ここはブログ主の「metujin」が社会問題その他「易」に 尋ねたものを解読する「易卦妄想ブログ」です。 metujin ekikyou 日誌は易卦妄想ブログですので 一切の責任の類は負いかねます、了解の上読んで下さい。 典拠は主に「岩波文庫 易経」を引用させてもらっています、 我流でありもし万が一参考にされる方がいた場合は迷惑をかける 可能性もありますので注意事項にも目を通して貰えればと 思います。注意事項アドレスは以下。 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/04/metujin-ekikyou-metujin.html http://blog.livedoor.jp/metujin/archives/6458861.html http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/06/metujin-ekikyou.html ◇人が欲しがる未来情報の種別、君子用 小人用。
2012年11月16日金曜日
◇『民主大揺れ=執行部、離党にお手上げ」「山地剥 三」』
◇「民主大揺れ=執行部、離党にお手上げ」
□ 昨年8月の得卦
《「山地剥 三」
「震災復興と日本の政治」「新首相によってどう変わっていくだろうか。」》
の見返しと反省。
---記事引用---
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012111501034
民主大揺れ=執行部、離党にお手上げ
報道陣に囲まれ民主党幹事長室を出る山田正彦元農林水産相=
15日午後、国会内
16日の衆院解散を前に、民主党から逃げ出す議員が続出し、
同党は大揺れとなった。世論の厳しい「逆風」を受け、民主党に所属して
衆院選は戦えないと判断しているためだ。執行部は特に慰留せず、
「去る者は追わず」の姿勢を取るしかない状況だ。
「民主党として戦うことはできない」。野田佳彦首相の環太平洋
連携協定(TPP)交渉参加の姿勢に反発する山田正彦元農林水産相
(衆院長崎3区)は15日午後、都内で記者団に離党を明言した。
同日夜は「新党を立ち上げたい」と述べ、同志の糾合を急ぐ考えを強調。
解散後に離党届を提出する考えも示した。
同日は民主党衆院議員の中川治(大阪18区)、富岡芳忠(比例北関東)
、山崎誠(比例南関東)各氏が離党届を提出。長尾敬(大阪14区)、
初鹿明博(東京16区)両氏も離党の意向を固めた。日本維新の会に
合流する小沢鋭仁元環境相(山梨1区)と合わせ離党者は7人。
国民新党(3議席)を含む与党統一会派は事実上238議席となり、
過半数を割り込んだ。
--- 後略 ---
◇民主党を離党する衆院議員
富岡芳忠(比例北関東(1)) →みんなの党
小沢鋭仁(山梨1区(6)) →日本維新の会
山崎 誠(比例南関東(1)) →みどりの風
初鹿明博(東京16区(1)) →?
長尾 敬(大阪14区(1)) →自民党
中川 治(大阪18区(2)) →?
山田正彦(長崎3区(5)) →?
(注)敬称略。かっこ内は選挙区、丸数字は当選回数
(2012/11/15-22:47)
*********************
----◇ 前段 ----
《国民新党(3議席)を含む与党統一会派は事実上238議席となり、
過半数を割り込んだ。》
これは昨年8月野田氏が首相に初めて任命された時のものが
あるので引用してみましょう。
---自ブログ引用 ---
2011年8月29日月曜日
metujin ekikyou 日誌
「山地剥 三」
「震災復興と日本の政治」「新首相によってどう変わっていくだろうか。」
---中略---
「占題」「震災復興と日本の政治」
「新首相によってどう変わっていくだろうか。」
「山地剥 三」
「卦 辞」
「剥。不利有攸往。」
(はくはゆくところあるに利ろしからず。)
「象伝」
剥とは剥ぐの意味である。柔(陰)が進んで剛(陽)を変えてしまう象。
往くところあるに利しからずというのは、小人の勢いが成長している
時だからである。順(坤)にしてこれに止まる(艮)のは、卦の象を
観察しての行動である。 ---略---
「岩波文庫易経」
「剥 三爻」
「 三爻 爻辞 剥之无咎。」
(これをはくすとがなし。)
「これを剥す、咎なしとは、上下を失えばなり。」
--------------------------------------------------------
主卦(|:::::)「山地剥 三爻」
変卦(|::|::)「艮為山」
一つだけ書けないのがあるな、^^)どうしましょ、そんな遠い
未来ではないが 2011.08.29
