2012年9月23日日曜日

metujin ekikyou 日誌 「日韓通貨スワップ協定、本当に破棄したらどうなる?」 「地水師 三」


metujin  ekikyou  日誌

「日韓通貨スワップ協定、本当に破棄したらどうなる?
 金融コンサルタント・大阪経済大学経営学部客員教授 岩本沙弓 」

「岩本教授のこの題をもって問占したと思いますので
 陰陽を示して下さい。」

「地水師 三」

---記事引用 ---

2012年9月21日(金)
http://president.jp/articles/-/7196

日韓通貨スワップ協定、本当に破棄したらどうなる?
NEWS FILE
PRESIDENT 2012年10月1日号
金融コンサルタント・大阪経済大学経営学部客員教授 岩本沙弓 写真=PANA


韓国の輸出がいくら好調で、経常収支が黒字でも年間数百億ドルなのに
対し、ここ数年の対外純債務は1000億ドルほどで推移している。海外資金
に自国のファイナンスを依存している状態である。こうした海外マネーは
腰を据えた直接投資が少なく、インカム・ゲインなどを目的とした逃げ足
の速い証券投資が多い。

韓国銀行の発表では2011年の対内直接投資とそれ以外の投資比率は1対5。
対内証券投資額は4782億ドル、それをカバーするはずの外貨準備高は
3064億ドルに留まる。日本は外貨準備の9割を米国債、1割を外貨預金
で保有し安全性と流動性の確保に努めるが、韓国の内訳は国債+預金が
4割、売却が安易にできない、あるいは価値が著しく減価する可能性の
ある資産が6割近くも占める。かつてのアジア通貨危機や昨今の
欧州債務危機のように、海外投資家の自国への資金還流の動きが一斉に
出ると歯止めがきかず、経済全体が立ちゆかなくなる。

わが国の場合は毎年積み上げられてきた経常黒字により対外純資産は
3兆1323.8億ドルを計上、20年あまり連続して世界一を誇っている。
外貨準備高も1兆2958.4億ドルと、潤沢な資産を有する。したがって、
韓国に外貨を融通することはあっても、されることはまずありえない。
日韓通貨スワップのメリットは一方的に韓国にあると言えよう。

その他の支援として、韓国国債の購入を合意しているが、これも韓国
のファイナンスを日本が行っていることにほかならない。しかも、円建
てならばまだしもウォン建てというのであるから、韓国ウォンが下落
すればウォン建て国債の価値も下がるわけであり、為替変動リスクまで
負担するという気の使いようである。日本の財政危機が叫ばれて久しい
が、実は助け舟を出せるほど財政には余裕があり、懐も深いことを端的
に示している。

侮辱された相手に領土・歴史問題と通貨外交とは別というような、過分
で生温い対応をすべきではない、スワップ協定などすぐ破棄すべきと
いう論客は多い。

日本のコミットメントがあればこそ他国も支援に乗り出すが、日本が
韓国の経済破綻を座視すればどうなるか。まずはデフォルトに向け大幅
な通貨安が発生する。韓国の対日貿易は慢性的に赤字である。韓国側の
支払いが滞ると、中間財などを輸出する日本の輸出産業への影響は免れ
まい。表向きの理由として日本の韓国支援の所以とされるものである。

日本貿易振興機構(JETRO)の試算では、韓国輸出が1%増加すれば対日
輸入は0.99%増えるとされる。「ウォン安が韓国企業に追い風」などと
悠長なことは言っていられない。日本の中間財や他国からの原材料の
輸入価格高騰で、韓国のほうが大打撃を受けよう。

経済破綻は政情不安へと繋がり、係争地域だけでなく日本への経済難民の
大量流入もありうる。治安悪化など直接的な影響も出てこよう。さらに、
弱みに付け込み影響力拡大を図れる中国にとっても都合がいい。世界経済
への直接の影響は限定的でも、裏事情込みの韓国経済破綻の影響とその
前段階での支援を秤にかけ、後者に軍配が上がったのが現状だろう。

*************

---前段---

 今回は岩本教授の論文を引用させていただきたいと思います。
 この論文にはNo2がありますがさすがにそちらまで引用するのは
控えます。

 この問題に関しては昨年

 ---自ブログ引用---

 2011年10月20日木曜日
 metujin 裏書庫日誌投稿のお知らせ「帰妹 二」 
「日本の国益」  「日韓通貨交換枠(約5兆4000億円)拡充措置」
「この政策の易経的評価は如何に」

 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111019-OYT1T00632.htm
 日韓通貨交換枠、700億ドルに拡充…首脳合意


 ******************************

 に書いて挙げてあります、

 --- 岩本教授 ---

 《・・日本の財政危機が叫ばれて久しい
 が、実は助け舟を出せるほど財政には余裕があり、懐も深いことを端的
 に示している。

 侮辱された相手に領土・歴史問題と通貨外交とは別というような、過分
 で生温い対応をすべきではない、スワップ協定などすぐ破棄すべきと
 いう論客は多い。

 日本のコミットメントがあればこそ他国も支援に乗り出すが、日本が
 韓国の経済破綻を座視すればどうなるか。まずはデフォルトに向け大幅
 な通貨安が発生する。韓国の対日貿易は慢性的に赤字である。韓国側の
 支払いが滞ると、中間財などを輸出する日本の輸出産業への影響は免れ
 まい。表向きの理由として日本の韓国支援の所以とされるものである。》

