2013年2月19日火曜日

◇ metujin ekikyou 日誌  《苫米地(とまべち)英人が語る政策、 反TPPと反消費税増税 1-3  プラス街頭演説より》 TPP「元占」「水雷屯 二」見直し。



◇ metujin  ekikyou  日誌 
《苫米地(とまべち)英人が語る政策、 反TPPと反消費税増税 1-3
 プラス街頭演説より》
TPP「元占」「水雷屯 二」見直し。



---◇ 「動画引用」 


https://www.youtube.com/watch?v=OafKfj5OX2Q
《苫米地(とまべち)英人が語る政策、 反TPPと反消費税増税?1》

《公開日: 2012/12/03
『日本買収計画』の刊行を記念して苫米地英人が政策を語ります。
音声バージョンでは各論点についてさらに詳しく語っていますので、
そちらもどうぞ視聴-ください。》


---□文字起こし 
5.52
「もしもTPPが導入されそして関税が撤廃された場合、
北海道経済は農業だけで二兆一千億円が失われる、いう数字が出ています。」

6.05
「単純にいうと北海道のGDPの数分の一が無くなるということです、」

6.12
「その他の関連産業だけで一兆円の被害が出るっている数字が出ています。」


https://www.youtube.com/watch?v=0osUJCDOVBk
《苫米地(とまべち)英人が語る政策、 反TPPと反消費税増税?2》

---□文字起こし

1.42
「 議会の公聴会ではっきりと明言されているのはTPPの本丸はまず
日本の金融資産千五百兆円これ日本国民のですよ、
金融資産千五百兆円つまり金融サービスの完全民営化と外資化、そして
もちろん郵貯も含むですよ、その上で更に医療や公共サービスそういった
ものの民営化と
外資化、といったことがはっきりと言われています。」

4.10
「.そしてその高い医療保険を払えていない人が、アメリカで言うと
人口の約十五% 五千万いるというのが実際のファクトです。
その五千万の人達は病院行くと保険はありますか? と質問される。
そして保険が無いとわかると入院させてもらえない。

もしくは医薬品で云うと例えば、自分が何故か風邪引いたりなんだりして
そしてインフルエンザなったりして、最寄りの病院に行くお医者さん
に行くそこで、処方してもらう、もちろん病院にも併設のそういった
ドラッグストアあるだろうし、最寄りのドラッグストアにもある、

そういったとこで買ったものは保険の対象にならない、買うのは自由だけど
保険の対象にはならない、
なぜかというと、アマゾン式みたいな感じ、アメリカの何箇所かに流通
センターのある巨大な、製薬流通会社からメールオーダーで
買った安い
薬しか保険の対象にならない、ということは二、三日後にやってくる、
今頭が痛いのに保険 もしも、今頭痛いの直したかったら
保険の利かない高い薬買って下さい。保険のきく薬だったら二、三日後
これ実際おきている話です。 ・・」

8.02 
「 それは世の中には民営化してはいけないものが沢山ある、」


8.24
「そんなレベルでは済まされないような警察まで含むサービスまでも完全な
民営化して外資化していこうと云うのがTPPの本丸である、
それだからトロイの木馬なんです、まずは都市型投票者たちが政権の中の
主要なマジョリティをとっていくわけだから、彼らに甘いこといって
これは北海道とか四国とかそういうとこの農業が潰れるだけで、
それはアメリカから代りに安いもののいいものが入ってくるんで、
ホントにいいものか別として遺伝子組み換え食品が入ってくるわけだけど、
が入ってくる論理で、通しておいて、実際は都市型生活者の生活を根こそぎ
外資化して持っていくというのがTPPのカラクリだと理解して下さい。

