共通 『「帰妹 二」「土俵上であいさつしたい」女性市長の要望、主催者 側断る 』

共通
『「帰妹　二」「土俵上であいさつしたい」女性市長の要望、主催者
　側断る　』


◇「サブタイトル」
『相撲神事を尊ぶ気概が無いならそもそも誘致だの、挨拶だのといった
ことに関与しなければいいのです。』


◇「記事引用」　
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201804/0011136625.shtml
時計2018/4/5 21:03神戸新聞NEXT

「土俵上であいさつしたい」女性市長の要望、主催者側断る　

--- 略 ---

　過去には、女性の太田房江・大阪府知事（当時）が大阪での
春場所で、土俵上での知事賞授与を度々希望し、同協会に拒まれた。
今月４日の舞鶴場所では、男性の多々見良三・舞鶴市長が土俵上で
倒れ、救命のため土俵に上がった女性が、場内放送で下りるように
促された。同協会は「不適切な対応」と謝罪した。

　中川市長は２０１６年、性的少数者（ＬＧＢＴ）を支援する
ため、同性カップルをパートナーとして認める
「受領証」交付制度を導入。性差をはじめ人権課題への対応に
力を入れている。（中島摩子）

///// 引用ここまで　/////


◇「記事引用」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/04/sumofemale_a_23402762/
NEWS
2018年04月04日 23時04分 JST | 更新 2018年04月04日 23時40分 JST
土俵で倒れた市長、心臓マッサージする女性に「土俵から降りて」　
疑問の声【動画】
日本相撲協会は女性が土俵に上がることを認めていないが...
ハフポスト日本版編集部

///// 引用ここまで　/////


◇　毎度私は消防車救急車の喩えを投下しているわけですが、
「大有　三」「公務なれば規制対象外」

　「卦　　辞」
「大有。元亨。」
「大有は、元(おお)いに亨る。」


「火天大有　三」
主卦「火天大有」（｜：｜｜｜｜）
変卦「火沢けい」（｜：｜：｜｜）
「三爻  爻辞   公用亨于天子。小人弗克。」
「公もって天子に亨(きょう)せらる。小人は克(あた)わず。 」
「象に曰く、公用て天子に亨（きょう）せらる。小人は害あるなり。 」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)

因みに「けい　三爻」は「公行政によって規制される側になるわけ
です。」
(　白バイのパトランプが点灯する象であり、・・・)
『六三。見輿曳。其牛掣。其人天且？。无初有終。』

いくら神事とはいえ、人が倒れただとか緊急時には規制解除と
いう風景があってもしかるべきかと思うわけです。
（そういう場合に於いては女性が土俵に上がるのは是とされるべき
では無いでしょうか。）

したがって、

　これは相撲協会が危機管理の議論をしてこなかった弊害に
なるのでは無いでしょうか。

したがって逆説的ではありますが、伝統を守るためには逆に危機管理
をしっかりやっておく必要があるわけです。
またこういう事案あったからといって神事たる相撲の伝統に横やり
を入れてくる記事というのはいかがなものか、
あきらかにそれは「別の問題」です。

「公務だからといって総てに於いて規制解除が有効というわけには
いかないのは自明のことでは無いでしょうか。」


◇「問　筮」
『土俵で倒れた市長、心臓マッサージする女性に「土俵から降りて」　
疑問の声【動画】
日本相撲協会は女性が土俵に上がることを認めていないが...』

『「土俵上であいさつしたい」女性市長の要望、主催者側断る　』

【確かに相撲協会側に危機管理体制の不備があったのは遺憾なこと
ではあるでしょうが、それにしても
公行政だからといって総てが消防車救急車に同じ「公務なれば
規制対象外」とならないのと同様神事たる相撲の伝統を破壊して
よい理屈にはならない、この記事を易はどう評価するか。】

「雷沢帰妹　二」


「卦　　辞」
「帰妹。往凶。无攸利。」


「雷沢帰妹　二」
主卦「雷沢帰妹」（：：｜：｜｜）
変卦「震為雷　」（：：｜：：｜）
「二爻  爻辞   眇能視。利幽人之貞。」
「眇(すがめ)よく視る。幽人の貞に利ろし。」
「幽人の貞に利ろしとは、未だ常を変ぜざるなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左　)　

「象伝」
「幽人の貞に利ろしと云うのは、婦としての常道をとり
失わないことである。」


◇
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
「国会図書館蔵、高島易断増補版　智の章　コマ番122-　」
「帰妹　九ニ」
※「勝手意訳につき、原文の確認及び文章利用の際は一報を」


『　九ニ。眇能視。利幽人之貞。
象傳曰。利幽人之貞。未変常也。

此の爻陽剛にして中を得、亦(また)「女弟」(てい)の賢(けん)なる者なり、
君に仕へて能ク幽貞(ゆうてい)を守る、凡ソ妾(めかけ)たるの道は、
嫡妻(本妻)に承順(しょうじゅん)(うけしたがい)して、自ら専らにすること
を得ず眇者(すがめ)の視て遠きに及ぶこと能はざるを以テ喩えと為す、

