ここはブログ主の「metujin」が社会問題その他「易」に 尋ねたものを解読する「易卦妄想ブログ」です。 metujin ekikyou 日誌は易卦妄想ブログですので 一切の責任の類は負いかねます、了解の上読んで下さい。 典拠は主に「岩波文庫 易経」を引用させてもらっています、 我流でありもし万が一参考にされる方がいた場合は迷惑をかける 可能性もありますので注意事項にも目を通して貰えればと 思います。注意事項アドレスは以下。 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/04/metujin-ekikyou-metujin.html http://blog.livedoor.jp/metujin/archives/6458861.html http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/06/metujin-ekikyou.html ◇人が欲しがる未来情報の種別、君子用 小人用。
2012年11月23日金曜日
metujin ekikyou 日誌 『イチロー、粋な計らい=「イチメーター」のファンに贈り物―米大リーグ』 「風火家人 上」
metujin ekikyou 日誌
『イチロー、粋な計らい=「イチメーター」のファンに贈り物―米大リーグ』
□
『毎度イチロー選手の活躍には目を見張らせられるが、この陰陽とは
いったい何か。』
「風火家人 上」
---◇ 記事引用---
http://news.livedoor.com/article/detail/7165592/
イチロー、粋な計らい=「イチメーター」のファンに贈り物―米大リーグ
【ニューヨーク時事】米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント
(FA)となっているイチロー外野手の粋な計らいが関心を集めている。
大リーグ公式サイトと複数の米メディアは21日までに、マリナーズ時代
からの熱烈なファン、エイミー・フランツさんにイチローがサイン入りの
バットとスパイク、直筆の手紙を贈ったと伝えた。
フランツさんは2004年から、マリナーズの本拠地セーフコ・
フィールド(シアトル)の右翼席最前列で、イチローのシーズン安打数を
示す手製のボード「イチメーター」を掲げて応援していた。フランツさん
は自身のツイッターで、英語で書かれたイチローからの手紙を紹介。誠実
な応援に感謝する内容で、思わぬプレゼントに驚きと感激が交錯したのか
「リビングルームで気絶しそうになった」とつづった。
インターネット上のコメント欄も続々と称賛。「素晴らしいストーリーだ」
「全てのスポーツ選手が見習うべき素晴らしい行為」「イチローがますます
好きになった」など、多数の読者から感動の声が寄せられた。
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---◇ 前段---
ツイッター篇では「 metujin 易卦 街頭演説 」なんてやってますが、
これは私が政治が好きなわけではなく、「易」が好むからです。
私は神様を立てるのはこの時代は霊感商法の害があったりしますので
基本神様と云う考えをしない旨述べて「易」とお付き合いしましたが、
やはり、「易」も好みというのがあるようであるし、また、不敬な態度
で易をたてたりしますと、モロに陰陽に出てきます。 ^^)
たまには少し寄り道もいいんじゃないですかね、
以前より、「旅」の利権もの、○下り、一本足のカカシ商い、そういった
ものはいずれ終わりが来るのであるし、不安定である旨書いてきましたが、
「鼎」には終わりも無く、国境もない、
何処に行っても歓迎される。
まさに「イチロー選手」のような方がそれを体現した方なのではないで
しょうか。
~~~~~
政治もビジネスも「鼎」三本足を念頭にという事をずっと書いてきています。
そういえば、三権分立なんかもそうですね、三本足です。
---ウィキペディア引用---
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC
《・・
程なくして打法に関する監督の意向で2軍行きを命じられる。2軍生活を
余儀なくされたイチローは、同年の秋に2軍打撃コーチの河村健一郎と
二人三脚で、日本時代のイチローの代名詞ともなる「振り子打法」を
作り上げた。・・》
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また出会いの運と云うのも絶妙で、この監督の方の記事を何処かに失念
したのですが、
才能を見ぬいて、それを育てる為に敢えて「二軍落ち」させたみたい
ですね。
冷や飯を食うのは必ずしも悪い事ではない。「坎」「離」を育てる
行為です。位のあたる「坎」(:|:)を育てる時節も必要なんですね、
この「坎」があって「離」(|:|)と云う輝く時代を迎える
わけです。
そういうことでこの「イチロー選手」の陰陽は何か聞いてみましょう。
---◇「問占」---
◇「占題」
『イチロー、粋な計らい=「イチメーター」のファンに贈り物―米大リーグ』
□
『毎度イチロー選手の活躍には目を見張らせられるが、この陰陽とは
いったい何か。』
「風火家人 上」
「卦 辞」
「家人。利女貞。」
「家人は、女の貞しきに利(よ)ろし。 」
「彖に曰く、家人は、女、位を内に正し、男、位を外に正す。
男女正しきは、天地の大義なり。
家人に厳君ありとは、父母の謂いなり。
父は父たり、子は子たり、兄は兄たり、弟は弟たり、夫は夫たり、婦(つま)
は婦たり。しかして家道正し。家を正しくして天下定まる。 」
「象に曰く、風の火より出づるは、家人なり。君子もって言には物あり、
行いには恒あり。 」
