2013年12月10日火曜日

metujin ekikyouo 日誌、ショートコメント。共通。 「易と当てもの、投機、宝くじの当たりと災難は同じ箱。」 「天雷无妄 二」



metujin  ekikyouo 日誌、ショートコメント。共通。
「易と当てもの、投機、宝くじの当たりと災難は同じ箱。」
「天雷无妄 二」

□「サブタイトル」
『易の側としては災難招来には協力するわけにはいかない。』


---◇「今回はちょっと脱線」

◇ 全国的に年末ジャンボその他、宝くじの季節ではありますが。

 某掲示板で未だに投機その他当落を当てるのに、易に頼ってといった
方がいたので今回は少し脱線して、これまでの問筮から拾った見解を
開陳してみたいと思います。

こんな事を書くと
 「なんだ、偉そうに説教のつもりか、!」 ヾ(*`Д´*)ノ"  

と反論があるかもしれないですが、そういう意味での否定では無くて、
宝くじやらが当たるのは僥倖という事になるわけですが、これまで積み重ね
てきた問筮的に考察するに、

どうやら易的、陰陽的にそういったものが当たったとしても、「災難の箱」
の中に一緒に入っているもののようですので、今回それを書いて、
せっかくの幸運を逃さないよう、或いは付随してついて廻る災難を回避でき
るよう、書いておきたいと思います。

当たるというのは、投機、当落、くじに当たるも、車にぶつかるも同じ当たる
ですからね。 ・・ 
metujin  なぞは綺麗なお姉さんの胸にでも、 ・・ ^^)

この「災難の箱」と云うのは何かといいますと、これは以前解説しました
ところの「天雷无妄 二」の事ですね。
嘉衛門さんはこの爻のところで附言として以下のように述べられている。


 ---◇「過去ログ引用抜粋」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/34107612.html
《---◇「天雷无妄 六ニ 附言 」
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760546
 典拠 高島易断 巻第 五
  「国会図書館蔵、高島易断 无妄 六ニ  コマ番 8 」
 (合略仮名、当用漢字に無キは修正の後引用)
 
 ---略---※(原文は引用先を参照の程)

 ※※「勝手意訳」

 『附言、余易を読むの初め、この无妄のニ爻に於いて。その理を解する
 能わざるに(理解できずに)苦しむ。今この占に於いて、ようやく之を
 悟了するを得たり。すなわち時と災との二時を発見したればなり、それ、
 「耕して穫らず」と「耕さずして穫る」と、その共に常理に無き所
 にして、ただこれ、時の勢いなり、読者文義の誤読なりと咎めて、
 余が断を怪しむことなかれ。』

 ※『 耕して穫るも、耕さずして穫るも、どっちも常理に無いところ
 であってこれは、ただこれ、時の勢いなのである。』

 *** 引用ここまで ***

※自分はこの後の説明を間違えてしまったので翌日でしたか、その訂正文
を投稿したのでありますが、


 ---◇「過去ログ引用抜粋」
 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/11/metujin-ekikyou_17.html
《※『 耕して穫るも、耕さずして穫るも、どっちも常理に無いところ
 であってこれは、ただこれ、時の勢いなのである。』

 ---◇「誤記訂正」
 上記「誤」「耕して穫るも、」→「正」「耕して穫らずも。」

 「正」
 ※『 耕して穫らず、耕さずして穫るも、どっちも常理に無いところ
 であってこれは、ただこれ、時の勢いなのである。』

 「耕すだけで穫らず」、「耕さずして穫る。」どっちにしろ、常理の無い
 ことですね。
 ツイッターは後編集不可ですので、消して再投稿するよりは訂正文に
 しておきます、「天地否の天雷」さん達がやる議論というのは、どうしても
 こういう社会を作り易いように感じます。

 とくに○中氏主導の「国家戦略○議」なんかはそうですね。多くが、
 「耕さずして穫る」外国から人を入れてといった、○遣業の考えを軸にして
 おられるようです、この会議「易の評価すこぶる悪いです」。
 「家人」たる国民の為には程遠い。 ・・・

 この考えは若い世代のみならず、インフラ系の公務員さん方のエリアまで
 そうなのですから民間議員と名付け、本来の民意で選ばれた議員方の
 意見が蔑ろにされないよう、若い世代だけでなく、公務員の方々にとっても
 うかうかしておれない事をよくよく認識して頂きたいと思います。