そう理解すると消費税増税が、今されている事が理解されるわけだ。 」


http://www.youtube.com/watch?v=7At7Vidd1k8
苫米地(とまべち)英人が語る政策、 反TPPと反消費税増税?3  

---□文字起こし

0.00 
「どんな経済の基本的理論を読んでみても、デフレ不況中に増税するって
ことは有り得ないことなわけだ、
どんだけ経済オンチの野田さんを含む民主党政権としても、本当に
そこまで無知なはずがないわけ、おそらく確信犯でやっている、もしくは
やることを約束させられている。・」

0.45 
「その後ろにこの巨大なアメリカヨーロッパの金融資本主義的な新自由主義
日本の金融資産を根こそぎ持っていくだけではなく、得に
日本の老人が狙われている。・・」

1.08 
「 例えば医療サービスでもっていく、福祉サービスでもっていく
そうやって千五百兆円を根こそぎ持っていくような絵が最初から書かれて
いる。・・」

6.28
「 工業を製造業を捨てた国は潰れます、でそれを実際やってきちゃった
国がアメリカで、でそれをもう一回理解したのでもう一回アメリカの中に
製造業を創りあげていく、・・」

---◇「苫米地氏 街頭演説」

http://www.youtube.com/watch?v=gaonN-cy6q0
2012年12月13日の苫米地英人街頭演説:小樽駅前(1)

http://www.youtube.com/watch?v=jPdy6DTNhwA
2012年12月13日の苫米地英人街頭演説:小樽駅前(2)


**********************


---◇ 前段 

「苫米地博士」の見解は以前にも国会付き、政治家付きの「官僚」の
方々を配置するといった意見で「易」との整合が見られましたので
引用させて貰った事があります。

 ---◇自ブログ引用 
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2012/08/metujin-ekikyou_31.html
 ---中略---
 http://www.youtube.com/watch?v=babo308lkXk&feature=relmfu
 《4/7「天才会議」水道橋博士×宮崎哲弥×宮台真司×苫米地英人》
 《「 国会の下に国会付きの官僚をつけなさい ・・」》


今回の
 これらの動画もユーチューブをウロウロしてて偶然見つけたものですが、

《『日本買収計画』の刊行を記念して苫米地英人が政策を語ります。》

街頭演説と合わせて、実に貴重な話が聞けて感謝の至り。 
何より原文にダイレクトにあたって問題を解説してくれるのは有り難い
ですね。

ということで、これまで metujin  が易に問うて書いてきた「TPP」の
問題点その他かなりマッチングするようですから、
引用させて頂きます。

 metujin  の未熟な「易」は信用できなくとも、博覧強記の天才にして
世界各国にアドバイスしてきた実績のある「苫米地博士」の云う事で
あれば信用される方もいるかもしれませんしね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

□□ 尚農業やそれに付随する遺伝子組み換え作物といった関連のもの、
食事が絡む医療系に関しては「師 三」でありますから、
苫米地氏とは
見解が一致しますが、大本のTPPに対する陰陽といったものは
下記にあるように「水雷屯 二」でありますので、若干の違いがあります、
従いまして、青山繁晴氏の動画を引用した際にも述べましたが、
この「易経ブログ」特定の方の受け売りといった事はありませんので誤解の
無いようお願いします。


---◇ そもそもTPPの元占は「水雷屯 二」

 ---◇自ブログ引用 (裏書庫へ)
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/09/metujin-eikyou.html
 《2011年9月26日月曜日》
 ---中略---
 《「占題」「TPPに参加した場合」
 「日本の国益にどう影響するだろうか?」「水雷屯 二」》


2011年まで遡る事ができるわけですね、この「水雷屯 二」がTPP
に関する一番の「親分占」です。 ^^)
当時は表には書けなくて裏書庫指令があったわけですが。


 ---◇自ブログ引用(過去倉庫へ)
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/10/metujin-ekikyou_23.html
 《2011年10月23日日曜日
 metujin ekikyou 日誌「地水師 三」
 「1戸当たり農地10倍以上に 政府の農業強化基本方針」
 「この方針の易経的評価は如何に」》


