2011年10月29日土曜日

metujin 裏書庫日誌投稿のお知らせ「火水未済 二」    「皇室典範皇位継承見直し問題」   「変更することの吉凶は如何に」「期間は今後六十年間」

metujin  裏書庫日誌投稿のお知らせ「火水未済 二」
「皇室典範皇位継承見直し問題」
「変更することの吉凶は如何に」「期間は今後六十年間」


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111027-OYT1T00900.htm
皇位継承見直し「緊急性高まる」…宮内庁長官

宮内庁の羽毛田信吾長官は27日の定例記者会見で、女性皇族が結婚
により皇室を離れる現行の制度について、「女性皇族の方々が結婚に近い
年齢になっている。皇位継承の安定と(今後の)皇室のご活動という意味で
課題がある」と話した。


その上で、皇位継承を男系男子にのみ認めている皇室典範の見直しに
ついて「政治、国会で議論することだが、緊急性がだんだん高まってくる。
ゆっくりしていればよいということではない」と述べた。状況認識は
野田内閣にも伝えているとした。

皇位の継承に関する質問に答えた。皇室では秋篠宮ご夫妻の長女、眞子
さまが23日に20歳を迎えられ、公務を担える未婚の成年皇族は6人に
増えたが、結婚すれば一般人となる。また現行の皇室典範を維持した場合、
将来的には男系男子のみでの皇位継承は困難になる。

(2011年10月27日19時02分  読売新聞)

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 皇室を占うなどと恐れ多いことでありますが
皇統を維持して頂く為にはこの皇室典範を変える必要があるのか
無いのか聴いてみたいと思います。
過去には女帝の時代もあったわけですので個人的には皇統維持の
為に必要なら早めに変えてしまった方がいいような気がしないでも
ない。

無限に年月をとっても意味が無いので今後六十年間で聞いてみましょう。

「占題」「皇室典範皇位継承見直し問題」「変更することの吉凶は如何に」
「期間は今後六十年間」

  「火水未済 二」

「卦  辞」
「未済。亨。小狐ほとんど済。濡其尾。无攸利。」
(びせいはとおる。しょうこほとんどわたらんとしてそのびをぬらす。
よろしきところなし。)

彖に曰く、未済は、亨るとは、柔中を得ればなり。小狐ほとんど済らんとす
とは、未だ中を出でざるなり。その尾を濡らす、利ろしきところなしとは、
続いて終らざればなり。位に当たらずといえども、剛柔応ずるなり。

象に曰く、火の水上に在るは未済なり。君子もって慎みて物を弁じ方に居く。

「火水未済 二爻」

「二爻  爻辞  曳其輪。貞吉。」
(そのりんをひく。ただしくしてきちなり。)
九二は陽剛居中、六五の正応があるけれども、よく恭順中庸の態度を
守って妄進せず、車の輪をひきもどしてみずから止まる象。
貞正で吉である。

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変卦 「火地晋 二爻」
「卦  辞」
「晋。康侯用錫馬藩庶。晝日三接。」
(しんはこうこうもっててうまをたまわることはんしょにして、
ちゅうじつにみたびせっせらる。)

「象伝」
晋は進むということである。明(離)が地(坤)の上に出て、順(坤)
にして大明に麗(つ)き(離)、柔(六五)が進んで上位に行く象
である。さればこそ康侯が数多くの馬を賜り、一日のうちに
三たびも接見を許されるのである。


「二爻  爻辞   晋如。愁如。貞吉。受茲介福 于其王母。」
(しんじょたり。しゅうじょたり。貞しければ吉なり。このおおいなる
さいわいをその王母に受く。)

六二は中正無応、晋如として進もうとしても、その困難さに愁いを
禁じ得ない。しかし貞正をとり保っていればやがては吉であって、その
王母(祖母・六五を指す)から大いなる福を受けることができよう。

「象伝」このおおいなる福を受くるというのは、行うところが中正
だからである。

「岩波 易経」より   

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まずは毎度の「副占」より


「副占」
「皇室典範皇位継承見直し問題」「変更することの吉凶は如何に」
「期間は今後六十年間」

  「火水未済 二」
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  「副占」
「この辞から云えるのは女帝による中継ぎリリーフだと思いますが
女帝として中継ぎリリーフできるようにしておくべしと云う事は
実際そういう場面が来ると云う事なのでしょうか。」

