2012年5月2日水曜日

metujin ekikyouo 日誌 「もんじゅ、電力浪費2万4千世帯分 」 「地水師 三」





metujin  ekikyouo  日誌
「もんじゅ、電力浪費2万4千世帯分 」
『維持するのですら莫大な電力とコストその他の管理が必要な
「もんじゅ」これの今後六年間の災害リスクは如何に」

「地水師 三」


----記事引用---
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012043090135534.html
もんじゅ、電力浪費2万4千世帯分 
2012年4月30日 13時55分

 夏に向けて電力が足りなくなると心配される中、発電もしないのに、
膨大な電力を消費している施設がある。日本原子力研究開発機構の高速
増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)。浪費する電力は年間8550万
キロワット時と、ざっと2万4千世帯分の電力をまかなえる量だ。
---中略---
 関電の見通しでは、今夏のピーク時の電力不足は
毎時153万~570万キロワットにもなる。
 もんじゅが電力を使わなくなれば、もっと融通できる。ただ、関電
の不足分が大きすぎ、全てのヒーターを止めて融通に回しても不足分の
0・2~0・7%をカバーできるだけとの計算結果になった。
 もんじゅは1995年にナトリウム漏れ事故を起こして停止。
2010年5月に運転再開したものの、8月には核燃料の交換装置が
故障して、再び足踏みしている。
 もんじゅは、国策として進められてきた核燃料サイクルの中核的
存在だが、大量の電力浪費が許されるのかどうか。国は、今夏にも
存廃を判断するとみられるが、これ以上の先送りは許されない。
(中日新聞)

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---前段----

もんじゅに関しては昨年丁度今頃

---自ブログ引用(ライブドア側)---

2011年05月14日23:25

占題 
【原発】トラブル続きの「もんじゅ」、福島原発事故で住民不安高まる [11/04/16]
今年放射能漏れに至る事故等はあるか。 ?
【沢風大過 三 之卦 沢水困】
【卦  辞】【大過。棟撓。利有攸往。亨。 】
(たいかはむなぎたわむ。ゆくところあるによろし。とおる。)
【三爻    爻辞    棟橈。凶。】
(むなぎたわむ。きょう。)
2011.04.17 にツイッターに書いたものですが、せっかくなので
もう一度見直してみました、

圧力容器だと思うが傷ついて(現状傷あるようですが )放射能漏れの暗示があります、
ただ原子力建屋からは出る象じゃないのでニュースにはならないかもですね、建屋も
ぼちぼち劣化してます。冷却材はOK、電気設備は大丈夫のようです。大過がちら
つくのでもんじゅの運営は荷が重いかと思われます
(ここまでツイッター書き込み分)
---略---
 【沢水困】の更に互卦裏卦なので主卦の方には姿が見えないし、また体用の吉凶で
いえば「吉」を示しているので仮に事故があったとしても大事には至らない。
おそらくは敷地内で済む可能性が高い。
---略---
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そういえば「もんじゅ」は
原子炉容器内に落ちて取り出せなくなった核燃料交換用の装置の引き抜き
作業が2011.06.24日に回収成功したようですね、
何かとトラブルが続きますが、何事も早めの決断をお願いします。

これもツイッターに書いたものの付け足しではありましたが、
建屋の老朽化と、配管系の過大な負荷を指摘してあります。
これらは他の原発同様 接続部のリスクであるとか、ある意味共通する
と云う事で、ただ冷却材がナトリウムと云うのは他の方々が指摘
するまでもなくあまりにもリスクが大きすぎる。
空気に触れると燃え、水に触れると爆発する。
実際にナトリウム漏れと火災が起きていますしね。
プルトニウムを扱う炉であるからこれも危険極まりない。

今日本で一番懸念事項なのは通常の原発もそうですが、 福一の四号と
この「もんじゅ」ではないでしょうか。
これらに何かあると日本はおろか北半球がヤバイですからね。
しかもこれは運転しなくても莫大なコストが掛かる。

