2017年12月14日木曜日

共通 『「家人二」【ノーベル賞】 核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約 採択で尽力』





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『「家人二」【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力』

◇「サブタイトル」
『「家人 二」「困 上」「未済 四」「家人 四」』
『 「それでもお前の書くことは矛盾しているでは無いか?」

とマダ思っている方がいるかと思いますが、「サーロー女史のプラン」
は今の核保有国欧米米英「坎」(:|:)民族の方々にもその核を
放棄するよう説くものです。

ですが、先に問筮したように既に核の技術自体は一般的なものに
なったのであり、すでに核廃絶そのものは無理画餅の次元となって
しまったわけです。
(これだと地下に潜ったテロ組織の核に対しての抑止力まで失うことに
なる。)

 それではテロに対する抑止力不在管理制御不能となって
「沢水困 上爻」の世界、核が使用される懸念が出てくるということ。
この違い解ってもらえたでしょうか。』


◇「記事引用」
http://www.sankei.com/life/news/171211/lif1712110012-n2.html
2017.12.11 10:34
【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力

--- 略 ---

///// 引用ここまで /////

◇「記事引用」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121100184&g=soc
核禁条約署名「もう一度考えて」=サーローさんが会見-ノーベル
平和賞

--- 略 ---
(2017/12/11-07:00)
///// 引用ここまで /////


 まずは
ノーベル賞受賞おめでとう御座います、

 このテーマは扱いが厳しく扱いを誤るとまたもや私は敵を増やして
しまうかと思いますが、それができない変人ですので扱いたいと
思います。

 以前書いたように易が云うには欧米米英「坎」(:|:)民族の方々が
征服した世界は、

「坎為水 五爻」(:|::|:)(::::|:)
「九五。坎不盈。祇?平。无咎。」
「象伝曰。坎不盈。中未大也。」

要するに米国を観ても解るように、互いが武器を持ってそのバランス
拮抗状態を以て安定を保とうとする世界になるわけですね。
一般にはこれを「抑止力拮抗」と呼ぶようです。
( この構図だとバランスが崩れた時がまた悲惨な事に。・・・)

私は佛教オタクなのと易派なので、日本をチベットのような風情
にするのは容認できないわけであり、
そしてまた、国民一人が一生に一度は出家するような戒律の厳しい

上座部仏教の国、ミャンマーに於いて何故(なにゆえ)ロヒンギヤの
方々と軍部が対峙するのかといった問題を鑑みるに、
どうしてもこの世界は「抑止力による均衡」を選択するより仕方ない
のでは無いかと思うわけです。

果たしてこの難問易は何と答えるのでありましょうか。

それで今回テーマがテーマですのでサーローさんへの問筮を軸に
して少し枝占を多くしてしまった関係上先に結論を述べてみたいと
思います。


◇①「問 筮」「幹占」
『【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力 』

『好むと好まざるにかかわらず世界は「坎五」米国型「抑止力拮抗」
を以て平和を保っているのが現実、
チベットウィグルの惨状を鑑みても解るように抑止力を外すと
悲劇が起きかねない、理想は結構なことだが「サーロー」女史の
説くものはどういう陰陽になるか。』

「風火家人 二」

「卦  辞」
「家人。利女貞。」

「風火家人 二」
主卦「風火家人」(||:|:|)
変卦「風天小蓄」(||:|||)
「二爻  爻辞  无攸遂。在中饋。貞吉。」
「遂(と)ぐるところなし。中饋に在り。ただしくして吉なり。 」
「象に曰く、六二の吉とは、順にしてもって巽なればなり。」
(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左) 


◇http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760558 
「国会図書館蔵、高島易断増補版 礼の章 コマ番104- 」
「家人 六二」
※「勝手意訳につき原文の確認と文章利用の際は一報を」

『「占」
--- 略 ---
他物(たぶつ)の為に心を動かし、欲念を起こし、又は新たに事業を
企(くわだ)つ可(べか)らざるの時とす、
○専(もっぱ)ら成すに場所なきの象、』


◇②「問 筮」「枝占」
『【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力 』

『易ならばこの世界の「核廃絶」のテーマに対してどう答えるか。』

「沢水困 上」

「卦  辞」
「困。亨。貞。大人吉无咎。有言不信。 」
「沢水困 上」

主卦「沢水困 」(:||:|:)
変卦「天水訟 」(|||:|:)
「上六。困于葛?于??。曰動悔。有悔征吉。」
「象伝曰。困于葛?、未當也。動悔。有悔吉。行也。」

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937052
典拠 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断 下経八 コマ番 22-23」「困 上」
※「勝手意訳につき原文の確認及び文章利用の際は一報を」