 改革と称して内政をボロボロにしかねない議論が涌いているようですから
 よくよく監視すべきではないでしょうか。》

 *** 引用ここまで ***


◇今回はこれらにプラスして詳細説明と占例を引用します。

---◇「无妄 六二 解説引用 」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557 
「国会図書館蔵、高島易断増補版 義の章 コマ番180 - 」
「无妄 六二」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)
※「勝手意訳」

『六二。不耕獲。不?。(し)「余/田」(よ)則利有攸往。
 象曰。不耕獲。未富也。

耕は田を反すなり、獲は穀物を刈るなり、?(し)は始めて草を反すなり、
「余/田」※(余の下に田)は二歳を休したるの田なり、
※(一度収穫した事のある田圃)

耕さずして穫り、
?(あらきばり)(荒れ地を開墾)せずして「よ」(こなたさく)るとは、
无妄の幸い、無心にして福(さいわい)を得るに喩ふ、
不の字は訓(よ)みて無心の義と為すべし、例へば利を謀(はか)るの心
なくして、自ずから獲ることあり、功を計(はか)らずと雖(いえど)も、
自ずから其の功あり、蓋し(思うに)天道万物の性も亦(また)无妄なり、
しかして无妄の福(さいはい)あれば、无妄の災(わざはい)あり、
---略--- 』

※ ここに書いてありましたね、
「无妄」の場合は、福、幸いと災難不幸が同じ陰陽としてある。
以降大事なところを引用しますと、

『・・其の成敗得失に心なく、則ち既往(以前)(きじゅう)に於けるも、
現在に於けるも、将来に於けるも、共に希望する所あることなし、
是(これ)をもって耕さずして穫るも可なり、?(し)せずして「余/田」
(よ)するも亦可なり、為す所あることなく、亦為さざる所あることなく、
毫も耕獲?(し)「余/田」(よ)の利、不利に心を留めざる者なれば、
天性自然、无妄の徳義に合ふ者とす、それ既に其の天爵を修む、豈(あ)に
人爵に望みあらんや、しかして人爵之に従ふ、若し天爵を修めて、人爵
を要(もと)めば、猶(な)ほ耕して穫ることを臨むがごとし、是(これ)
をもって、不耕獲。不?。(し)「余/田」(よ)則利有攸往と曰ふ、
則ちの一字、深く玩味すべし、  ---略--- 』

※ この後に「占」用の辞を引用しますが、
福と災難どっちに振れたとしても、狼狽蹉跌(うろたえまごつく)ことの
無いように説かれているようです。

ここで書いてしまいますが、自分は今まで「无妄」の卦をリスクの平均台
に譬えてきたわけですが、何かを大きく得たとしても、喪失したと
しても、ここでブレるとその平均台の上から落下する可能性があると
云うこと。
何かを得た事をして、天爵と譬えておられますが、それを更に増やして
だとか、※(人爵を更に望む)
派手な生活をしてだとかすると、かなり危険な事であり、その逆もしかり。


『「占」此の爻を得るときは、所謂る弱の肉は強の食と云ふが如く、
身に道理あるも、権力ある者に奴(やっこ)たるの時にして、威権強き
者の為めに、強奪を受け、或いは小国にして大国の為めに其の地を
呑食せらるるの時とす、人能く此の際に処し、
狼狽蹉跌(ろうばいさてつ)(うろたえまごつく)を荷なふて火に赴くが
如きことなからんを要す、

○以外に祖先の徳を受くるの象 
○履を得るときは礼を履むもの危うきに居リ傷(やぶ)らざるの象
○私意希望の心なくして前に為すことなく後に請い願ふ所なければ往く
所あるに利ろしきの象 
○恒の業を守りて、他に心を動かさざれば期せずして幸いに遇ふ、 』

※※ 「幸と不幸」どっちに振れたとしても心構えとしては、このよう
でないと先が厳しいと云う事になるわけです。


---◇「占例 无妄二 東京青山の富商家産を本家に返すの占」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557 
「国会図書館蔵、高島易断増補版 義の章 コマ番183 - 」
「无妄六二 占例」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)
※「勝手意訳」