丁度一年が過ぎましたので引き続き「もんじゅ」の今後六年間のリスクを
「易」に尋ねてみたいと思います。

----問占----

「占題」
「もんじゅ、電力浪費2万4千世帯分 」
『維持するのですら莫大な電力とコストその他の管理が必要な
「もんじゅ」これの今後六年間の災害リスクは如何に」

「地水師 三」
主卦「地水師 」(::::|:)
変卦「地風升 」(:::||:)
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「卦  辞」
「師。貞。丈人吉。无咎。」
「師は、貞なり。丈人なれば吉にして咎なし。」

「彖に曰く、師は、衆なり。貞は正なり。よく衆を以(ひき)いて
 正しければ、もって王たるべし。
 剛中にして応じ、険を行いて順なり。ここをもって天下を
 毒(くる)しめて、しかも民これに従う。吉にして又何の咎かあらん。」
「象に曰く、地中に水あるは師なり。君子もって民を容(い)れ
 衆を畜(やしな)う。」
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「彖伝」師とは衆であり、貞とは正である。よく衆を率いて貞正であれば、王者
たり得る。 この卦の卦主たる九二の剛爻は、中位を得て六五の君主
に応じ兵戦という険(坎)の道を行いながら順(坤)の徳を失わない。
このようであれば、たとえ兵戦によって天下をくるしめても、
人民はよろこんでこれに従ってくる。
だから吉であってなんの咎めもあろうはずがない。」


「地水師 三」
「三爻  爻辞  師或輿尸。凶。」
「師あるいは尸(しかばね)を輿(の)す。凶なり。 」
「象に曰く、師あるいは尸(しかばね)を輿すとは、大いに功なきなり。 」
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---変卦「地風升」---

「卦  辞」
「升。元亨。用見大人。勿恤。南征吉。」
「升は、元(おお)いに亨る。もって大人を見る。恤(うれ)うることなかれ。
 南征すれば吉なり。 」

「彖に曰く、柔、時をもって升り。巽にして順、剛中にして応ず。
 ここをもって大いに亨るなり。
 もって大人を見る、恤(うれ)うることなかれとは、慶びあるなり。
 南征すれば吉なりとは志行わるるなり。」

「象に曰く、地中に木を生ずるは、升なり。君子もって徳に順(したが)い、
 小を積みてもって高大なり。」
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「象伝」地(坤)の中に木(巽)が生ずるのが升である。木が地中に生じ
養分を得て成長升進するこの卦象にのっとって、君子も道徳に順って
身を養い、小事を積み重ねて高大に至るように心がける。
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「地風升 三」
「三爻  爻辞  升虚邑。」
「虚邑に升る。」
九三は陽剛居正、升りすすんでもこれを妨げる者はなく、あたかも無人の
村邑に入るようなものである。

「象伝」虚邑に升るというのは、いささかも遅疑する必要のないこと
 である。
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「岩波文庫 易経」より  以降引用は同左
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---易卦解読---

「地水師 三」
主卦「地水師 」(::::|:)
変卦「地風升 」(:::||:)
------------------------------
「地水師 三」
「三爻  爻辞  師或輿尸。凶。」
「師あるいは尸(しかばね)を輿(の)す。凶なり。 」
「象に曰く、師あるいは尸(しかばね)を輿すとは、大いに功なきなり。 」
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やばそうだなとは思ってましたが、これまた酷い「辞」が出ましたね。
でもあれですね、これも真正面から書くと metujin イジメられそう
ですね、

裏事情は「同人」逆目線「大有」卦ですからね。
北の将軍様みたく、高く上昇する大きな花火を欲しがった時期が
あるんでしょうね。
三爻は「中」も外れていれば、内卦が全部理想の「離」(|:|)とは
逆ですからね、仮にそんなものを持ったところで「 扱えない 」

管理担当の外卦には責任の意味での陽爻もなければ、決断の意味での
陽爻も無いですからね、今の日本のシステムでは「 扱えない 」
そういう事のようです。

これは「師」たる災害管理リスク・マネジメントにおいてもそういう
ことでありますので、この象は福一災害に絡んでずっと「易」に
尋ねてきたところの原発災害の要因。その
大本である、誰も責任を取らない、責任の所在が不明、決断できない。
「船頭多くして船山に登る」象でもあるわけです。