 ---◇自ブログ引用(過去倉庫へ)
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/11/metujin-ekikyou_6530.html
 《2011年11月9日水曜日
 metujin  ekikyou  日誌「天火同人 三」「TPP参加」
「経団連加盟グループ」
「TPP加入後六年間の影響は如何に」》


 ---◇自ブログ引用 (過去倉庫へ)
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/11/metujin-ekikyou.html
 《2011年11月3日木曜日
 metujin  ekikyou  日誌 「雷天大壮 五」
 「TPP医療分野」「このままいったらどう変化するだろうか。」》


 ---◇自ブログ引用
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2012/10/metujin-ekikyou_12.html
 《2012年10月12日金曜日
 metujin ekikyou 日誌  「カナダ・メキシコ」TPP正式参加。》


 ---◇自ブログ引用 (過去倉庫へ)
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/11/metujin-ekikyou_16.html
 《2011年11月16日水曜日
 metujin  ekikyou  日誌 「火雷噬ごう 五」「TPP参加問題」
 「カナダ、メキシコ、台湾、これらの国々
 が参加することでどう変わっていくだろうか。」》


◇◇ 朗報なのはNAFTA組みのカナダ、メキシコが加入してくれた事
ですね、これが決まった時は大喜びしたものです、
それで、「過去倉庫」入れたのばかりじゃないか 怒) !  と
叱られるかもしれませんが、一応はツイッター篇を表玄関にして
ありますので、そちらを御覧頂きたい。

 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/21018075.html
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/20377499.html
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/20115761.html
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/18840653.html
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/21076879.html