「天火同人 四」

主卦「天火同人」 (||||:|)
変卦「風火家人」 (||:|:|)

「四爻  爻辞  可貞。无咎。」
(ていにすべし。とがなし)。

主卦「同人」の約象は「女后」「家人」ですので
現状内卦民間で食べている方「頤」を復帰させる。

臣籍降下された元皇族方の皇籍復帰と読めるのではないでしょうか。


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今回は「辞」だけ
で殆ど答えが出てきてしまったようです。

ただしいろいろと表には書いてはいけない指摘がありましたので
差し支えない部分のみ表に書かせていただきたいと思います。
予めご了承ください。

※ 過疎ブログの「易卦」妄想小説とはいえ、皇族方と陛下の事であります
ので気を使いたいと思います。^^)


なお「副占」に付け加えて「辞」が示されていますので
それも引用しておきます。
これは変卦「晋」を「皇籍復帰」される側から眺めた象「地火明夷」
(:::|:|)の約象「地沢臨」に示された三爻の「坎」(:|:)の凹みの
部分になります。

「臨にあたっての凹みの部分が表象されているようです。」

====「皇籍復帰にあたっての 辞」「地沢臨 三爻」===============


「三爻  爻辞  甘臨。无攸利。既憂之无咎。」
(甘んじて臨む。利ろしきところなし。既にこれを憂えば、咎なし。)

「象に曰く甘んじて臨むとは、位当たらざればなり。既にこれを憂えば、
咎は長からざるなり。 」
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「地沢臨 三」 (::::||) 
「地天泰」   (:::|||)
「易経」が云うには陛下の「任」にあたっては甘く臨むと「位」あたらず
となって「咎」があるようですので、こんな事書いていいのか
どうかわかりませんが、気をつけて対処されて戴きたいと
思います。

=======気をつける中身「兌為沢 五爻」=========================


主卦「兌為沢 五」(:||:||)
変卦「雷沢帰妹」 (::|:||)

「五爻    爻辞    孚于剥。有厲。」
(はくにまことす。あやうきことあり。)
「象伝」
剥に孚ありとは、剛強中正の徳をもって、位がまさに人君の要位に
当たっているのだから、
陰のねい人が陽の君子を惑わすことをとくに警戒せねばならぬという事である。
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これ表に書いていいんかな ? ^^)

いいらしいんで書きますが、これは解説いりませんね。 ^^)

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一応参考URL

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%87%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF%E5%95%8F%E9%A1%8C_(%E5%B9%B3%E6%88%90)
  『 皇位継承問題 (平成) 』

参考ウィキペディアによりますと
《 女系天皇とは、その天皇自身の性別とは関係なく、臣下(非皇族)
出身の父と皇統に属する母との間に生まれた天皇およびその子孫たる
天皇をいう。つまり父系のみで辿って、初代とされる神武天皇に行き着
かない天皇をいう。語句の類似から、単に女子の天皇を指す女性天皇
と混同されることも多いが、両者はまったく異なる概念である。》
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《女性天皇は歴史上に8人10代存在したが、そのうち5代4人は皇女でかつ
  皇后あるいは皇太子妃であり、その夫が亡くなったのちに践祚したもので、
残りの5代4人は生涯未婚の皇女(内親王)であった。このことから、
「女系天皇」、「女系皇族」が誕生することはあり得なかった。また、
  女性天皇は「中天皇」とも呼ばれ、ほとんどが次期天皇が成長するまで、
あるいは皇子たちの皇位継承争いの終結までの中継ぎとして践祚した》
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「動爻 二爻」
主卦「火水未済」(|:|:|:)
内情「水火既済」(:|:|:|)
変卦「火地晋」 (|:|:::)
内情「水山蹇」 (:|:|::)

これだと慣れない人にはわかりずらいかもしれないので
主卦変卦だけ並べますと

主卦「火水未済」(|:|:|:)
変卦「火地晋」 (|:|:::)