仮に「官」の方々の「火天大有」の為であるにしても、こういった
危険なものを持つことは絶対駄目です。
これは断言しておきます。
これは「政」「官」の方々の末永い利益の為に書いていることであります
ので誤解の無いようお願いします。

 「師あるいは尸(しかばね)を輿(の)す。凶なり。 」
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この「辞」は政治家にとるならこういったものを推進されてきた方々
が議席を失うという暗示になるようです。
「師」と云うのは東日本大震災、副一原発災害そのままの象でも
ありますからね。
これまでのようなやり方では有権者を納得させるのは厳しいようです。
理不尽な電力料金値上げその他も絡んで有権者の多くがこの「師」
「訟」の状態にある。
それをよくよく勘案して政治を志す方々は戦略を練っていただきたい
とおもいます。

-----「師」卦の逆目線は「比」卦である----

「比」卦の裏事情は「大有」卦でありますので、「民」の心配事を
いくらかでも安んずる政策を掲げる方々が当然有利になるようです。
だいいち、福一四号炉にしても、「もんじゅ」にしても、下手したら
日本人全部が難民になりかねない。
それだけのリスク案件です。他の国まで汚してしまっていったい何処が
日本人を受け入れてくれますか。 ?
こんなのは経済合理性以前の問題です。

「・・大いに功なきなり。 」
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云うまでもない事ですが、「もんじゅ」はどの立場の方にもリスクだけ
大きくて大きな成果は望めないようですのでそういう観点からも
早めの決断をされるのが良いのではないでしょうか。


----リスク期間----

警戒は常時必要ですが、
三爻ですので三年後といいたいところですが、来年からリスク期間と
した方がよいかと思われます。
いずれにせよ、このブログが間違って存続していたなら、来年また
「易」に尋ねて観る必要があるかもしれませんね。^^)
「剥」の象は廃炉の意味もあるかと思われますので期待したいところ
でありますが、

いい意味での「剥」にするのか、悪い意味での国土を汚す「山地剥」
にしてしまうのかそれを選択するのは「政治」の仕事ですので
政治家の方々が真に国土を大事に思うなら賢明な選択をされる
よう有権者の方々もその意思表示をしっかりやっていただきたいと
思います。

-------危険な炉を廃止するのに遅疑する必要は-----

「地風升 三」
「三爻  爻辞  升虚邑。」
「虚邑に升る。」
九三は陽剛居正、升りすすんでもこれを妨げる者はなく、あたかも無人の
村邑に入るようなものである。

「象伝」虚邑に升るというのは、いささかも遅疑する必要のないこと
 である。
--------------------------------------------------

 これはそういった決断が出来る方を選択する、
 そういう事かと思われます。


----「もんじゅ」はお漏らしイコール火事----

「雷山小過 三」
主卦「雷山小過」(::||::)
変卦「雷地豫 」(::|:::)
------------------------------
「三爻  爻辞   弗過防之。從或壯之。凶。」
「過ぎてこれを防がざれば、従いてあるいはこれをそこなう。凶なり。」
「象に曰く、従いて或いはこれをそこなうとは、凶なること如何せん。」
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リスク要因として
 これは原発ではお馴染みの配管と配管の継ぎ目のようなところ
そんな感じの象になるようです。
いずれにせよ、何かあってから、寿命が来たら交換だとかそういう
考えでは原発のようなプラントは動かせませんので、早め早めの交換
メンテナンスを心がけていただきたいと思います。
政策に関わる方々全て、自分達の立場がかかっている事を忘れないよう
にしていただきたいと思います。


------指揮命令系の見直しと防備、防御システムをしっかりと----

「坎為水 上」
主卦「坎為水 」(:|::|:)
変卦「風水渙 」(||::|:)
------------------------------
「坎為水 上」
「上爻  爻辞  係用徽ぼく。寘于叢棘。三歳不得。凶。」
「係(つな)ぐに徽ぼく(きぼく)を用い、叢棘(そうきょく)に寘(お)く。
 三歳まで得ず。凶なり。 」
「象に曰く、上六は道を失う。凶なること三歳なるなり。 」
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  ※ 「徽ぼく」 徽は三筋・(ぼく)は二筋を寄り合わせた縄のこと。
   「叢棘」はいばらの草むらで廻りを囲んだ牢獄。
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本田 済氏の「易」の解説によると 「・陰柔の身でもって険の卦の
極点におる。坎(あな)に陥る程度の甚だしいものである。・」
とあります。
この意味としては最高指揮者の方の有事における「決断」の問題が
挙げられるのではないでしょうか。