に関連したものが今のところ書けません。
--------------------------------
とまぁ metujin の寝言は放っといて、本題。
一応今民主党さんが与党なので民主党さんを軸に話をすると
「剥」は一陰五陽 消長卦であり、大衰の卦ですからね、厳しい卦象に
なります。
変卦「艮為山」(|::|::)には国や団体を意味する「艮」(|::)
が二つ仲良く並んでいますが主卦に来るとそれが「坤 地」(:::)
になってしまっている。
「坤 地」(:::)というのは人的卦象に取ると 母であり庶民で
あり使われて働く人です。
政党だとか派閥、政治団体そういった象に当てはめると民主党さんの
派閥のどれかが解消されて民主党さんが一つに纏まるか或いは、
その派閥が民主党さんから飛び出す象になるようです。
はたまた派閥の領袖さんが ・・・・・・
「易経」を引くまでもなく
あちこちから聞こえてくる選挙結果からみても 民主党さんが「剥」
剥落して縮小するのは避けられないのではないでしょうか。
ただし小沢氏を観るまでもなく政党団体がくっついたり離れたりするのは
毎度の事なので、それ自体は別段問題にする程の事ではないように
思われます。
まして政治家というのは落選したならただの人。
なので
「剥 三爻」
三爻 爻辞 剥之无咎。
(これをはくすとがなし。)
---------------------------
目につくところをピックアップしてみると
宮崎口蹄疫から始まって福島原発事故までの工程を眺めるに
国民の目には自分たちの一票がそれこそ自分たちの生き死にに関わる
事である事がはっきり認識されてしまいましたので、
変卦「艮為山」裏卦「兌為沢」「山沢損」から導きだされる卦徳
「雷沢帰妹」の意をとって、政治家としてキチンとしない方 政治家
として「正妻」の任にたえない方は「損」つまりは落選しますよと
いう事になります。
---中略---
ですから再選を狙う方々は官僚さん達と合わせて 常に仕事内容
のアピールを強調する必要性があるのではないでしょうか。
---後略---
**** 引用ここまで ****
ちょこまかと反省しつつ前に進もうと思いますので宜しくの程。
今はこんな感じで引用してますが、
「山地剥 三」
主卦「山地剥 」(|:::::)
変卦「艮為山 」(|::|::)
「山地剥 三」
「三爻 爻辞 剥之无咎。」
「これを剥す。咎なし。 」
「象に曰く、これを剥す、咎なしとは、上下を失えばなり。」
-----------------------------------------------------
※ 引用は岩波文庫易経 より、 以降引用は同左
------------------------------------------------
これは別段卦読みの技術など無くとも、普通に読めますね。 ^^)
逆目線での「地雷復」と「震為雷」
「震為雷」なんかは今の騒乱状況を実に上手く表わしています、
小沢さんのグループが内卦「艮」としては一番大きかったですからね、
そういう方々が党を出た象であり、
それで今回
解散の件もありますが、少数与党となり、「山地剥」(|:::::)
□
書いていいものやらあれですが、これは今見返して見ますに、大きく
別けて「天」系の方々と「旅」系「巽」「震」系の方々に別れるようですね。
となると、
やはりこの国を変えるのは「天」たる方々がいかに変わるかにかかって
いるようです。
----◇ 「旅」をもって「豊」と云う政治は ----
「・上るに宜しからず・」「飛鳥もって凶なり」
「雷山小過 初」
主卦「雷山小過 」(::||::)
変卦「雷火豊 」(::||:|)
「雷山小過 初」
「初爻 爻辞 飛鳥以凶。」
「飛鳥もって凶なり。」
「象に曰く、飛鳥もって凶なりとは、如何ともすべからざるなり。」
--------------------------------------------------
初六は陰柔居下、上に正応の九四があるので、それを目指していちずに
飛び上がろうとする。
象辞にもこれが音を遺す、上るに宜しからずとあるとおり凶である。
「象伝」飛鳥もって凶なりというのは、その凶なることをどうしようも
ないということである。
---------------------
この卦は「大坎」(:|:)国がおおいに凹む象にもなります。
変卦側は「雷火豊」逆目線での「火山旅」これは「天」系の方々だと
「原発」等々に○下りして、管理が甘くなって実際の避難民が発生して
しまいの「旅」の象、
もう一つには「旅人」さん達の支援をうけた「巽」系の方々。
それでもって「豊かさ」を追求するといいますか、志がどっちにしろ