『「占例」東京青山に一富商あり、今をさる三世前(三世代前)分かれて
本末の両家と為れり、其の末家は相続きて勤倹なりしかば、家業年々
に繁盛したるに本家は世々遊惰(あそびおごる)の主、相続し来たりたる
故に、家産代に衰耗(おとろえへる)せり、末家の主人甚だこれを憂ひ
しばしば資金を分ちて、之を輔翼(たすけ)(ほよく)すれども、

運の
傾く所如何ともし難く、日に月に貧困に陥り、今は腹(また)挽回す
可(べか)らざるの極みに至る、是に於いて本家の主人、密かに末家の
富有なるを羨み、意之(これ)を併呑せんと欲し、末家の主を召喚し、
之に強言して曰く、知る所の如く、近来我が家は家政日に意のごとく
ならず、子の家は月々に繁盛に向へり、夫れ本家の末家を建るや素(も)
と本家衰運万一の予備(ようい)(よび)に供せんが為めのみ、今因り
て子が家産を併せて、本家の継続を謀らんと欲す、

子其れ此の意を了せよと、末家の主人大いに驚愕し、百方苦陳すれども、
聞かず、抗論日を渡る、本家の主、遂に理由を強飾(かざり)
(きょうしょく)して、これを官に訴ふ、末家の主人狼狽措く所を知らず
、来たりて余(嘉衛門さん)に其の吉凶を占はんことを請ふ、
乃ち筮して、无妄の第二爻を得たり、

爻辞曰。六二不耕獲。不?。(し)「余/田」(よ)則利有攸往。
断に曰く、无妄の卦たる、上は乾、下は震、乾は金、震は木なり、而して
上卦を本家とし、下卦を末家とす、因(より)て考ふるに、震は木にして
動く、是れ木槌の軽きをもって、金質の堅きを撃つの象たり、
其の末家の勝つ可(べか)らざる昭々(あきらか)(しょうしょう)たり、
且(か)つ爻辞に曰く、不耕獲。不?。(し)「余/田」(よ)と、

それ耕す者は必ず穫るべく、?(し)(開墾)する者は必ず「余/田」(よ)
(耕し収穫を得る)は通常なり、しかるに今耕して穫らず、?(し)して
「余/田」(よ)せずと云ふは、是れ常理の無き所なり、常理の無き所
と雖(いえ)ども、今此の事あり、何(いかん)となれば其の時然れば
なり、因(より)てこれを現時に況(たと)ふるに、数代の勤倹を
もって能く巨万の財産を貯蓄し得たるも、時已むを得ずして、自ら其の
貨財を保有する能はず、挙げて之を他に譲與(ゆずりあたふ)(じょうよ)
する者たり、故に曰く、无妄は災也と、

今この占に當(あた)りたる以上は、宜しく財産家屋を挙げて、之を本家
に譲り貯蓄金のみを懐にし、別に一家を興すとに決すべし、而して
孜々(勤勉に務め)勉励(べんれい)(務めはげむ)せば、再び
繁盛を致すこと、却って今の富盛に倍することを得んと、

末家の主人大に喜びて、余が言に従ひ、速やかに財産家屋を挙げて、之
を本家に譲り、別に一戸を開きて、家業に励精せしが、幾ばくもなくして、
大(おお)に其の家を興したり、』

『附言、---略---(冒頭引用したのがここにはまるわけです。)』


*** 占例引用ここまで ***

 ※ 
明治の頃だからというのもあるんでしょうが、さすがにこれは譲歩しすぎ
では、と思うわけですが、不合理ですね、さすがに。

 嘉衛門さんは占いは「売らない」と述べた方ですから、こういう人だから
相談する方も安心してその指示に従ったんでしょうね、
現代はどちらにしてもカルト的な問題がありますから、こうはいかない
ですが。


宝くじ当たった方を追跡調査すると、多くは不幸になっているようです
ので、この基本的には、「无妄の災の箱」から取り出したものと云う
こととして警戒頂きたいと思います。
反動その他多々、危険なものがありますので。 
乱気流を制御するには、これはこれで別の制御方式が無いといけません。