 ************************


 -----先程のmetujin ブログ引用 -----

 《東北の工場もやられタイの工場もやられ、円高で苦しめられ、
 韓国のウォン安誘導で輸出も芳しくないところに今度は 韓国側に便宜
 を図ったとなるとなるほど不満に思う方が出てくるのは仕方の無いこと
 かもしれませんね。

 がしかし、卦象の上では韓国の貿易決済が滞ると日本企業に影響します
 のである程度のスワップ拡大はいたし方無かったのではないでしょうか。
 「変卦」「震為雷」(::|::|)の裏事情は「巽為風」(||:||:)
 ですので相互に貿易決済を整える為と出ています。


 主卦の裏事情を伺ってみますと「風山漸」(||:|::)であり、
 これですと外卦韓国側が「巽」のととのうであり、内卦日本側が「艮」
 (|::)の止まるでありますから日本側が不利と読めます
 ですのでこれは象の上から云えるのは現状約束して来た額の半分あれば
 足りる象になるものと思われますので、
 ある意味不平等な約束をしてきた象になるのではないでしょうか。》

 **********************

 易の見解も似たようなものでありますが、5兆円と云うのは過大な
数字なんですね、

「卦  辞」(岩波文庫易経より)
「帰妹。往凶。无攸利。」
「帰妹(きまい)は、征けば凶なり。利ろしきところなし。」
「彖に曰く、帰妹は、天地の大義なり。天地交わらざれば万物興らず。
 帰妹は、人の終始なり。
 説びてもって動く。帰(とつ)ぐ所のものは妹(まい)なり。
 征けば凶なりとは、位当たらざればなり。利(よ)ろしきところなしとは、
 柔剛に乗ればなり。」
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 ◇君子はこの卦の象を見て、長い目で終わりを見通し(=永終)、
不正な結婚が必ず失敗する事、結婚以外のことでも始めがよくないと
終わりに崩壊する事を知る。
 ◇ ※この部分(本田 済 氏著 易 帰妹の項より )

 「帰妹」というのは卦徳全体で位当たらずを云うものですから
これは韓国側の金融リスクの○代わりの分がその過大な分で補える
と云うことでしょうね。 
それにプラスするところの

 --- 岩本教授 ---

 《その他の支援として、韓国国債の購入を合意しているが、これも韓国
 のファイナンスを日本が行っていることにほかならない。しかも、円建
 てならばまだしもウォン建てというのであるから、韓国ウォンが下落
 すればウォン建て国債の価値も下がるわけであり、為替変動リスクまで
 負担するという気の使いようである。》

 ***********************************

 ともなれば、三重の厚い手当を金融政策だけで敷いた事になる。

「易」は「震為雷 ニ」もその時に示していますので、

「震為雷 二」
主卦「震為雷 」(::|::|)
変卦「雷沢帰妹」(::|:||)
------------------------------
「震為雷 二」
「二爻   爻辞   震来厲。億喪貝。躋于九陵。勿遂。七日得。」
「震の来たるとき厲(あや)うし。億(はか)りて貝(ばい)を
 喪(うしな)い、
 九陵に躋(のぼ)る。逐(お)うなかれ。七日にして得ん。」
「象に曰く、震の来たるとき厲(あや)うしとは、剛に乗ればなり。」
-------------------------------------------------------

 「帰妹」の「倒艮」と合わせて騒がしい何かがあることまで示して
くれていたわけです。
所謂竹島問題、等々。

 その昨年の自分のブログでも副占ニとして 竹島問題は扱って
いますが、それの答えは。


 ----先の自ブログ引用---

 《韓国とのメタンハイドレートを介した竹島問題に対する「辞」

 >  「卦辞: 无妄。元亨利貞。」
 > (むもうは、おおいにとおる、ていによろし)

 > 「五爻    爻辞    无妄之疾。勿薬有喜。」
 > (むもうのやまい。くすりなくしてよろこびあり。)

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  と繋がっていくようですがその点どうでしょう。
 竹島問題 メタンハイドレート開発。へと繋がるものなのでしょうか。

 「火沢けい 初」 》

 ***********************

裏書庫に隠してしまいましたが、中身は両国が利益をとれるやり方を
書いてあります、ありますが、それは韓国が竹島を日本に返すと
云う事でもありますので、それはどっちみち昨年の時点では呑めない話
でしょうから
昨年は時期早々として隠すよりなかったわけです。

 --- 岩本教授 ---

《経済破綻は政情不安へと繋がり、係争地域だけでなく日本への経済難民の
大量流入もありうる。治安悪化など直接的な影響も出てこよう。》


 この懸念も「震為雷」象のうち、ではありますが、竹島を日本に返還
すれば日本側としては支援の手も出せるでしょうから、
それを決断するのは韓国側と云う事であり、不法占拠した竹島を手放す
事なく、経済難民を日本で・・ といった事が通用するのかどうか、
今の世論でそれを許す事にはならないとおもいますが、
これもまた政治判断になるわけです。

---問占---

「占題」
「日韓通貨スワップ協定、本当に破棄したらどうなる?
 金融コンサルタント・大阪経済大学経営学部客員教授 岩本沙弓 」

「岩本教授のこの題をもって問占したいと思いますので
 陰陽を示して下さい。」

「地水師 三」



---以降過去倉庫へ---
2012.11.

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権力批判的な事が大半ですので、こちらはある程度時間が経ったものは
消しております。

http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/ 

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