卦外にあって政治の内情に取り組んで「民」の懸案にダイレクトに
格闘するといった事が無いような方々の政治。
どちらの系統の方々にせよ、志が卦外であり、内情はこのブログでは
いつも批判する「山雷頤」(|::::|)と「沢風大過」(:||||:)
の方々と云う事になる。
こういうのは国政を誤り、「官吏」の方々も含め「民」の生活を困窮に
もっていく元でありますので「易」としては
「・上るに宜しからず・」
「象伝」飛鳥もって凶なりというのは、その凶なることをどうしようも
ないということである。
---------------------
と云う事なのでしょう。
◇ 埋められてしまった外堀復活する高い志もまた卦外上爻なのだとの事
「離為火 上」
主卦「離為火 」(|:||:|)
変卦「雷火豊 」(::||:|)
-----------------------------
「離為火 上」
「上爻 爻辞 王用出征。有嘉折首。獲匪其醜、无咎。」
「王もって出征す。嘉きことありて首を折(くじ)く。獲るものその
醜(たぐい)にあらざれば、咎なし。」
「象に曰く、王もって出征すとは、もって邦を正すなり。」
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「象伝」王もって出征すというのは、これによって邦国を正さんが
為である。
-----------
卦外上爻といっても必ずしも悪いわけでは無いそうです。
以前から書いていますが、軸足が外国にあったりして、国家の外堀を
埋めてしまうような政治政策、
元人民解放軍兵士の方を留学生として受け入れて奨学金を渡し、帰化
促進であるとか、短期ビザ免除、キムチ等の検疫免除、
円高放置、経済政策が特定の外国に配慮したものであるとか、・・
諸々沢山あるわけですが、これはかつて徳川家康が政治力をもって大阪城の
外堀内堀を埋めてから大阪城を後略したのと同じ、
現状我が国は外堀が埋まったところまで来ている。
「政 官」の小さな利益の為に国家としての大きな損害を招くような事
であっては困りますからね、
しかもこれは自衛隊、消防、警察等の防犯防災系の官庁が凹む危険性がある。
従って高い志をもってその埋められてしまった外堀を復活させるような
ものもこれまた「上爻」として「易」は示すのだとの事。
---◇ 「女后」の政治資金供給システムこそが国家大難を招いた元 ---
「坎為水 四」
主卦「坎為水 」(:|::|:)
変卦「沢水困 」(:||:|:)
-------------------------------
「坎為水 四」
「四爻 爻辞 樽酒き貳用缶。納約自まど。終无咎。」
「樽酒き弐(そんしゅきじ)、缶(ほとぎ)を用う。約(やく)を
納(い)るるにまどよりす。終に咎なきなり。」
「象に曰く、樽酒き弐とは、剛柔の際(あいだ)なればなり。」
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四爻は議員の位置、ここは本来「陰」であって世間の意見をよく聞く
耳をもって五爻の陽に伝え国政を正しく導かねばなりません、
ここが「陽」として金銭的なもので転び、特定の方々の意見だけを
吸い上げるようになると
「沢水困」と云う陰陽になります。
内卦「民」の暮らしは「坎」として変わりませんが、一旦は政治家の方々
がその位を「正しい」ものに修正してから改革にとりかからねばなり
ません。
「天風女后」の政治資金システムに組み込まれてしまいますと、
結局「沢水困」と云う陰陽から「坎為水」へのピンポンは変わりませんから
真に改革を望む方々は草の根でそういう政治家を支える必要があり
ます。
「女后」は遇うなりでありますので、福一災害のような惨事を繰り返さない
ようこの政治資金の流れから直してしまう必要があると云う事になります。
「女后」の政治資金供給システムこそが国家大難を招いた元なのですね。
ちなみにこれは半官半民といったところだけでなく、不特定多数の方々
を対象に商う方々全般を意味します。
つまり献金もらったところにはもろもろ規制を「オマケ」するような政治
はよくないと云う事です。
---◇ 本来のめでたき「乾坤」へ帰る道へ ----
「乾為天 上」
主卦「乾為天」(||||||)
変卦「沢天夬」(:|||||)
----------------------------
「乾為天 上」
「爻辞 亢龍有悔。」
「亢竜悔あり。 」
-------------------------
「用九」 群竜 首なきを見る。吉なり。
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政治ですから「乾為天」は官僚行政機構の象。