『□占 身ヲ高キニ置キ。以テ人ニ目指サレ。様々ノ厄介事多ク。
且ツ世俗ノコトニ纏レテ。困苦スルノ時トス。身ヲ転ジルトキハ。
苦ヲ免レテ吉ナルベシ。又商人ハ。見込違ニテ損スルコトニ係リ
合ヒタルモ。其損失ヲ断念シ。翻然方向ヲ転ズレバ。遂ニ吉
ニ赴クノ占ナリ。』



◇③「問 筮」「枝占」
『【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力 』

『易ならばこの世界の平和を維持するのにどういう処方を提示するか。』

「火水未済 四」

「卦  辞」
「未済。亨。小狐ほとんど済。濡其尾。无攸利。」

「火水未済 四」
主卦「火水未済」(|:|:|:)
変卦「山水蒙 」(|:::|:)

「九四。貞吉。悔亡。震用伐鬼方。三年有賞于大國。」
「象伝曰。貞吉悔亡。志行也。」

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760560
「国会図書館蔵、高島易断増補版 信の章 コマ番85- 」
「九 四解説」
「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」

『「占」才智ありて登用せられ、その職に励むと雖トモ、世人を救うは
容易ならずして、憂慮多かるべし、
然れども天時に従ひ、貞正を守り、功業ありて、賞せらるるの時なり、
--- 略 ---
○役に従ひて大功を遂ぐる意あり、』 


◇④「問 筮」
『【ノーベル賞】
核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者演説禁止条約
採択で尽力 』

『好むと好まざるにかかわらず世界は「坎五」米国型「抑止力拮抗」
を以て平和を保っているのが現実、
チベットウィグルの惨状を鑑みても解るように抑止力を外すと
悲劇が起きかねない、サーロー女史が機縁となった「核兵器禁止条約」
は世界の平和にどの程度寄与するか。』

「風火家人 四」

「卦  辞」
「家人。利女貞。」


「風火家人 四」
主卦「風火家人」(||:|:|)
変卦「天火同人」(||||:|)
「六四、富家。大吉。
「象伝曰。富家。大吉。順在位也。」

◇http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760558 
「国会図書館蔵、高島易断増補版 礼の章 コマ番106- 」
「家人 六四」
※「勝手意訳につき原文の確認と文章利用の際は一報を」

『「占」巽(そん)の陰爻は、所謂(いはゆ)る市に近づけば利三倍を得る
者にして、廉価(れんか)(やすね)の物品を買入れ、大利を得るの時
とす、又家風を守りて奢侈(しゃし)(おごり)に流れず、勉強すれば、
一家和合して、富饒(ふにゃう)を致すべく、
--- 略 ---
○能(よ)く其の家を富ますの象、』

///// 呑象テキストここまで /////


 上記問筮をダイジェストしますと、

◇①「問 筮」「幹占」「核禁止条約関連問筮」
「・・・理想は結構なことだが「サーロー」女史の説くものはどういう
 陰陽になるか。』
「風火家人 二」(||:|:|)(||:|||)

◇②「問 筮」「枝占」
『易ならばこの世界の「核廃絶」のテーマに対してどう答えるか。』
「沢水困 上」(:||:|:)(|||:|:)

◇③「問 筮」「枝占」
『易ならばこの世界の平和を維持するのにどういう処方を提示するか。』
「火水未済 四」(|:|:|:)(|:::|:)

◇④「問 筮」「枝占」
『・・・サーロー女史が機縁となった「核兵器禁止条約」
は世界の平和にどの程度寄与するか。』
「風火家人 四」(||:|:|)(||||:|)


◇◇「総合結論所感を先に述べます。」◇◇

 個別の陰陽解説は横に置いて先に総合的所感を述べてしまいます。

 そもそもこの問筮はサーロー女史の説くものは(画餅では無いか?)
から始まったものですが、今回思わぬ収穫になったようです、


まず『「サーロー」女史の説くものはどういう陰陽になるか。』

「家人 二爻」(||:|:|)(||:|||)

 呑象テキストに曰く、『○専(もっぱ)ら成すに場所なきの象、』と
あり、現実核保有国からは賛同を得られなかったわけです。
(現実的では無い。)

これを象から逆算すると、この家人は確かに名目上人類総てを意味
するが現実には

『あくまで批判の機能する
「民主主義国家」を意味し、家人の批判が機能する国家ならば・・・』

もっと云うと

「条約といった約束を履行する意思のある組織ならば・・・」

という条件がつく、

とすると支那(シナ)や北朝鮮、独裁国家のような「天地否」
国家には無理がある、(概ね大陸の国々はこんな感じですが・・・)
(北朝鮮などは合意したことすら履行せず ・・・)

したがってサーロー女史の説くプランであっては、

『他物(たぶつ)の為に心を動かし、欲念を起こし、又は新たに事業を
企(くわだ)つ可(べか)らざるの時とす、』

『○専(もっぱ)ら成すに場所なきの象、』

となるわけです。


 次の問筮②として、

『易ならばこの世界の「核廃絶」のテーマに対してどう答えるか。』

を易に質したわけですが、

◇②『得卦、困上』(:||:|:)(|||:|:)

