2012年2月2日木曜日

metujin ekikyou 日誌  「IPE報告:2週間以内に巨大地震がメキシコ―米国太平洋沿岸  国境地帯を襲う可能性があると警報を鳴らした。」 「これに対しての易の見解はどうか」

metujin  ekikyou  日誌 
「IPE報告:2週間以内に巨大地震がメキシコ―米国太平洋沿岸
国境地帯を襲う可能性があると警報を鳴らした。」
「これに対しての易の見解はどうか」

「雷沢帰妹 五」

http://www.epochtimes.jp/jp/2012/01/html/d50678.html

IPE報告:メキシコ-米国太平洋沿岸の巨大地震を予測
【大紀元日本1月31日】モスクワ地球物理学シュミット研究所(IPE)は
先日、メキシコと米国の太平洋沿岸地域にわたる地域での大地震発生を
予測する報告書を発表した。

報告書では、21日にメキシコのチアパス地域を襲ったM6.2の
地震が、少なくともM7.5からM8.3の巨大地震の先駆者であると
警告し、2週間以内に巨大地震がメキシコ―米国太平洋沿岸国境地帯を
襲う可能性があると警報を鳴らした。

IPE報告によると、21日の地震より3日前、18日にメキシコの
バハカリフォルニア半島をM4.1の地震が襲った際、通常の地震と
異なる極度の大気温度の変化が観測された。この極端な、つまり急激な
気温上昇は、地震活動の正確な予兆であることは東日本大震災でも立証
されている。3月11日の3日前に電離層の電子数が最大に達し、
地震の震央上空での劇的な増加が観測されたという。

18日の地震への懸念は、21日のチアパス地震で裏付けられた。
そして、IPEはこのチアパス地震はさらなる巨大地震の先駆けであると
の見解を示した。

NASAの人工衛星TerraのMODISデータを分析し、この結論に至ったと
IPEは伝える。

バハカリフォルニア半島にあるラグナサラダ断層が震源となって、
2010年4月4日、メキシコ北部からアメリカの南カリフォルニア
にかけてM7.2の大地震が襲った。この地震は同地域で潜在していた
破滅的な地震や火山噴火発生の可能性を「呼び起こす結果となった」
ともIPE報告は記述している。

(翻訳編集・市村) (12/01/31 10:06)

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公的なところから出てきたものでしょうから
この予報の見解と「易」の見解が一致するかどうか
聞いてみたいと思います。
二週間以内となると二月も中頃でしょうから心配な事です。

「占題」
「IPE報告:2週間以内に巨大地震がメキシコ―米国太平洋
沿岸国境地帯を襲う可能性があると警報を鳴らした。」

「これに対しての易の見解はどうか」

「雷沢帰妹 五」
主卦「雷沢帰妹」(::|:||)
変卦「兌為沢 」(:||:||)

「卦  辞」
「帰妹。往凶。无攸利。」
「帰妹(きまい)は、征けば凶なり。利ろしきところなし。」
「彖に曰く、帰妹は、天地の大義なり。天地交わらざれば万物興らず。
帰妹は、人の終始なり。
説びてもって動く。帰(とつ)ぐ所のものは妹(まい)なり。
征けば凶なりとは、位当たらざればなり。利(よ)ろしきところなしとは、
柔剛に乗ればなり。」

「象に曰く、沢上に雷あるは帰妹なり。君子もって終わりを永くし
敝(やぶ)るるを知る。」
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「雷沢帰妹 五」
「五爻   爻辞   帝乙帰妹。其君之袂。不如其てい袂良。」
月幾望。吉。」
「帝乙(ていいつ)妹を帰(とつ)がしむ。その君の袂(たもと)は、
そのていの袂の良きにしかず。月望(ぼう)に幾(ちか)し。吉なり。」
「象に曰く、帝乙妹を帰がしむ、そのていの袂の良きにしかずとは、
その位中に在り、貴きをもって行けばなり。」
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----変卦「兌為沢」---

「卦  辞」
「兌。亨。利貞。」
「兌(だ)は、亨る。貞しきに利(よ)ろし。」
「彖に曰く、兌は説(えつ)なり。剛中にして柔外なり。説びてもって
貞なるに利(よ)ろし。
是をもって天に順(したが)い人に応ずるなり。説びてもって民に先だつ
時は、民その労を忘れ、説びてもって難を犯すときは、民その死を忘る。
説(えつ)の大いなる、民勧(すす)むかな。」
「象に曰く、麗沢は兌なり。君子もって朋友講習す。」

