ここはブログ主の「metujin」が社会問題その他「易」に 尋ねたものを解読する「易卦妄想ブログ」です。 metujin ekikyou 日誌は易卦妄想ブログですので 一切の責任の類は負いかねます、了解の上読んで下さい。 典拠は主に「岩波文庫 易経」を引用させてもらっています、 我流でありもし万が一参考にされる方がいた場合は迷惑をかける 可能性もありますので注意事項にも目を通して貰えればと 思います。注意事項アドレスは以下。 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/04/metujin-ekikyou-metujin.html http://blog.livedoor.jp/metujin/archives/6458861.html http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/06/metujin-ekikyou.html ◇人が欲しがる未来情報の種別、君子用 小人用。
2015年7月10日金曜日
ツイッター篇共通 「水沢節 初 バルチック艦隊の占」改。
ツイッター篇共通
「水沢節 初 バルチック艦隊の占」改。
◇「サブタイトル」
『抑抑(そもそも)此の爻は機密の深きものにして繋辞伝(けいじでん)に
亂之所生也 則言語以爲階 君不密則失臣 臣不密則失身 幾事不密則害成
是以君子愼密而不出也
※
(乱の生ずるところは、言語もって階をなす。君密ならざればすなわち臣
を失い、臣密ならざればすなわち身を失い、幾事密ならざれば害成る。
ここをもって君子は慎密にして出ださざるなり。)
※(この部分解釈は「岩波文庫易経)より、)
とあり故に此の占は秘(ひ)して出(いだ)さず 』
◇◇
年筮関係、ギリシャ問題に関しても中国問題に関しても易が指差した
ことが現実化してきたようなので、いくらでも書くことがあるわけですが、
metujin の側が少し時間が取れないもので、以前作って寝かしておいた
ものを投稿したいと思います。
それで米英「坎」(:|:)民族の方々が構築した「坎為水分断統治」の
ヒエラルキーに協力した旅人在日の方々やロヒンギャの方々を考察するに、
たとえ一爻十年のスパンであったとしても、
先に待ち構えるであろう「咎」「凶」を回避する事、これに対処しておくと
いった「裏綯う措置」が大事なのではないでしょうか。
ミジンコにも足りない分際で不遜なことでありますが、
私はこの神にも等しい「君子」としての見識、知見を読者様方に持って
もらいたいと思うわけであります。
以前易卦衛星写真などと書いたことがあったわけですが、反省の足場を
大蓄と成せば、高い虚空から世間を見渡すことも出来るのではないで
しょうか。
◇◇ 冒頭読者様方へ「軍事占」としてのリスク。
呑象さんの占例、世界の戦史史上希にみるパーフェクトゲームとなった
「バルチック艦隊迎撃の占」を出すにあたって、若干の私見を述べてみたい
と思います。
そもそも此の爻からして、機密性を有するものであり、上記のように呑象
さんも外には発表されていないようなんですね、
尚且つこれは
軍事占であって、軍事等々、「人様の身体から血が流れるようなもの」
はそれがいくら「公」であったとしても、
世間に影響を及ぼしたからには、(影響を及ぼした分だけ)
どうしても、占者側に「業」( 未来に於ける「凶」「咎」の影響 )が
残るのでは無いかと考えます。
( 以前から書いているようにこの「咎」は死ぬ程苦しいもので ・・
でありますから私としてはいくら其の時「咎無し」とあっても
・・・)
例えば、工事現場で働く大型重機、大型クレーンといったものは強力な
超能力とも云える仕事をするわけですが、それが一旦裏返って横転して
しまっただとか、
よそ様を傷つけるといった局面になった場合は当然それはそれとして
「後々のよくない影響」「咎」「凶」といったものは生じてきてしまう
のでは無いでしょうか、
ですので影響力のある方々は特にこの点注意していただけるよう
注意を払っていただきたい、そのように念願する次第。
ということで、本題。
◇ 高島易断増補版 巻末附録にあった呑象さんの
バルチック艦隊の占を挙げて、若干のコメントをしてみたいと思います。
(以前未確認としてあったものが出テきたわけですね。)
まず予備知識として「日本海海戦」(対馬沖開戦)のウィキぺディアを引用
しておきます。
◇
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E6%B5%B7%E6%88%A6
日本海海戦(にほんかいかいせん、1905年5月27日 - 28日)は、日露戦争中
に行われた海戦である。