◇、他にもTPPで検索するとヒットしますが、震災瓦礫の広域処理系
のものが咬んでいるからですね、

毎度書くように、安全基準ってのは暫定で国が決めたりしますが、
これが農産物を買う側からしてみれば、買う基準というのは買う側が
個々に決めるのです。
~~~~~~~~

 今中国の方々が粉ミルク買い占め騒動を各国で起こしていますが、
それを想起するとよい、
近場だけでなく、欧州ですら起こしている。

買うとなったら何処の国の方々であろうとも、品質においては「旅」
では無く、「鼎」を求めるのが道理。


 本来は後の健康被害その他の問題も含め一箇所に集めて厳重に管理
すべきレベルの放射性物質を基準を
緩め敢えて
拡散させるということは拡散させた地域が買う側の基準から外れてくる
と云うことになり、
放射性物質を扱う上での基本的な原則を違えていい結果が出るはずがない
のであるし、フィルター等々特殊設備も必要でしょう、

何も煙突から出てくるのは、放射性物質だけでは無いですからね、
しかも、焼却灰の最終処分と処分場をどうするのかも定かでは無く、
現に持って行き場が無くて問題になっていたりしたわけです。
 
 まして地元の首長方が地元処理、地元に焼却炉建てさせて下さいという
陳情を蹴ってまで遠方輸送しかも処理費は阪神大震災の三倍値段。
これは自分のような者から観ると広域で環境を汚染させ、
何倍も経費を掛けた挙句、TPP加入等々、大競争時代の農業に打撃まで
与えている策です。

TPP参加すると云うことは全て国際基準で計るということであり、
農家も大競争時代に参加しなさいと云うことです、
であるのに何故にそれに逆行するのか、 ?  

 クドイようですが人は、買う側になったら其の目は厳しいもの
になるんですよ。

 宮崎口蹄疫の時も頭から湯気が出てましたが、こういったもの、
にはさすがに「易」から頂いた象辞とも合わせて批判してきたわけです。

 話を戻して
相手は苫米地博士が説明されるように三位一体、税的なものから
全てセットで「トロイの木馬」としてこちらに押し寄せてきているの
でありますから、対応する側もセットで効率よくありたいものです。


◇◇アメリカの医療保険分野に関しては

 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/19758960.html
 《2012/11/55:50》
 《《円道まさみ 著  
 オバマ時代の アメリカ事情--フライドポテトと戦闘機 》によれば
 アメリカと云う国は健康保険が沢山種類があってしかも上限なんかも
 あったりする、簡単に医者にかかったりできない、・・》

 *** 引用ここまで ***

 ◇以前引用させて頂いた円道まさみ氏の指摘と当然の事ながら苫米地氏
の指摘はリンクする。

でありますから、健康保険制度の根幹にまで関わってくる事であり、
アメリカ型の制度を国民が望むのか否か、政治家はよく国民に説明
しなきゃいけないわけです。

苫米地氏の演説と合わせて、非関税障壁と称するTPPの問題を列挙すると。

◇TPPの本丸は日本の一千五百兆の金融資産。
◇政府調達全ての公共工事外資開放( JR含む )
◇この国民皆保険制度を無くす。→アメリカ型へ救急車から降ろされる。
 アメリカの民間保険参入、日本の医療法人買収。

◇軽自動車廃止。
◇ビザなしアジア諸国外国人就労自由化、(安い外国人労働者の自由化)
◇農漁業は言わずもがな。
◇ISD条項、国、地方自治体が海外企業から訴えられ、規制もなにも
骨抜きにできる。 
これは経済活動優先でありますから、下手したら中国のような国になり
かねない。

 こういう問題ありまくりの事は当然ハイそうですか、と簡単に認める
わけにはいかないわけです。


また米国から農産物を・・といってもオガララ帯水層枯渇問題を昔
扱った事があり、対策も書いた事がありますが、
http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/09/metujin-ekikyou_14.html

米国の国益といった事を鑑みても、これ以上は化石水を使った農産物を
外に出すべきではない。
日本の農業を生かしておくことは長期的にみるなら米国の国益にも適う事
です。


---◇「過去倉庫ではなく裏書庫から引用」

 ---◇自ブログ引用  《  》引用カッコ略
 2011年9月26日月曜日
 metujin eikyou 裏書庫日誌

 「占題」「TPPに参加した場合」「日本の国益にどう影響するだろうか?」

 「水雷屯 二」

 ---中略---

 この「屯」卦は難卦として嫌う先生方がいるようですが metujin の
 考え方は違います、