「兌為沢 五」
「五爻   爻辞   孚于剥。有厲。」
「剥に孚あり。厲(あや)うきことあり。 」
「象に曰く、剥に孚ありとは、位正(まさ)に当たればなり。」
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「岩波文庫 易経」より  以降引用は同左
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「雷沢帰妹 五」
主卦「雷沢帰妹」(::|:||)
変卦「兌為沢 」(:||:||)
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これに裏事情を尋ねると
「風山漸 五」
主卦「風山漸 」(||:|::)
変卦「艮為山 」(|::|::)
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「艮為山」(|::|::)を通常のビルに見做すと下の階は変わらない
が上の方の階が「震」「巽」で動いて揺れる象になっているよう
です。

本占「兌為沢」には三爻~上爻にかけて「大過」の約象が見えます
ので仮にこれを六階建てのビルと見做すなら、三階~屋上にかけて
揺れが激しい、そんな感じになります。
「兌」は口の象であり加工された金属の象でありますから
これの意味としては上下水道 ガスその他の生活インフラ、また
鉄骨の象にもなるわけです。

「易」が指さした五爻は本来「陽位」であるべき場所なのですが、
これが主卦において「陰」( : )となって折れてしまっています
のでそういったところで生活インフラが破壊される象に
なるのではないでしょうか。

「帰妹」卦は三爻を軸に「位」の当たらない「離」(|:|)の険難
がありますのでこれの意味するところとして考えられるのは
火事であるとか怪我人であるとかそういった象になるようです。

-----どちらにしろ災害への備えを怠らないように------

「兌為沢 五」
「五爻   爻辞   孚于剥。有厲。」
「剥に孚あり。厲(あや)うきことあり。 」
「象に曰く、剥に孚ありとは、位正(まさ)に当たればなり。」
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本占の「辞」とこの「辞」をもって云えるのは確かに「IPE報告」
が出してくれた警報と云うのは価値のあるものですが、

「・・位正(まさ)に当たればなり。」
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「易」的に観てあるのは「余震」の方だと思われます。
余震とは云え、五爻は本来ド本命の「位」でありますから、「辞」が
よくても用心するに越した事はないのではないでしょうか。
五爻 上爻は頭部 顔面の位置でもありますので、そういったところ
を怪我しないよう事前準備を怠らないようお願いします。

「帰妹」卦は「位」当たらずを象するものですが、警報警告の意味と
しては大きめの警報を出しておいて用心を促す意味においては
「易」の考え方と似たところがあるようですので
良い仕事をされたものと思われます。


「雷沢帰妹 五」
「五爻   爻辞   帝乙帰妹。其君之袂。不如其てい袂良。」
月幾望。吉。」
「帝乙(ていいつ)妹を帰(とつ)がしむ。その君の袂(たもと)は、
そのていの袂の良きにしかず。月望(ぼう)に幾(ちか)し。吉なり。」
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東日本大震災のように「坤」(:::)の更地が目立つ象では
ありませんので大枠においては大きな被害はないものとおもわれますが
余震ですので 「・・月望(ぼう)に幾(ちか)し。」
ぼちぼち来そうだなと云う感じではないでしょうか。

あと変卦にある「兌為沢」(:||:||)は野次馬の象でもある
ようですので、災害現場に野次馬で出向いたりすると

「帰妹。往凶。无攸利。」
「帰妹(きまい)は、征けば凶なり。利ろしきところなし。」
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と云う事で消防等の防災活動の妨げにならないようにされるのが
良いのではないでしょうか。


-----避難経路は常にチェックを成り行き任せは二次災害に------

「天火同人 二」
主卦「天火同人」(||||:|)
変卦「乾為天 」(||||||)
「二爻   爻辞    同人于宗。吝。」
「人に同じうするに宗においてす。吝なり。」
「象に曰く、人に同じうするに宗においてするは、吝道なり。」
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内卦にある「離」は眼の象でもありますが、これが変卦にいくと
「乾為天」硬直した瞼がその眼を塞ぐ象になっています。 ^^)
崩れた建屋とかそんな感じではないでしょうかね、

なので成り行きでみんなと一緒に逃げればいいや、という考えは
甘い考えになるようですので、避難路と云うのは常日頃チェック
する癖をつけておくのが良いかと思われます。


-----余震が去っても当局に安全を確認して貰うまでは
普通の生活に戻るのは待った方が -------------------

「風水渙 上」
主卦「風水渙 」(||::|:)
変卦「坎為水 」(:|::|:)
「上爻  爻辞  渙其血。去逖出。无咎。」
「その血を渙(ち)らし、去りて逖(とお)くに出づ。咎なし。 」
「象に曰く、その血を渙らすとは、害に遠ざかるなり。 」
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この象から云えるのは時間をおいてから崩落したりして生き埋めの
危険性と内情「頤」卦ですので水道管、ガス管に亀裂が入ったり
しての衛生上や火事等の二次災害の危険性を云うようです。

なので普通の生活に直ぐ戻ったりせずに様子を伺う姿勢でその
身の安全、家族の安全を図っていただければと思います。

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