私的所感を述べさせていただくと、外卦の「坎」は全体で
「位」のあたる「坎」であり、これは陰の位置に陰でありますので
変卦の「巽」の意味と合わせ、これは○益であるとか
○○的利益の為に本来国家的見地から柔軟に決断を下すべきところを
それを曲げて判断する象であると読めます。
最初の方で少し触れてありますが、

「・・大いに功なきなり。 」
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リスクと経費、電力ばかり食って先にも「功」の見えないものに
いつまでもこだわる事は無いですからね、「見切り千両」
ともいいますので
早めの決断をされるのが良いものではないでしょうか。

それと「坎」は険難 穴の意味でもありますが、同時に険阻の意味も
ありこれは昔だったら戦争において意図的に作る 城壁、溝地、そういった
「師」や戦に備える防備の為の「険阻」を意味したりもします。
象から言うなら「ナトリウム」冷却材の管路への防備であるとか
以前のような漏洩事故に対処できるような防御システムをしっかり
するようにと云うアドバイスでもあるわけです。

『後一点この象としては災害を隠さない事。』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85
《1995年12月8日に発生したもんじゅのナトリウム漏洩火災事故において、
事故現場の様子を撮影したビデオの一部を隠したことが発覚し、
マスコミに追及された。・》

 以前解説した事がありますが、森ビルが回転ドアの教訓から
取り入れて効果を上げている「ハインリッヒの法則」統計を利用し、
災害は当然の事事故に至らないヒヤリハットまで全てを報告させて
一定の数に達したら防災カウンターを当てるやり方が一番よいわけです。

隠したり隠蔽したりしたのでは、統計のとりようがないし、そうしないと
出てくるとき
は極大事故で隠せなくなったものばかりと云う事になる。
それでは毎度同じような災害を繰り返す事になりますのでね、それは
止めましょうと云う事で。

これらをしっかり踏まえないと、

「叢棘」はいばらの草むらで廻りを囲んだ牢獄。
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少しの間美味しくないご飯を食べる事になりかねませんよと教えてくれて
いるものと思われます。
 metujin  なら平気かもしれませんが、やはり雲上人の方々にはきつい
かもしれませんのでね。^^)

なんでこれを書くかと云うとこの象はこれまでがっちり守られてきたもの
がやはり責任をとってもらう方向に政治的に変わってくるようだ
からです。

なので関係者の方々は考慮の程。


---天下り等あまり目立つ行為は程々に-----

「雷水解 三」
主卦「雷水解 」(::|:|:)
変卦「雷風恒 」(::|||:)
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「三爻   爻辞   負且乘。致寇至。貞吝。」
「負い且つ乗り、寇(あだ)の至るを致す。貞しくとも吝なり。 」
「象に曰く、負い且つ乗るとは、また醜(は)ずべきなり。
 我より戎(じゅう)を致す、又誰をか咎めん。」
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 「六三は陰柔不正、不徳の小人が荷物を背負いながら分不相応な貴人の
 車に乗り、不当の栄誉を貪ろうとして、終に強盗から襲われるような
 事態を招く、いかに貞正を守るつもりでいても吝である。」
「象伝」
「負い且つ乗るというのは、しょせん恥ずべき行為である。我みずからの
 至らぬせいで、兵寇を招くのだから、また誰を咎めることが
 できようか。」
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  イジメられる元ですので metujin  としてはあまり書きたくないのですが
「易」の「象辞」を利用させていただいているからには「易」には
逆らえないので、書きます。 ^^)
これはこれまで批判のあったような利権構造ですかね、そういったものへ
の「辞」となるようです。
真面目な話日本人全部難民になりかねない危険なものを扱うからには
せめて三爻ではなく、「中」を得た形で出て欲しいですね。
今回は三爻多いです、張り付いたように三爻が出てます。 ^^)

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