2015年11月20日金曜日

ツイッター篇共通 『鎌倉市職員労組が事務所立ち退き拒否 学童施設候補地  市側「不法占拠状態」と対立激化』「天水訟 二」




ツイッター篇共通
『鎌倉市職員労組が事務所立ち退き拒否 学童施設候補地 
市側「不法占拠状態」と対立激化』「天水訟 二」

◇「サブタイトル」
『 小さな欲求を通して大きな何かを失う愚をやるのは損かと思われます。』


◇「記事掲示板引用」
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1446954197/l50
【地方自治】鎌倉市職員労組が事務所立ち退き拒否 学童施設候補地 
市側「不法占拠状態」と対立激化 [11/08]

---略---

市は庁舎再編の必要性と、増え続ける共働き世帯への対応に向けた新たな
学童保育施設の
候補地として事務所敷地に“白羽の矢”をたて、市議会では平成26年
12月に事務所
などの解体費用(2800万円)を盛り込んだ補正予算案を可決した。

しかし、27年度に入ってからも組合は事務所から退去せず、市に対して
移転先を要求。
「本庁舎内には空きスペースがない」ことから市は移転先として、庁舎外
の消防署やゴミ
処理施設内の利用を打診したが、組合側は「昼休みのミーティングや会議
をするには、
組合員が集まることができる本庁舎内以外には認められない」として
受け入れを拒否している。

---略---

組合による事務所使用をめぐっては、県労働委員会が「誠意をもって協議すること」と
市に勧告したものの、先行きは見通せていない。

http://www.sankei.com/politics/news/151107/plt1511070007-n1.html

---略---

///// 引用ここまで /////


 普通に考えて傲慢に観えるわけですが、・・・・



◇「問 筮」
『 確か大阪市でも似たような問題で揉めていた記憶があるわけですが、
  この陰陽とは一体何か。』

「天水訟 二」


「卦  辞」
「訟有孚塞。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。 」


「天水訟 二」
主卦「天水訟 」(|||:|:)
変卦「天地否 」(|||:::)
「二爻  爻辞  不克訟。帰而逋。其邑人三百戸。无わざわい」。
「訟に克たず。帰りて逋(のが)る。その邑人三百戸なれば、わざわいなし。」
「象に曰く、訟えに克たず、帰りてのがれ竄(かく)るるなり。
 下より上を訟う、患え至ること拾うがごときなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)


これは占例がありますのでそれを引用します。

 ◇「参考過去ログ引用」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/33536229.html
 2013/10/283:21
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇 
 『菅官房長官「極めて遺憾だ」 韓国軍の竹島訓練に強く抗議』
 『沢天夬 上』

 ---略---

 ---◇「前段用 易の指摘」

 「卦  辞」
 「訟有孚塞。惕中吉。終凶。利見大人。不利渉大川。 」

 「天水訟 二」

 ---略---

 ---◇「占例 北沢氏、華族女学校幹事罷免の事。」
 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760556
 「国会図書館蔵、高島易断増補版 仁の章 コマ番 131- 」
 「天水訟 九ニ 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

 ---略--- ※( 引用先か下書きブログ参照のほど。)

 ※※ 長くなるので勝手に短く意訳しますと、この方は信州松代藩士だった
 方で維新に功績もあり、学問にも精通した方であるので、外務省を歴任
 し次いで華族女学校の幹事に転任されたのであるが、事故があった関係
 上本職を免ぜられたわけだが、納得いかないので校長にその理由を談判
 したいので、一筮をわずらわしたい、乃チ 筮シテ訟ノ第ニ爻を
 得た。

 訟の卦は上卦乾は気ニして上に升リ、下卦の坎は水にして下に下る、
 これは方向が逆であって相背く象である、
 これは自分が苦情を述べても、其の意が通じない時機であって、こういう
 時はその曲直といったものは論じない方がよいのである、
 総て訟えといったことはしない方がよい、その時機に非ず。
 宜しく静穏に処すべきの時である。

 然るにこういう時に強いて意を貫かんと欲スルならば、世間の人からは
 妄想、憶測たくましく議論百出し友人らも心を痛めるであろう。
 足下「貴方」は判然として口論をもって争わない方針をつらぬけば、同僚
 その他災を免れるであろう、