また官僚の方々が政治を取り仕切ってと云う象にもなる。
変卦側は「沢天夬」の決断、決壊の象、裏事情としては「山地剥」
逆目線では先ほどの「天風女后」基本「天」たる方々の商いの象、
「女后」は遇うなりであり、災害災難の象にもなる。
こういった偏った政治をするならば、結局は「民意」といった「地竜」
を呼び覚ます事になる。
ただし、これは本来のめでたき「乾坤」への道となるのでありますから、
早めに「地竜」と「乾竜」は折り合いをつけてこの国難を解消する
方向へ向かっていただきたいと思います。
---◇ 「山地剥」を深くする事の無いように。 ---
「火沢けい 四」
主卦「火沢けい 」(|:|:||)
変卦「山沢損 」(|:::||)
「火沢けい 四」
「四爻 爻辞 そむきて狐。遇元夫交孚。厲无咎。」
「そむきて孤なり。元夫に遇い。こもごも孚(まこと)あり。
厲(あや)うけれども咎なし。 」
「象に曰く、こもごも孚(まこと)あり、咎なしとは、志行わるるなり。 」
----------------------------------------------------
今回は基本「山地剥」の反省でありますので、これは民主党支持者の
方々へも参考になる事を書いてあるつもりになります。
この卦象は約束した事を「損」卦逆目線での「風雷益」自分達の「利益」
の為に手をつけず自他共に「損」じた事を意味します。
なので結局は変卦三爻~上爻にかけての「剥」二爻からなら「頤」
有権者から極度に監視されるといった象になるわけです。
なので、今後は真に国民の苦難を「解」決する政治をしないといけない
わけです。
これまでのようなやり方であってはどっちにしろ「山地剥」が
深くなる事を理解されたい。
~~~~~~~~~~~~
当たり外れの宣伝でもって昨年の占例をもってきているわけでは無く、
その実績を踏まえて真の政治に復帰していただきたいからこういう
風に書いておりますので、ご理解の程。
---◇ 商いと政治の正道「離為火」の為に ---
「離為火 初」
主卦「離為火 」(|:||:|)
変卦「火山旅 」(|:||::)
「離為火 初」
「初爻 爻辞 履錯然。敬之无咎。」
「履(ふ)むこと錯然(さくぜん)たり。これを敬すれば咎なし。 」
「象に曰く、履むこと錯たるの敬は、もって咎を辟くるなり。」
--------------------------------------------
これは両院が「離」の調整機能を取り戻す象でもあり、
裏事情は「坎為水」
これは先程書いたように「坎為水」と「沢水困」のピンポンの剣難を克服
すると云う事であり、その悪しき輪廻を断ち切ると裏返って
「離為火」の象になります。
その為には「旅」と「豊」が作る険難を解消しなければなりません。
この卦象は双方利益を得てニッコリの象でもありますから、商いの正道
ともいえます。
○下りされるのであっても「旅」よりは「鼎」であった方がよい。
初爻たる一般の方々の民意を受けた政治家が作る社会はこうありたい、
であれば「鼎」がドンドン育って税収にも寄与する。
そのためには「離為火」たる公務員改革は避けて通れないと云う事にも
なるわけです。
---◇「泰」のみを追いかけると最後には「・城、隍に復る・」---
「地天泰 上」
主卦「地天泰 」(:::|||)
変卦「山天大畜」(|::|||)
「地天泰 上」
「上爻 爻辞 城復于隍。勿用師。自邑告命。貞吝。」
「城、隍(ほり)に復る。師を用うるなかれ。邑より命を告げんのみ。
貞なれども吝なり。」
「象に曰く、城、隍に復るとは、その命乱るるなり。」
-----------------------------------------
内卦は「乾」でありますので、そういう方々が○下りしてその受け皿の
為に ・・ 「山天」
簡単に説明すると箱物といったところでしょうか、これが地域社会の
継続した発展 税収に寄与する「鼎」であれば問題無いのだが、
「旅」たる○下りの為にただ作れば良いといった事ですと、箱物と云うのは
作るのと同じくらい「経費」もかかる。
となれば経費だけかかってドンドン先細りになるしかなくなり、結局は
その「大蓄」たる国家 自治体の「艮」(|::)の屋根が取れてしまう。
それと毎度書くように
「泰」の為に「否」するのは「民」のみならず、他の「官庁」「自治体」
をも「否」塞させ、「訟」を招き、最後にはその頼りの箱物も撤去される
といった事にもなりますので、「天」たる方々はこの象辞を忘れない
でいただきたいと思います。
これも国家国民が「山地剥」した元凶の一つです。
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