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「家人とは一家の人の意。六二の女と九五の男とがそれぞれ正位に居て家の
よく治まる 象にとる。殊に家内に在っては、女の貞正なのをよろし
とする。」
「風火家人 上」
主卦「風火家人」(||:|:|)
変卦「水火既済」(:|:|:|)
「風火家人 上」
「上爻 爻辞 有孚。威如。終吉。」
「孚(まこと)ありて威如たれば、終(つい)に吉なり。」
「象に曰く、威如たるの吉とは、身に反(かえ)るの謂(いい)なり。」
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上九は卦極の陽剛、故に男子として家人を治める道を汎論する。家人を
治めるに当たって、よく誠意があり、しかも威厳を欠く事がなければ
、最後には吉である。
「象伝」威如たることの吉というのは、よく我が身に反省を加え、
自分に厳しくすることからはじめるという意味である。
---□変卦「水火既済」---
「卦 辞」
「既済。亨。小利貞。初吉。終乱。」
「既済(きせい)は、亨ること小なり。貞しきに利(よ)ろし。
初めは吉にして、終わりは乱る。」
「彖に曰く、既済は、亨るとは、小なる者亨るなり。貞しきに
利(よ)ろしとは、剛柔正しくして位当たればなり。初めは吉なりとは、
柔中を得ればなり。終わりに止まれば乱る、その道窮まるなり。 」
「象に曰く、水の火上に在るは既済なり。君子もって患を思いて
予(あらかじ)めこれを防ぐ。」
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「象伝」既済は亨ること小なりというのは、小さな事には亨るという意味
である。
貞しきに利ろしというのは、六爻が剛柔(陰陽)正しくその位に当たって
いるからである。
はじめは吉だというのは、柔(六二)が中位を得ているからである。
しかし
剛柔がその正位に固定的に止まっていると、最後には乱れるというのは、
その道が行き詰るからである。
「象伝」 水(坎)が火(離)の上に在るのが既済である。事すでに済る
この卦象に鑑みて、君子は将来の患害を考え、あらかじめこれを防ぐ
ことに心がける。
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「水火既済 上」
主卦「水火既済」(:|:|:|)
変卦「風火家人」(||:|:|)
「水火既済 上」
「上爻 爻辞 濡其首。厲。」
「その首を濡らす。厲(あや)うし。」
「象に曰く、その首を濡らす、厲うしとは、何ぞ久しかるべけんや。」
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「上六は陰柔居居極、才能が不足しているのに強いて事を済まそうとする
のだから、狐が川を渡ろうとして尻尾どころか頭の先までずぶ濡れになって
しまうようなもので、危険である。」
「象伝」その首を濡らす、あやうしというのだから、どうして長くそのまま
でいられるはずがあろうか。
「岩波文庫 易経」より 移行引用は同左
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---◇易卦解読 ---
「風火家人 上」
主卦「風火家人」(||:|:|)
変卦「水火既済」(:|:|:|)
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こういう華のある陰陽はいいもんですな、卦外上爻は外国だとか郊外
の意味もありますが、これは「華」の「離」がダブルになって、
日本でも輝き、アメリカ大リーグでも「華」をもって輝いたのが
実によく現れています。
初爻~五爻にかけての「離為火」がそれ。
そして観客目線での「火沢けい」観客として「離」たる「イチロー選手」
を観戦する象。
それで、なんだ苦労の後が無いでは無いかと云われるかもしれないですが、
「火沢けい」の裏事情は「水山蹇」の足萎え。
でそれらの懸案を過去に乗り越えての象となっているわけです。
□ それで変卦には「既済」卦があるわけですが、
「・・
剛柔がその正位に固定的に止まっていると、最後には乱れるというのは、
その道が行き詰るからである。」
「象伝」 水(坎)が火(離)の上に在るのが既済である。事すでに済る
この卦象に鑑みて、君子は将来の患害を考え、あらかじめこれを防ぐ
ことに心がける。
----------------
「水火既済 上」
「上爻 爻辞 濡其首。厲。」
「その首を濡らす。厲(あや)うし。」
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こうならないようにイチロー選手の場合は頭を常に「巽」たる柔軟
な状態にして、
「象伝」威如たることの吉というのは、よく我が身に反省を加え、
自分に厳しくすることからはじめるという意味である。
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「既済」卦の次は「乾」(|||)でありますので、何事も硬直化させない
努力をしていると云う事なんですね。
でそれが逆目線での初爻たるこういったファンの方への気配りとして
現れているわけです、
これはイチロー選手の脳が常に柔軟、フレキシブル、尚且つ頭が低い状態
であって、これは「蹇」たる時代の置き土産の一つだと思われます。
素晴らしいの一言です。
これが「既済 上」として固まってしまうと、常に頭が高い状態になり、
動きも硬直化してスター選手としての「華」が無くなってしまう事に
なるわけです。
ある意味「完成」させないのがスター選手としての「完成」された姿の
ようです。
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