---略---
この海戦は日本海軍の連合艦隊と、ロシア海軍の第2・第3太平洋艦隊との間
で戦われた。連合艦隊はロシア海軍両艦隊を撃滅し戦力のほとんどを失わせ
たが、連合艦隊の損失は軽微という海戦史上まれな一方的勝利となった[5]。
これにより両国間のポーツマス講和会議への道を開いた。
---略---
問題はバルチック艦隊をどこで捕捉迎撃するかである。カムラン湾から
ウラジオストクへの航路としては対馬海峡経由、津軽海峡経由、宗谷海峡経由
の3箇所があり得た。3箇所すべてに戦力を分散すれば各個撃破されかねず、
戦力を集中していずれか1箇所に賭けざるを得なかった。
///// 引用ここまで /////
問題はバルチック艦隊がどの海峡を通過するかに日本の命運がかかっていた
わけです。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760560
国会図書館蔵 高島易断増補版 信之巻 コマ番「166- 」
巻末附録
「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」
『 三十八年五月「バルチック」艦隊仏領安南(かんたいふつりょうあんなん)
に碇泊(ていはく)し第三同艦隊の来るを待ち将(まさ)に浦潮港(うらしおかう)
に向かはんとす其の航路たるや対馬海に因るか或(あるひ)は
津軽海峡に因るか或いは宗谷海峡に因るか未だ其の何(いず)れに因る
ことを測(はか)られず我が海軍の之(これ)に対する艦隊を各方面に
分(わか)たんか敵を支(ささ)ふるの力を弱くす若(も)し一所に集合せしめんか
不意に他より侵入せられんことを恐(おそ)る乃(すなは)ち彼れの航路
如何(いかん)と及び我が海軍の之(これ)に対する勝敗の機を
占(うらな)ひ筮して、
:|::|| 水沢節の初爻を得(え)たり
彖辞曰 節 亨 苦節不可貞
辞曰 不出?庭 无咎 象曰 不出?庭 知通塞也
断に曰く、水沢節の卦たるや節とは程よしと云ふ意にして時節に投(とう)
ずれば大事成り時節に投ぜざれば事成(なら)ざるの卦なり、
而して内卦の兌は悦(えつ)(よろこび)にして外卦の水は危険なり故に
悦(よろこび)て以て危険を侵(おかす)の象あり、我が兵勢最も盛んなる
の時とす今初爻を得(う) 其の辞 不出?庭 无咎 とは我が艦隊
本拠の地を動かざるを謂(い)ひ 知通塞也 とは敵の必ず来るべき
航路を知り且(か)つ之(これ)を塞ぐの備(そなへ)を為すを謂ふ而して
今に於いて我が艦隊の本拠何(いず)れに在(あ)るや人之(これ)を知る
者なし然(しか)れば已(すで)に此の略あるを知るゆえに復(また)
之(これ)を言(い)はず
抑抑(そもそも)此の爻は機密の深きものにして繋辞伝(けいじでん)に
亂之所生也 則言語以爲階 君不密則失臣 臣不密則失身 幾事不密則害成
是以君子愼密而不出也
※
(乱の生ずるところは、言語もって階をなす。君密ならざればすなわち臣
を失い、臣密ならざればすなわち身を失い、幾事密ならざれば害成る。
ここをもって君子は慎密にして出ださざるなり。)
※(この部分解釈は「岩波文庫易経)より、)
とあり故に此の占は秘(ひ)して出(いだ)さず 』
///// 呑象テキストここまで /////
前後しますが、例によって卦辞 爻辞を挙げておきたいと思います。
「卦 辞」
「節。亨。苦節不可貞。」
「水沢節 初」
主卦「水沢節 」(:|::||)
変卦「坎為水 」(:|::|:)
「初爻 爻辞 不出戸庭。无咎。」
「戸庭を出でず。咎なし。」
「象に曰く、戸庭を出でずとは、通塞を知ればなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760551
高島易断 下経十 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断 水沢節 初九 コマ番五」
「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」
『□占 才智アリト雖トモ。其才ヲ秘シテ顕サズ。譬バ大ナル商業
ヲ企テ。資本金ノ工夫中ノ如シ。是レ深ク水ヲ蓄フルノ意ナリ。
又兌ノ初二居ル。是レ大事ヲ思ヒ立チ。他二言ヲ漏サザルノ象アリ。
言行ヲ慎密二スルトキハ。咎ナキヲ得ヘシ』
◇「参考過去ログ引用」
http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/32268904.html
2013/9/201:4
metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇
『慰安婦問題 河野洋平氏を提訴へ「国民運動」談話撤回求める署名も
3万超 』 『水雷屯 初』
---略---
---◇『彼ノ政治家ヲ応援セシ「旅人」ノ方々ノ防衛トシテハ。』
「水沢節 初」
---略--- ※(爻辞解説につき略)
□この卦は彼の川越シェフにも出されたものでもあり、過剰な要求を
シテ後で厳しい局面を迎える危険性を説くものです。
「旅人」たる在日の方々は適正な発言をもってその立場を保持する
べく考慮願いたい。
///// 引用ここまで //////
◇ ここでも旅人在日の方々には警報、啓蒙を書いてあったわけです。
◇◇ 解説コメント
まず冒頭呑象さんが残した辞(ことば)に、
『抑抑(そもそも)此の爻は機密の深きものにして繋辞伝(けいじでん)に
亂之所生也 則言語以爲階 君不密則失臣 臣不密則失身 幾事不密則害成
是以君子愼密而不出也
※
(乱の生ずるところは、言語もって階をなす。君密ならざればすなわち臣
を失い、臣密ならざればすなわち身を失い、幾事密ならざれば害成る。
ここをもって君子は慎密にして出ださざるなり。)
※(この部分解釈は「岩波文庫易経)より、)
とあり故に此の占は秘(ひ)して出(いだ)さず 』
この部分を押さえておいて頂きたいと思います。
要するにこれは占術としても「機密指定」をしたわけです。
プラスして
この構図は以前解説した「雷水解 上」と同じように実に解り易(やす)い
構図になっているようですので解説しておきます。
「水沢節 初」
「水沢節 」(:|::||)→「世間目線」「風水渙 上」(||::|:)
「坎為水 」(:|::|:)→「世間目線」「坎為水 上」(:|::|:)
この「世間目線」と云うのは metujin 易の勝手な設定ですので、呑象さん
の解説では相手目線ということになるようです。
( 私の認識は易は「大有」たる政治行政用つまりは「公」を対象の
ものでありますので「世間目線」とするわけです。)
要するにこれは相手を探して外に出テふらふらせずにじっと待つ姿勢をも
易が提示してきたわけです。
(私が易は「君子統治占」であり「処方箋」である旨述べるのはこういう
ところにもあるわけですね。)
「単なる未来を示すだけであればそれは易では無い、」
易が示すのは「公」を対象とする「処方箋」でもあって単なる未来を
面白半分に出すものでは無いということになるわけですね。
でありますから、蒙卦に曰く
「蒙、亨。匪我求童蒙。童蒙求我。初筮告。再三?。?則不告。利貞。」
一番最初に易から提示されるものは「批判」であり「処方箋」でありますので、
この最初の「処方箋」を捨ててしまったのでは病気治療は出来ないと
云うことにもなるわけです。
( ケースバイケースだとは思いますが、変卦側を処方箋にする場合も
あるので柔軟に捉えていただきたい。)
それで本題に戻りますと、世間目線が「風水渙 上」変卦側が「坎為水 上」
ということは当然相手側にも選択の余地があると云うことであり、
日本側としては本拠地から離れ外に探索に出テしまうと、この
「无咎(なしとが)」の構図が崩れることになるわけです。
( プラス情報戦として機密を外に出さないこと。 )
◇
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E6%B5%B7%E6%88%A6
連合艦隊の警戒網
---略---
問題はバルチック艦隊をどこで捕捉迎撃するかである。カムラン湾から
ウラジオストクへの航路としては対馬海峡経由、津軽海峡経由、宗谷海峡
経由の3箇所があり得た。3箇所すべてに戦力を分散すれば各個撃破されかねず、
戦力を集中していずれか1箇所に賭けざるを得なかった。
---略---
連合艦隊司令長官東郷平八郎大将は、バルチック艦隊は対馬海峡を通過
すると予測し主力艦隊を配置するとともに周辺海域に警戒網を敷いた。
1905年(明治38年)2月21日には連合艦隊旗艦三笠が朝鮮半島の鎮海湾に
入り、同地を拠点に連合艦隊は対馬海峡で訓練を繰り返した。
///// 引用ここまで /////
となると易卦上もこの判断で合っていることになり、
《今初爻を得(う) 其の辞 不出?庭 无咎 とは我が艦隊
本拠の地を動かざるを謂(い)ひ 》
呑象さんの指摘も此(かく)の通り、
「相手目線」「世間目線」に於いて「渙」の散る、「坎 上」の道を
失う象辞となって、日本海開戦の勝利をなぞることになるわけです。
基本的に戦争も「公」の範疇ではありますが、冒頭書いたように
占者側として常に自分が作るであろう未来の「咎」「凶」を意識した
問筮をしていただきたいと思います。
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