 これ、「不克訟。帰而逋。其邑人三百戸。无?(セイ)」と謂フなり、
 また貴方は他日島司に任命される兆候がある、象伝に歸而逋竄也トアル
 竄ノ字がこれである、足下宜しく過去の曲直を論ぜず、後に島司に
 任命される日を待つべきである。
 北澤氏は首肯して去ったのであるが、のち数ヶ月もしないうちに果たして
 伊豆の島司に任ぜられたとある。

 ※ 検索すると、「島司」と謂うのは府県の下にあって島嶼部の長官と
 いう位置づけのようです、大正15年に廃止されたとある。
 http://kotobank.jp/word/%E5%B3%B6%E5%8F%B8  

 ///// 引用ここまで /////


◇◇ このテーマ若干のコメント ◇◇

 この爻は以前から書いておりますように、探せば代案のある爻です。
いくら公務員の方々がその権利を振り回しても、「公」益の観点からは
さすがにこういうのは無理筋。

裏事情は「地火明夷」(:::|:|)でありますから、
云うまでもなく、これは記事にある消防署の敷地に引っ越しされるのが
一番いい落とし所になるようです。

公たる方々はどうしても、「天地否」(|||:::)で回して
「地天泰」(:::|||)を維持しキープしたがる癖がありますが、
何事も論理的に考え、世間様から「ワガママ」と取られることの無い
ようにすべきでは無いでしょうか。

 小さな欲求を通して大きな何かを失う愚をやるのは損かと思われます。


「訟」(|||:|:)は内卦民間を冷やしてしまう象でもあり、
公金にぶら下がろうとする象でもあり、
また「子種政治」「世襲」の象にもなるわけです。

こういうのが酷くなると遂(つひ)には福一災害のような ・・・
になるわけですので、自制心を養うよう進言しておきます。 



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*** 追加雑談 ***


 呑象テキストによれば 、

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937047
典拠 高島易断 上経ニ 高島嘉右衛門 著
 「国立国会図書館蔵、高島易断 訟 16  」
※「勝手意訳につき原文の確認及び文章利用の際は一報を」

『凡(およ)そ訟を遂げんとするものは。人の悪を挙げて。己(おの)れの悪を
匿(かく)し。人の善を措(おき)て。己(おの)れの善を挙げ。官を
煩わし業を廃し。遂に産を傾(かたぶ)るに至る。訟何ぞ成すべきもの
ならんや。

---略--- 』

※上記高島易断 「訟」象曰
『政は本(もと)なり。訟は末なり。凡(およ)そ訟なるものは。人心不平
の。表(へう)(おもて)に発したるものなり。故に人々をして。不平の
心ならしめば。訟争(しょうそう)を欲すと雖(いへど)も得べけんや。
其の政を行ふに当り。慎んで訟端(しょうたん)を開くこと。
ならしむを要す。孔子曰く。聴訟我猶人。必也使勿訟乎と。

 ※(Web 漢文大系 様より)
  http://kanbun.info/keibu/rongo1213.html
 《論語 顔淵第十二 13》
 《12-13 子曰。聽訟。吾猶人也。必也使無訟乎。》

 《子曰いわく、訟うったえを聴きくは、吾われ猶なお人ひとのごとし。
 必かならずや訟うったえ無なからしめんか。》

 《下村湖人(1884~1955)は「先師がいわれた。訴訟ごとの審理判決を
 やらされると、私もべつに人と変ったところはない。もし私に変ったところ
 があるとすれば、それは、訴訟ごとのない世の中にしたいと願っている
 ことだ」と訳している(現代訳論語)。》

在上(うえにいるひと)の君子。察せざるへからす 』

///// 呑象テキストここまで /////


 公の立場にある方々があまり我を通すのはいかがなものか、
世間は働いたものを支払ってもらえないだとか切迫した案件で仕方なく
訟を起こすわけですね、

 この程度と言っては失礼ですが、

それぐらいの譲歩ができないことは無いかと思いますよ。
世間は欠けるのが普通なのです、ところが「公」の方々は「天」(|||)
として何事も全きものを求められる。

いくら「公」たる立場にあるとはいえこの増税増税の時代に於いてはあまり
世間様を刺激されるのは得策ではないと思います。


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