つまり今回の「上 爻」の位置ある方はこの民衆を養う更に上にある
根拠だとか権威になるものと考える事ができるわけです。

それでこの「山雷頤」(|::::|)卦を更に じぃ~ と眺め
ますと、外卦にある「艮」(|::)の神殿や、国に足が生えて あちこち
森の中を動きまわっている、内卦(震 雷) ガンダムみたいですね。 ^^)

それで変卦「風水渙」(||::|:)の悩みを散らす象になる
わけです。 何の悩みかと云えばつまりは「頤」おとがい 生活資材、食料
調達の象になるのではないでしょうか。

どうやってその悩みを散らすのかとこの「渙」卦に裏事情を問うと
「雷火豊」(::||:|)と云う卦徳になります。
外卦が若草を象する「震 雷」 内卦は「離 火」の火でありますから
これが暗示するのは 引用資料にあるところの

《 焼畑(ミルパ)農法や建造物に使用する漆喰を造る
ために、森林伐採を行い続けたため-- 》

ちなみに「頤」卦の裏事情は「大過」でありますので引用資料にある
ものとぴったりマッチングするようです。

この悩みを散らす「渙」卦を逆から眺めると「水沢節」(:|::||)
と云う卦徳になります。
それらの節目を知る為に「時間」の要素が必要になってくるものと
推測される次第。

なので 
マヤはメキシコ先住民の言葉で「周期」、マヤ文明が「時間の文明」であると
という云われの元がここにも暗示されるのではないでしょうか。
もともと暦法というのは農業の為に発明されたようなものなのでここでも
同じ観点で眺めても良いように思われます。

------このサイクルが上手く云っている間はいいが---------------


再度主卦変卦並べてみましょう。

主卦「坎為水」 (:|::|:)
変卦「風水渙」 (||::|:)

変卦では「巽」(||:)のととのっていた 上爻にある方の陽爻( | )
が主卦では陰爻( : )になって消滅してしまっています。

これは皇帝と思しき方を補佐していた暦法の官僚の方とも読めますし
皇帝その方とも読む事ができるのではないでしょうか。


「上爻  爻辞  係用徽ぼく。寘于叢棘。三歳不得。凶。」
「係(つな)ぐに徽ぼく(きぼく)を用い、叢棘(そうきょく)に寘(お)く。
三歳まで得ず。凶なり。 」
「象に曰く、上六は道を失う。凶なること三歳なるなり。 」
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内卦「離火」の戦争侵略によって そういう方々が三年の間 獄につながれ
てしまい、国家運営の為の「 道 」が失われてしまった可能性が
あるように思います。

また「坎」は病気を意味したりもしますので 伝染病その他によるものも
暗示したりしますので、必ずしも戦乱とはかぎりませんが。


本卦の 「爻 辞」

「上爻  爻辞  渙其血。去逖出。无咎。」
「その血を渙(ち)らし、去りて逖(とお)くに出づ。咎なし。 」
「象に曰く、その血を渙らすとは、害に遠ざかるなり。 」
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変卦「風水渙」は散らすの意味ですから 国家を構成していた民衆が
散ってしまった可能性が指摘されるのではないでしょうか。


-----現代での影響 副占---------


「マヤ暦の終わり、終末予言」「何故にここで終わりになったのか」
「坎為水 上」
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「副占」「2012年12月23日 の終末は研究者達もマヤの長老も否定して
いるが念のため、マヤの暦が切り替わる時に終末めいた
災害はありますか」

「雷沢帰妹 上」

主卦「雷沢帰妹」(::|:||)
内情「水火既済」(:|:|:|)
変卦「火沢けい」(|:|:||)
内情「水火既済」(:|:|:|)

「上爻  爻辞  女承筐无実。士さくに羊无血。无攸利。」
「女筐(かご)を承けて実なく、士、羊をさくに血なし。利ろしきところなし。 」
「象に曰く、上六の実なきは、虚しき筐を承(う)くるなり。 」
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「帰妹」卦というのはそもそもが「位」当たらずの象ですのでそれの
リミットと云うことは どちらにしろ 「当たらず」と云うことに
なろうかと 思われます。

予言のかごの中にはなんもなくてよろしきところなし
だそうです。^^)

内卦「兌」(:||)の口が外卦に向いて居ますのでこれは終末予言を吹聴
された方々の事を云うのではないでしょうか、とするとこれは
予言を吹聴された側から眺めての上爻になり、変卦を相手側から眺める
と「家人」ですから間違いないですね。
「家人」一般の方々から眺めて初爻「無位」の位でありますから何か
あったとしても殆ど実害がないレベルだとこれからも伺えます。
もっとも聞いているのが終末レベルの話なので通常レベルの 事故災害
程度は普通にあるかと思いますが。

変卦「火沢けい」の
「兌」(:||)は金銭の意味であり、「離」(|:|)は読者側の眼でも
あり文書、政治、宗教、知識、君臨、債権の意味でもありますから、
まぁ話題が欲しいのはわかりますが、・・・・

---すみませんがこれ以降○○的団体批判になりますので裏書庫へ----

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