---◇「始末のコントロール必須」
   「急激な変化は宇宙空間に升ったのと同じ。」

「卦  辞」
「升。元亨。用見大人。勿恤。南征吉。」

「地風升 上」
主卦「地風升 」(:::||:)
変卦「山風蠱 」(|::||:)
「上爻  爻辞  冥升。利于不息之貞。」
「冥(くら)くして升る。息(や)まざるの貞に利(よ)ろし。 」
「象に曰く、冥くして升りて上に在り、消して富まざるなり。」

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760549
典拠 高島易断 巻第八 
 「国会図書館蔵、高島易断 升上六 コマ番13」
(合略仮名、当用漢字に無キは修正の後引用)
※「勝手意訳」

『上六。冥升。利于不息ノ貞 
 象曰。冥升在上。消不富也 
此の爻陰柔。升の極に居ル。升極まり。尚未だ止ることを知らず。之を
冥升妄進(むやみにのぼりすすむ)と云はざるを得す。今志を改め。
息(や)まざるの貞しきに心を用ふれば。利ろしきの時とす。蓋し(思うに)
君子は義を好み。小人は利を好む。若しこの好利の心を移して徳に務めば。
遂に大善をなすに至るべし。然るに此の要件に心付かず。冥升して
止まず。ただ其の富盛を貪る。小人のみ。凡そ者盈れば欠る。
天理の数。盈長く持するを得ず。終に衰頽(すいたい)に赴くべきなり。
故に象に。冥升在上。消不富也 と云ふ。』

『□占 升るに限りあることを察せざれば。富を損せん。盛を極めたるも。
遽(にわか)に衰運に向かふの時とす。然れとも今にして其志を
改めば。現時の位置を保つを得べし。又本業を勉め少しも怠らず。
且つ身の品行を慎むべし 』

□ 上爻は「三天両地」から外れ、通常の生活の圏外、もっというと
宇宙空間の位置です。
 対応如何によっては、そこから真っ逆さまに落下するようになって
反って痛い目に遇う。下手すると生命にも係るようになる。

 これを防ぐには一にも二にも君子の見識を持つ事が大事。
これも通常の「始末」の範囲から抜け出すのを諌めることに繋がる
ようです。 

半島某国の方々が陥った病の大元と思っていただければ納得いただけるの
ではないでしょうか。
「始末」のコントロール無しに、資本を注入するのは危険極まり無い
ことです。


---◇「勧誘系のものは手出し無用」

「卦  辞」
「大畜。利貞。不家食吉。利渉大川。」

「山天大蓄 初」
主卦「山天大蓄」(|::|||)
変卦「山風蠱 」(|::||:)
「初爻   爻辞   有厲利已。」
「厲(あや)うきことあり。已むに利ろし。」
「象に曰く、厲うきことあり、已むに利ろしとは、災いを犯さざるなり。」

□ この卦は内卦の「乾」が猛進するのを押しとどめる象です。
嘉衛門さんの占例には、仕官の是否を問うものがりますが、法を犯しても
・・といったものは叶うことがない。

これは急激にリッチになったような方にも当てはまるのであり、
内情「帰妹」をもってしても、資本があるから利益が出ると云うものでも
無い。
内情にかかっていないものはどちらにしても要注意です。
実際それには投資しないといった象がありますからね。
ですので、「蠱」系の腐臭がするような業者も寄ってくると云うことですから
注意されて頂きたいと思います。


---◇「火地普 上」
「株式投資は役員の不正を見抜けるだけの眼力見識無ければ不可」  

 ---◇「過去ログ引用抜粋」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/29538926.html
《《---◇「上爻は株主の位置であり孫氏の位置にして米国」

 主卦「火地普 上」(|:|:::)
 変卦「雷地豫  」(::|:::)
 「爻辞    晋其角。維用伐邑。厲吉。无咎。貞吝。」
 「その角に晋(すす)む。これ邑を伐つに用うれば、厲うけれども吉にして
  咎なし。貞なれども吝なり。」

 ◇出典。
 竹中利貞氏訳注 高島嘉右衛門占例集 339-340p
 ※抜粋引用 

 《役員は株主に代わって会社
 を運営するものでもあるから九四の位であって、九四は不中正であり
 役員は勤勉であるとはいえず、必ず不正の疑いがある象である。》》

 *** 引用ここまで ***

□序卦においては「普」卦の次が「山地剥」ですから、株式投資は
常に崖っぷちにあるものとして考慮された方が良いようです。  




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