2012年5月6日日曜日

metujin ekikyou 日誌 『衛藤・衆院副議長「二院制立ち遅れている」』 「天沢履 五」




metujin  ekikyou  日誌
『衛藤・衆院副議長「二院制立ち遅れている」』
『一院制にした場合は一度政権をとってしまえばその後の歯止めが
無くなる。
むしろ、有権者との約束を反故にした場合のチェック体制を新たに
作る必要性があるかと思うが「易」の考えは如何に 』

「天沢履 五」

---記事引用----
http://www.asahi.com/politics/update/0503/TKY201205030274.html
衛藤・衆院副議長「二院制立ち遅れている」
衛藤征士郎衆院副議長は3日、東京都内での街頭演説で
「日本は全く同じ権限を持つ二院制で、立ち遅れている」と述べ、
一院制の必要性を強調した。国会の行司役として中立を求められる
副議長が、院のあり方に言及するのは異例だ。

-----略---
==========================================================

----前段----

前回維新の会の「船中八策」策定課程での参院廃止をどうなんだろうと
易に尋ねた事があります。

-------自ブログ引用-----

012年02月11日09:40
metujin ekikyou 日誌 「参院廃止」項目も検討 維新の衆院選公約策定」 「山地剥 初」


metujin  ekikyou  日誌
「参院廃止」項目も検討 維新の衆院選公約策定」
「この案の評価は如何に」

「山地剥 初」

----略-----

「山地剥 初」
主卦「山地剥 」(|:::::)
変卦「山雷頤 」(|::::|)
--------------------------------

変卦である「頤」卦に少し手を加えてみましょう。^^)

(|:: ◎ ::|) 何じゃこりゃと思われるかもしれませんが
これは車のステアリング、ハンドルの象になります。
教習所で習いませんでしたか、ハンドルは両手でしっかりもって運転
しましょう。

それが「剥」卦においては(|:: ◎ :::)
片ハンドル。 常に片手運転と云う事になる。
----略----
=====================================================
一応「辞」としては

「山地剥 初」
「初爻  爻辞   剥牀以足。蔑貞凶。」
「牀(しょう)を剥するに足を以てす。貞を蔑(ほろ)ぼす。凶なり。」
「象に曰く、牀を剥するに足を以てすとは、もって下を滅ぼすなり。」
---------------------------------------------------------------

飛行機(セスナ)のハンドルがこんな感じじゃなかったでしたっけ ?
で、「易」が云うには「・・もって下を滅ぼすなり。」
そのうち操縦を誤って ・・ 内卦「震」(::|)の働く方々が
剥落するようになる。
(野田氏の演説から表現を借りるなら働きアリの方々・・)

このブログは「維新の会」を持ち上げているようでいて、そうではない
ですね、駄目なものは駄目と云う風にあくまで「易」を芯にした
書き込みをしてきています。

一院制だとか二院制だとかの本質は票を入れた時点での公約が実行
されるのか否かにかかっているのではないでしょうか。
昨今騒がれる「消費税」についてかつての野田氏、首相になる前の野田氏
に語っていただきますと。

----- 野田氏街頭演説 ----

http://www.youtube.com/watch?v=lcRDdmNTDvg&feature=related
野田総理 特大ブーメラン直撃動画
-----------------

マニュフェストイギリスではじまりました、
ルールがあるんです、
書いてあることは命がけで実行する。
書いてないことはやらないんです。
それがルールです。

書いてないことを平気でやる、
これっておかしいとおもいませんか。
書いてあったことは四年間何もやらないで、書いてないことは
平気でやる。
それはマニュフェストを語る資格がないというふうにぜひ
みなさん
思っていただきたいと思います。
----中略---

それなのにシロアリ退治しないで今度は消費税引き上げるんですか。?
消費税の税収が二十兆円になったらまたシロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは
そこなんです。
---略----

===============================================================

個人的に思うのは政策なんだからそれは社会情勢の変化によって
変わる事も仕方が無い面があるかもしれませんが、マニュフェストと
称した公約が殆ど実行されず、他の政策を熱心にやられた場合は
歯止めが無くなってしまう事にある、
かつての野田氏が熱心に説いていた事がまさに当てはまる。

《 ルールがあるんです、
書いてあることは命がけで実行する。
書いてないことはやらないんです。
それがルールです。》
-------------------------

ルールがあると云う風に
してからでないと単に一院制だとか二院制がだとかが問題なのではない。
選挙の時だけ口約束をして権力を得てしまったならそれを実行せず
票を投じてくれた方々との約束の多くを反故にした場合どうするのか ?
そういった面も議論していただきたいと思います。

これは単に両院制にしておのおのチェックするだけの話ではなしに
有権者との約束を多く反故にした場合のチェック体制も必要となって
くるのではないでしょうか。

現状の、いったい何処の国の政府なのか ? 
何故に国内企業と雇用対策、をスルーして資金を特定の外国にばかり
流したりするのか ?
といった批判にも繋がってきますからね。
また流された方にしても反動がやってきますからね、長い目でみるなら
こういうのは決してありがたい事ではない。
真に支援が必要になった時にどうもならなくなる。

