2011年9月13日火曜日

metujin ekikyou 日誌「天水訟 上」「アメリカの水問題シリーズ1」「シェールガス開発と環境問題」

http://www.excite.co.jp/News/science/20110902/Fujiyama_water_1889.html

アメリカ・テキサス州 干ばつによる水不足が深刻化、下水再生水を
飲料水に利用
2011年9月2日 18時00分


2011年8月22日、現地の報道機関によると、アメリカテキサス州の
コロラドリバー水道区で下水再生性水を飲料水として利用する計画ある
ことが報道された。テキサス州では、約40日連続で華氏で3ケタ超えの
気温(約摂氏38度)の干ばつに苦しんでいる状況である。
(参考:2003年に空中爆発したスペースシャトル「コロンビア号」の
部品、干ばつにより水位低下した湖で8年ぶりに発見)
image from Mr. T in DC
今回の新しい淡水資源を飲料水として利用することになるのは、
テキサス州のビッグスプリングと周辺3市である。この水道区の人口は
約27,000人となる。供給の開始は2012年初頭を予定しており、設備の
総工費は1300万ドルとなる。
下水再利用水を飲料水とするために、逆浸透膜によるろ過が行われ、
過酸化剤、紫外線による殺菌、汚物の処理が行われる。これによって、
1日あたり飲料水200万ガロン(756万リットル)の供給が可能となる
という。テキサス州では「トイレの水だから嫌だ」といっていられない
という程に干ばつ被害が深刻であるとのことである。

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洪水があったり旱魃があったりなかなか上手く回らないもんだと
思います。
今回は
水と食料の問題を「易経」に尋ねてみたいと思っております、
食料を輸入に頼るという事は
結局それによって養われる食料畜産に使用される水「仮想水」も含めて
考えるべき問題でありますのでアメリカのような生産国での水資源枯渇は
日本にとっても大きな問題として考えるべきでは無いでしょうか。
アメリカの農業は一度使ったら補充されない「化石水」に負うところが
多いようなのでどんなもんでしょうね。

オガララ帯水層は、北はサウスダコタ州から南は米国最南端のテキサス州
に至る超巨大な「化石水 帯水層」でありますが、近年これも枯渇への
道を歩んでいるようです。

それで「占機」となったテキサスでありますが、これは原発問題で
私も取り上げましたガス革命シェールガスで先鞭をつけた地でもある
ようです。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%B9
《北アメリカはこうしたシェールガスの開発と生産において先駆者
である。特にテキサス州バーネットシェール(英語)が経済的に
成功したことは、アメリカとカナダにおけるシェールガスフィールド
の探鉱に拍車をかけた》

前後しますが環境問題として

《水圧破砕には、一つの坑井に多量の水(3,000~10,000m3)が必要で
あり、水の確保が重要となる。また用いられる流体は水90.6%、
砂(プロパント8.95%)、その他化学物質0.44%で構成されることから、
流体による地表の水源や浅部の滞水層の汚染を防ぐため、坑排水処理
が課題となる》


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シェールガスを開発するにはこれまた多量の水を使用し化学物質も
使用するわけなので地下水への影響がすでに出始めています。

なので問題点としてはシェールガス開発に関しての水の汚染。
そして本来の「化石水」枯渇の問題をどうするかの二点が
考察点として挙げられるのではないでしょうか。
ですので今回はこのテーマから派生するところのものを「易経」に
問うてみたいと思います。
まずは シェールガス開発問題から。

「占題」「ガス革命シェールガス開発」「地下水等環境への影響は如何に」

「天水訟 上」


---以降過去倉庫へ---
2012.09.

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