かなり見やすくなったかと思います。
外卦を「離」(|:|)の日の丸と天皇陛下とすると内卦が主卦「坎」(:|:)
の(中男) 変卦は「坤」(:::)の女性。

「未済」卦の場合は裏事情も内情も外的なものも「既済」でありますので
未だ成らずではありますがほぼ時間の問題なのではないでしょうか。
「二爻」と云うのは対外的に観ると「五爻」君位にありますので、
変卦にいる「坤」の女性の方がいずれ「男性」の天皇陛下にバトンタッチ
する象でもあり、
この「坤」卦は平民の象でもありますので普通の平民がいきなり陛下に
成られるわけもないですので、これは元皇族方で臣籍降下された方を
象するものと思われます。

卦徳マッチングと合わせて勘案して今回もまた「易経」はキチンと
「象 辞」を示してくれたものと思われます。
あとは読む側の問題。 ^^)

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 変卦の内情は「水山蹇」(:|:|::)の足萎えでこれは原発災害の
際には原子炉の火を封じ込めておくには良い象である旨ずっと書いてきて
おります。

女性の方が陛下の任をされるのは この原子炉の火を封じ込める程の
強烈な縛りもあり、
陛下は神道の祭主でもあらせられますからそう長く
その任をしてもらうには難がありすぎる象になっているようです。
確かの陛下は多忙であり、外国の要人と会われる際にも粗相の無い
ように膨大な学習を成されるとの事なので
傍から観る程楽な任では無いと云うのが「象」としてはっきり出ている。

なので

「卦  辞」
「未済。亨。小狐ほとんど済。濡其尾。无攸利。」
(びせいはとおる。しょうこほとんどわたらんとしてそのびをぬらす。
よろしきところなし。)

「火水未済 二爻」

「二爻  爻辞  曳其輪。貞吉。」
(そのりんをひく。ただしくしてきちなり。)
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「水山蹇」の卦徳は対外的に観ると「雷水解」(::|:|:)であります
ので外交上仕方なく已むえなく一時的にやってもらうための保険として
女性天皇陛下を往古の昔にあったように

《 女性天皇は「中天皇」とも呼ばれ 》

中継ぎとして「中天皇陛下」の役を担っていただけるような改正が
必要であると「易経」は示されたのではないでしょうか。
基本的には
男系でないと旧皇族の竹田氏が云うように

《 「男系でない天皇の誕生は『万世一系の天皇家』の断絶」》

でしょうから「 辞 」としては

( ----よろしきところなし。)
-----------------------------

となるものと思われます。


「二爻  爻辞   晋如。愁如。貞吉。受茲介福 于其王母。」
(しんじょたり。しゅうじょたり。貞しければ吉なり。このおおいなる
さいわいをその王母に受く。)
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これなんかは情景が眼に浮かぶようですね、


女系天皇陛下問題に対するものは易卦開陳するまでもない事でしょうが
一例を上げると

「この世をば わが世とぞ思ふ望月の かけたることもなしと思へば」

と詠んだ藤原氏のような時の有力者が皇室を利用する懸念もないで
はないですからこれは「辞」関係なく ブログ主としても反対です。

この「卦象」ただいたいマッチングする試案としては
参考URL にある
寬仁親王の私的発案である以下

《 寬仁親王
①皇籍離脱した旧皇族を皇籍に復帰させる。

②皇族女子(内親王および女王)に旧皇族の男系男子から養子を取れる
ようにし、その方に皇位継承資格を与える。

③廃絶になった秩父宮や高松宮の祭祀を、伏見宮家の子孫である旧皇族
の男系男子が継承し、宮家を再興する。これは、明治時代に現皇室の
祖先である光格天皇の実家である閑院宮家が絶えた際、伏見宮家から養子
を迎え継承した先例があり、何も問題がなく、最も順当な方法である。

④昔のように「側室」を置く。自分(寬仁親王)としては大賛成だが、
国内外共に今の世相からは少々難しいかと思う。》

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④の「側室」という案は「卦象」的にはその通りですが、「辞」としては

「--晋は進むということである--」
「 晋如。愁如。貞吉。受茲介福 于其王母。 」

でありますので「坤」(:::)の女性であり平民の上り進む象になっており
国民感情の面からもこれは外した方が良いのではない
でしょうか。


------これ以降 裏書庫へ-----------------------------------------

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