この卦は自分の「喘息呼吸困難」の発作時に目にした卦でもあり
ますが、核兵器が爆発し空気が汚染される風景を易が提示したわけ
です。
加えてこの卦は蔓草が巨木に絡まり僅かに自らが絡まった木よりも
高いところに枝葉を伸ばした風景を以て ・・・
これから云えることは、

「上六。困于葛?于??。曰動悔。有悔征吉。」
「象伝曰。困于葛?、未當也。動悔。有悔吉。行也。」

要するに今の世界は北朝鮮の核ミサイル開発を観ても解るように
その開発は一定規模以上の組織にとってそう難しいことでは無いと
いうことであり、また買うことも ・・・

したがって今の核保有国意外の保有は割に合わない等国際社会の
合意をとりつけるベシとなるわけです。

というか「核廃絶というのは実際現実問題既に無理な次元にある」
ということ。
~~~~~~

 ここで冷や汗・・・ ^^)
なので以下の問筮になったわけです。↓ 

◇③『卦卦、未済 四』(|:|:|:)(|:::|:)

『易ならばこの世界の平和を維持するのにどういう処方を提示するか。』


 以前書いたように未済の卦も四爻まで至ったならば水火交わら
なかったものが交わり「ものの役に立つようになってくる。」

故に、

「九四。貞吉。悔亡。震用伐鬼方。三年有賞于大國。」
「象伝曰。貞吉悔亡。志行也。」

この「三年有賞于大國。」というのは今のICANやサーロ女史
そのものでは無いでしょうか、

《【ノーベル賞】核廃絶ICANに平和賞授与 サーローさん被爆者
演説禁止条約採択で尽力 》

しかもそのおかげで《貞吉悔亡。志行也。》となるのだと易は云う、

 これを書きますと
「オイオイお前は冒頭の①の幹占でサーロー女史のプランであっては
支那や北朝鮮、独裁国家といった天地否の
国々には無理がある旨説いていたでは無いか ?!」

というお叱りを受けるかとおもいますが、今回「核禁止条約」を
理解ある世界各国が採択したことによって「未済四爻」の次元に
至ったことになるわけです、

それは何かと云うと、核保有国、主には欧米米英「坎」(:|:)民族の
国々になるわけですが、
他の世界各国が条約批准したが故に

「核を開発した者としての責任、核を持つことの責任」として
テロ組織等民意の監視の及ばない国や組織がそれを持ち不法に使う
といったことに彼らの持つ抑止力が働くようになったということで
あり、

それでいて世界の批判の目がそそがれるのであるから彼らも無体
なことは出来ないということになるわけです。
「核禁止条約批准拒否」

 そもそも「坎」(:|:)は制御管理の象でもあり、それが
裏返っての「離」(|:|)たる炎の制御、その制御は今「核」の
炎の制御にまできたということになるわけです。
であるならば、

核戦争による全世界的なリスクよりも、多少羽目を外すかもしれない
が、民意による批判が機能する欧米米英「坎」(:|:)民族の方々に
その制御を抑止力込みで依頼するのが一番いいわけです。

(先に書いたように核廃絶というのは実際現実問題無理な次元にある。)

故に「サーロー女史そのもののプラン」は現実やれないわけですが
この世界各国をまきこんだ「核禁止条約批准」といったことが実行
されたおかげで、

「志行也。」(その志は行われるようになる)ということでは無い
でしょうか。

以前書いたように米国などは何重にも入れたセーフティが機能して
水爆搭載した爆撃機が墜落しても誤爆させなかった国であります
から ・・・

◇◇ 
 「それでもお前の書くことは矛盾しているでは無いか?」

とマダ思っている方がいるかと思いますが、「サーロー女史のプラン」
は今の核保有国欧米米英「坎」(:|:)民族の方々にもその核を
放棄するよう説くものです。

ですが、先に問筮したように既に核の技術自体は一般的なものに
なったのであり、すでに核廃絶そのものは無理画餅の次元となって
しまったわけです。
(これだと地下に潜ったテロ組織の核に対しての抑止力まで失うことに
なる。)

 それではテロに対する抑止力不在管理制御不能となって
「沢水困 上爻」の世界、核が使用される懸念が出てくるということ。
この違い解ってもらえたでしょうか。

故に、

◇④「問 筮」「枝占」
『・・・サーロー女史が機縁となった「核兵器禁止条約」
は世界の平和にどの程度寄与するか。』
「風火家人 四」(||:|:|)(||||:|)
「六四、富家。大吉。
「象伝曰。富家。大吉。順在位也。」

が成り立つわけです。
北朝鮮正恩氏がやっているような風景では無く、地道に世界相手に
貿易してみんなが利益を取る世界が理想なのであり、・・・。


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