2011年9月5日月曜日

metujin ekikyou 日誌 「放射性物質の拡散を予測」「SPEEDI」「非公開の理由は如何に」

http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20110905k0000m070114000c.html
毎日jp
余録:SPEEDI問題

福島第1原発の事故発生以来、一番腹立たしかったことは何か。研究者
と話して意見が一致した。事故当初、放射性物質の拡散を予測する
「SPEEDI」のデータを政府が非公開としたことだ▲放射性物質
の雲は3月15~16日や20~22日ごろに北西方向や関東地方など
に流れた。拡散を知らず雲が向かった地域に避難したり、子どもを外で
遊ばせた人もいる。「予測さえ知っていれば」。そう思わずにいられ
ない当事者の気持ちはいかばかりか▲追い打ちをかけるように炉心溶融
の予測が放置されていたこともわかった。今ごろの公表に驚くが、
「事実に基づくデータではないので活用に思い至らなかった」との
釈明にもがく然とする。「事実」がわからないからこそ「予測」に
よって住民を守る。溶融予測も拡散予測もそのためのシステムではな
かったのか▲大量の放射性物質の拡散から目を背けたツケは大きい。
稲わらによる牛肉の汚染、今も続く新たなホットスポットの発見。
半年近くたって「何十年も帰れない」という見通しが飛び出すのも、
その「後遺症」と感じる▲「子どもと妊婦を守り、的確な除染を進め
るために、清新な有識者による委員会を」。東大の児玉龍彦教授が訴
えている。「清新」と断るのは、これまでの「失敗」に関与した人々は
言い訳に陥りやすいから。政府の対応を見ると、その指摘にうなず
かざるをえない▲残念ながら今の国会にこれまでの失敗に無関係な人
はいない。だからこそ、過去の失敗から目を背けずに向き合う。
現在進行中の失敗がないか目を光らせ、先手を打つ。そんな真摯
(しんし)さと胆力が新政権に問われている。


===============================================================


《事故当初、放射性物質の拡散を予測する
「SPEEDI」のデータを政府が非公開としたことだ》
《溶融予測も拡散予測もそのためのシステムではな
かったのか》

いちいちもっともな話なので今回はこれを取り上げたいと思います。
同じ間違いを何度も繰り返して欲しくない気持ちは皆さん同じでしょうし。
まして今回の災害は政府発表も電力会社発表も 信用を完全に失い
オオカミ少年効果が現れてしまいましたので、

これまで「易経」が指摘してきたように、広域防災、政府自治体
情報による
避難の一元管理が次からは難しくなった。 
これからはみんながみんなてんでバラバラに避難対処するようになる。
これは危険なんてもんじゃない。
二次災害 三次災害が起きる可能性が大きい。
まつりごとに関わる人たちは、次の事も考えて欲しい。
今やり過ごして それで事足れりというのは無責任です。

というわけで


「占題」「放射性物質の拡散を予測「SPEEDI」」
「非公開の理由は如何に」

「風沢中ふ 四」


---以降過去倉庫へ---
2012.09.

0 件のコメント:

コメントを投稿