 ---中略---
 ですのでこの卦徳一つみても初めは我慢しなければいけないがその
 先には光明が観える そういう卦徳になり、

 ---中略---

 加入国は沢山あろうだろうという指摘もあるかもしれませんが、対GDP
 比でアメリカ七割日本二割なので実質アメリカと日本の問題。
 でとりあえずこのアメリカさんの「雷火豊」の意味はというとアメリカの
 デフォルトを占った際にも出てきましたが、
 これはアメリカさんが世界中で紛争解決の為の働きをしていますので
 その為に戦費がかさんだ事を表象するようです。

 それで変卦「節」を逆から眺めたところの「風水渙」アメリカとしては
 国庫が空になって失業問題等の内政問題を解決するために財政出動
 しようにも国の金庫にはお金がないのでその問題を解決する為に
 日本の内需が欲しい、
 その悩みを散らしたい「渙」の意図がこれからも伺えるわけです。
 ここまではいろんな反対派のアナリストさん達が述べるところとほぼ
 同じ象となるのではないでしょうか。
 なので今回も「易経」側としては現状をキチンと示してきたという事で
 ちゃっかり仕事している、後は読む側の問題 ^^)

 ---中略---

 *** 引用ここまで ***


◇◇
 今とは随分と芸風が違い、尚且つ読み難いです。 ^^)
因みに辞としては、


「卦  辞」
「屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。」
「屯(ちゅん)は、元(おお)いに亨りて。貞しきに利(よ)ろし。
 往くところあるに用うることなかれ。侯(きみ)を建つるに利(よ)ろし。」

「彖に曰く、屯は剛柔始めて交わりて難生じ、険中に動くなり。
 大いに亨りて貞なるは、雷雨の動満盈(まんえい)すればなり。
 天造草昧(そうまい)、よろしく侯(きみ)を建つべくして
 いまだ寧(やす)からず。」

「象に曰く、雲雷は屯なり。君子もって経綸(けいりん)す。」
------------------------------------------------


「水雷屯 二」
主卦「水雷屯 」(:|:::|)
変卦「水沢節 」(:|::||)
「水雷屯 二」
「二爻  爻辞  屯如。てん如。乗馬斑如。匪寇婚媾。
 女子貞不字。十年乃字。」
「屯如たり、てん如(てんじょ)たり、馬に乗りて班如(はんじょ)たり。
 寇(あだ)するにあらず、婚媾(こんこう)せんとす。女子貞にして
 字(あざな)せず、十年にしてすなわち字す。」

「象に曰く、六二の難は、剛に乗ればなり。十年にしてすなわち
 字すとは、常に反(かえ)るなり。」
----------------------------------------
「象伝」
「六二の難儀は初爻の剛のすぐ上に居ることから生ずる。
十年にしてすなわち字すというのは、本来さもあるべき常態にに
かえることである。」
--------------------
 ※岩波文庫易経より、以降引用は同左。


 当時は二爻、二年後位には保護国なんだからむりくり加入させられる
んじゃないか、ぐらいの事を書いていますが、
これは世間の目線で、「蒙」と「渙」ですからね、無理すれば日本側が
逃げ切る事は可能かとは思いますが今度は貿易、防衛上の
リスクが出てくるようになる。

 ただ、どちらにしろ今のプランのままだと、当然ダメです、


◇◇ 「・往くところあるに用うることなかれ。・」

「本田 齋氏 易」「屯」卦 卦辞解説によれば、

《 生むことには険難 :|: が伴う。難の意味でこの卦を屯と
名付ける。動き ::| がある点で、大いに通る可能性があるが、
前方に険 :|: があるから、正しい態度を固守してゆかねばならない。
軽率に前進することがあってはならない。
筮してこの卦が出たら、大いに通り、正しきによろしいが、急いで進ん
ではならぬという判断になる。》
---------------------------

とある。これはまさにこの通リでは無いかと思われます。
ISD条項だとか、先に列挙したような危険な項目、行政の機能不全
リスク、環境規制より経済活動が優先するような
異常なものは是正して貰わない事には条約を締結するわけにはいかない
わけです。

苫米地氏は変えられないと演説されていたようですが、これは変えてもらう
しかない譲れない線です。
自民党も米は譲らないと云っているようですから、であるならば他の
異常なものも譲れないものは譲れないとはっきりすべきです。

 
苫米地氏が指摘していますが、北海道や地方を捨てて ・・ といった
ことであっては宜しくないし、そもそも食料も医食同源たる食の安全も
安全保障の範疇です。
~~~~~~~~~~