----問占---

「占題」
『衛藤・衆院副議長「二院制立ち遅れている」』
『一院制にした場合は一度政権をとってしまえばその後の歯止めが
無くなる。
むしろ、有権者との約束を反故にした場合のチェック体制を新たに
作る必要性があるかと思うが「易」の考えは如何に 』


「天沢履 五」
主卦「天沢履 」(|||:||)
変卦「火沢けい」(|:|:||)
------------------------------

「卦  辞」
「履虎尾。不咥人。亨。 」
「虎の尾を履むも、人を咥(くら)わず。亨る。」
「彖に曰く、履は、柔にして剛を履むなり。説(よろこ)びて乾に応ず。
ここをもって 虎の尾を履むも人を咥わず、亨るなり。剛中正にして、
帝位を履みて 疚(やま)しからず、光明あるなり。 」

「象に曰く、上、天にして下、沢なるは、履なり。君子もって上下を
弁(わか)ち、民の志を定む。 」
--------------------------------------------------

「天沢履 五」
主卦「天沢履 」(|||:||)
変卦「火沢けい」(|:|:||)
「天沢履 五」
「五爻  爻辞   夬履。貞厲。」
「夬(さだ)めて履む。貞なれども厲(あや)うし。」
「象に曰く、夬(さだ)めて履む、貞なれども厲(あや)うしとは、
位正しく当たればなり。 」
--------------------------------------------

----変卦「火沢けい」-------

「卦  辞」
「(目癸)。小事吉。 」
「けいは、小事に吉なり。」

「彖に曰く、けいは、火動いて上り、沢動きて下る。二女同居して、
その志は行いを同じくせず。説びて明に麗(つ)き、柔進みて上行し、
中を得て剛に応ず。ここをもって小事に吉なるなり。天地そむけども
その事同じきなり。男女はそむけどもその志通ずるなり。
万物はそむけどもその事類するなり。けいの時用、大いなるかな。」

「象に曰く、上に火あり下に沢あるは、けいなり。君子もって同じく
して異なる。」
--------------------------------------------------

「火沢けい 五」
主卦「火沢けい」(|:|:||)
変卦「天沢履 」(|||:||)
「火沢けい 五」
「五爻  爻辞  悔亡。厥宗噬膚。往何咎。」
「悔亡ぶ。厥の宗(ともがら)膚(はだえ)を噬(か)む。往くも何の咎かあらん。 」
「象に曰く、厥の宗膚を噬むとは、往きて慶びあるなり。 」
------------------------------------------------------

「岩波文庫 易経」より  以降引用は同左
=============================================================

「天沢履 五」
主卦「天沢履 」(|||:||)
変卦「火沢けい」(|:|:||)
------------------------------

----約束した事を「履行」してもらう為の
「履行る」リコール制度を----

これは簡単な象で、外卦を為政者側とするなら、内卦は一般側。
内卦で票を投じた側が「兌」(:||)の批判の口を為政者側に向けて
いますが、現状それを受け付ける法律がなく、「乾」(|||)たる
「官」であるとか、政策をお金で優遇するだとかやる事が
可能である事を意味する。
なのでそれでは仕方ないので選挙で「公約」した事はキチンと「履行」
してもらえるような制度を作りなさいよと「象辞」で
示されたものと思われます。

これは云うまでもないことですが、名古屋の河村市長が市民と一緒に
やったような議会の解散であるとか、国会議員の「リコール制度」、
の象となるようです。
無論首相のような立場の方であってもその範疇。

地方にはあるようですが現状国政には無いようですので、そういう
法律を制定するよりないかと思われます。

これは首相公選制であるとか重要な政策についての「住民投票」制度
とも噛んできますが、「リコール」制度だけは作ってしまわないと
「公約」した事と逆の事を沢山やり続ける事ができてしまう
現状のような事がまかり通るなら
選挙そのものが意味を失ってしまうのではないでしょうか。
これは選挙制度の根幹に関わる事です。 

ですので「公約」して当選したならキチンと「履行」してもら
えるような制度が絶対に要るわけです。
-----------------------------------

「天沢履 五」
「五爻  爻辞   夬履。貞厲。」
「夬(さだ)めて履む。貞なれども厲(あや)うし。」
「象に曰く、夬(さだ)めて履む、貞なれども厲(あや)うしとは、
位正しく当たればなり。 」
--------------------------------------------

五爻君位 為政者が国民の投票によって選ばれるのであれば
国民と約束した事を「夬(さだ)めて履む。・・」姿勢がないといけない
わけであり、その立場と姿勢を維持してもらうためには

「・・貞なれども厲(あや)うし。」

常に有権者との約束を意識した運営をしてもらうような制度にしないと
いけないわけです。
権力が集中する一院制を議論する前にこういった『「履行」する』制度が
絶対に必要になってくるわけですのでまずそこから先に議論
すべきでしょうね。



---以降過去倉庫へ---
2012.09.

0 件のコメント:

コメントを投稿