---略---　』

『「占」---略---

、又男子に在テは、事(つか)ふる所の人、昏愚(こんぐ)にして、

己(おの)れ其の下風(かふう)(しも)に立つ能ハざるも、時宜にに随(したが)
て処置し、其の身を潔くするものとす、不義の嫌(きらひ)なきに非ず
と雖(いへど)も、已むことを得ずして黙従(もくじゅう)すること、此の爻
の如キ時なきに非ず、故に瑣事(さじ)(ささいなこと)の如キは、

縦令(たと)ひ心にこころよからざるも、之(これ)を意に介せず、
唯時の移るを待つへきなり、女の賢にして、柔和なる、夫(ふ)(おっと)に
就くの象、
---略---　　』

/////　呑象テキストここまで　/////



　◇「参考過去ログ引用」
　http://metujinekikyou.blogspot.jp/2016/05/blog-post_17.html
　2016年5月17日火曜日
　共通 『「帰妹二」「恐怖の加湿器殺菌剤」韓国で死者多数　
　呼吸困難引き起こす 化学物質、日本の使用例は』

　--- 略 ---

　◇「サブタイトル」
　『結局それをして「所歸妹也。征凶。位不當也。无攸利。柔乘剛也。」と
　いう指摘になるわけです。
　剛の陽たる規制あるべきところに陰たる認可を押してしまう弊害。』

　--- 略 ---

　///// 引用ここまで　/////


◇◇　このテーマ結論　◇◇

「雷沢帰妹　二」
主卦「雷沢帰妹」（：：｜：｜｜）⇔「風山漸」
変卦「震為雷　」（：：｜：：｜）⇔「艮為山」
「九二。眇能視。利幽人之貞。」
「象伝曰。九二。眇能視。利幽人之貞。」

『彖伝曰。帰妹。天地之大義也。天地不交而萬物不興。帰妹。
　人之終始也。?以動。所帰妹也。征凶。位不當也。无攸利。
　柔乗剛也。』


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
「国会図書館蔵、高島易断増補版　智の章　コマ番　「114-　」
「帰妹　解説」
※「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」

『歸妹。征凶。无攸利。

---略---　

凡ソ天下ノ事悦ビテ而シテ動ク、未ダ正シキモノニアラズ、二、四陽ヲ
以テ陰二居ル、男不正ヲ以テ女二従フノ象、三五陰ヲ以テ陽二居ル、
女不正ヲ以テ男二従フノ象、又人ノ悦ビテ動ク所ノモノハ、色ヲ
好ミ、財ヲ貪ルノニ途二非ルコトナシ、是レ共二凶ナル所以ナリ、
故二彖辞二、帰妹往凶、无攸利途ハ、其の凶害ノ甚ダシキヲ見ハス
ナリ　---略---　』


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
「国会図書館蔵、高島易断増補版　智の章　コマ番118 ,119-　」
「帰妹」「象曰」
※「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」

『大象曰。澤上有雷。帰妹。君子以永終知敝。』

『「占」事正シカラズシテ弊害従テ起ルの時トス。故二情欲二従
ヒテ志ヲ動カス可ラズ、小人二権柄ヲ執ラシム可ラズ、震ノ
修省ヲ以テ兌ノ毀折ヲ防グベキノ時ナリ、始ヲ慎ミ終リヲ慮リテ、
弊害ヲ予防セザル可ラズ、然ラザレバ危キコトアリ、
--- 略 ---』

/////　呑象テキストここまで　/////


　とにかく帰妹の卦は「帰妹。往凶。无攸利。」なのであり
上爻に至って金庫が空になる象辞。
これも三陰三陽の卦でありますから本来は、「地天泰」(：：：｜｜｜)
が動いて「帰妹」(：：｜：｜｜)になったわけです。

世間目線「天地否」「神事」

　これに横やりを入れるというのは、結局「神事」としての文化を
尊ぶという気概も無いということでありその時の「○○心」を
満たせればそれでよいといったヒジョウな公に非(あら)ずの心癖
になるかと思われます。

また傲慢なわけですね。
～～～～～～～～～～～

なので易としてはその女性市長に対して、

「二爻  爻辞   眇能視。利幽人之貞。」
「眇(すがめ)よく視る。幽人の貞に利ろし。」
「幽人の貞に利ろしとは、未だ常を変ぜざるなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、　)　

を提示してきたわけです。

相撲神事を尊ぶ気概が無いならそもそも誘致だの、挨拶だのといった
ことに関与しなければいいのです。


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*** 追加雑談 ***

　易卦を俯瞰するにこの方が有権者に対して　・・・・
というのが○てとれるわけですが、さすがにそんなことで伝統神事
文化といったものを曲げないで欲しい。

旅たる目先一時の○○でもって連綿と継続する文化に嘴を入れて
曲げてしまうのは後々キビシイ将来を　・・・・
となってしまうのでは無いでしょうか。

　破壊された文化というのはそこで価値が○れてしまう、
・・・
それは公では無く「私」に属することです。

「無論急病者等々の議論はまた別の話し。」

易的には、かような「私」のごり押しをするのは「既済　上」という
ことになって今後公たる足場そのものを危険にしてしまうよう
ですからご自愛頂きたい。


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