こういう事は正しくなければ条約を締結してはいけない事です、従って、
逆説的ではありますが卦辞にある、

「屯。元亨利貞。」を揃えろと云う事では無いかと思われます、
上手に交渉してこれらの正徳を揃えたなら、今度は「鼎」ドル箱に化ける
可能性の方が高くなる。

《 ・よろしく侯(きみ)を建つべくしていまだ寧(やす)からず。」》

先の「本田 齋氏 易」「彖曰 解説によれば」
《・人事についていえば、屯の時は、世が開けようとして、まだ草創の
無知蒙昧の時。天下なお不安で、起立もまだ立っていない。この時こそ、
君を立てるべき時である、まだ安寧の時と見てはならない。》

とある。


◇◇
政治的リーダーたる「君」とともにこういった苫米地氏や中野先生のような
方々、市井の方々の意見を良く聞き、

「水雷屯 初」
「磐桓(はんかん)たり。貞に居るに利(よ)ろし。侯を建つるに利(よ)ろし。 」

ブレーンの方々の意見を集約するステップを踏んだ上で、

(これはブレーンだけでなく、NAFTA組の国々と連携したり
して、ISD条項のような国家を正しく運営する上で障害のあるような
ものを是正していく努力もその範疇 )


「水雷屯 二」
「二爻  爻辞  屯如。てん如。乗馬斑如。匪寇婚媾。女子貞不字。十年乃字。」
「屯如たり、てん如(てんじょ)たり、馬に乗りて班如(はんじょ)たり。
 寇(あだ)するにあらず、婚媾(こんこう)せんとす。女子貞にして
 字(あざな)せず、十年にしてすなわち字す。」

結婚を条約に置き換えてもいいだろうし、時間がかかっても
《正しい態度を固守》しつつ交渉を進めるといった姿勢が大事ではないで
しょうか。


---◇
「 地方経済を壊滅させるようだと、当然日本の購買力も消滅する事で
 あるから。」
 
「雷水解 初」
主卦「雷水解 」(::|:|:)
変卦「雷沢帰妹」(::|:||)
-------------------------------
「雷水解 初」
「初爻  爻辞  无咎。」
「とがなし。」
----------------------

「象伝」「剛柔(陰陽)の間の正当なる交際は、義理の上からも咎は
 無いのである。」

「初六は柔順居下、九四に応ずる象。患離はじめて解け、陰陽たがいに
助けあうのだから咎はない。」
「象伝」「剛柔(陰陽)の間の正統なる交際は、義理の上からも咎はないの
である。」

□ 苫米地氏が指摘されるように北海道や地方のGDPの多くを消滅させる
ような事態になったら結局今の購買力といった事も維持できなくなる
事です、維持できてこその金融資産です。

彼らは 論理的な方々でありますから、論拠を示して説明する分にはイジメ
ようも無いわけですから、よくよくその理を解いて、腰を低くやんわりと
交渉願いたい。


---◇「アメリカは徹底的に恵まれた国でありますから、」


「坎為水 五」
主卦「坎為水 」(:|::|:)
変卦「地水師 」(::::|:)
---------------------------------
「坎為水 五」
「五爻  爻辞  坎不盈。祇既平、无咎。」
「坎(あな)盈(み)たず。既に平かなるに祇(いた)らば、咎なからん。 」
「象に曰く、坎盈(み)たずとは、中未だ大ならざればなり。 」
------------------------------------------------

「九五は陽剛中正の徳あって君主の尊位に居る。天下の険難を救済すべき
責任があるが、険難いまだ解けず、しばらく持久して時節の到来を
待つべきである。たとえて言えば、水が坎(あな)に溜りながらなお
いっぱいにはならぬ状態、
やがて坎の縁(ふち)と水平になるようになったらば咎なきを得る。」

「象伝」
「坎盈たずというのは、その中徳がまだ光大になっておらぬ
ということである。」


「・・水が坎(あな)に溜りながら・」
つまりシェールガス、シェールオイル等々の新資源の存在がアメリカを
復活させつつあり、今後は輸出も考慮してくれるのだという、
まあ環境等々懸案はありますが、二千メーターも掘ればいいわけですし、
中国といった資源は確認されてても、四千メーター級掘らなきゃ
いけないとか褶曲してて難しいといった事もない。 ありったけ恵まれた
国ですからね、 ^^)


環境技術等々協力を申し出たっていいわけであるし、これがある分には
日本が保持する米国債も紙くずになるような事は無い。
むしろ米国債を担保に開発インフラ整備に協力し、米国の雇用に貢献する
といった策も考える事ができるのでは無いか。

TPPのそもそもの本丸は米国の雇用問題である事を鑑みればそれに
ダイレクトに協力しつつ条件の落とし所を模索する案も考えられる。
ついでに日本がその資源を安く輸入してしまえば一石二鳥。

 今のままなら米国の巨大金融資本にお金が行くだけで結局は
オバマ大統領や議会が意図するところの失業対策といったところには効果が
薄いのではないか、
であるならオバマ大統領や米国議会が本当に意図するところへ絆創膏貼って
あげれば日米双方の利益に適うのではないかと思われる。


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