ここはブログ主の「metujin」が社会問題その他「易」に 尋ねたものを解読する「易卦妄想ブログ」です。 metujin ekikyou 日誌は易卦妄想ブログですので 一切の責任の類は負いかねます、了解の上読んで下さい。 典拠は主に「岩波文庫 易経」を引用させてもらっています、 我流でありもし万が一参考にされる方がいた場合は迷惑をかける 可能性もありますので注意事項にも目を通して貰えればと 思います。注意事項アドレスは以下。 http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/04/metujin-ekikyou-metujin.html http://blog.livedoor.jp/metujin/archives/6458861.html http://metujinekikyou.blogspot.jp/2013/06/metujin-ekikyou.html ◇人が欲しがる未来情報の種別、君子用 小人用。
2012年7月17日火曜日
metujin ekikyou 日誌「必要なのは人権教育ではない。善悪の判断を教える「道徳教育」だ。」「水山蹇 三」「山水蒙 四」
metujin ekikyou 日誌
「必要なのは人権教育ではない。善悪の判断を教える「道徳教育」だ。」
「水山蹇 三」「山水蒙 四」
「占題」
『人権教育が与えるもの』
「これはどういった類の人間を作り出すかその陰陽は如何に。」
「水山蹇 三」
「占題」
『善悪の判断を教える「道徳教育」』
「これはどういった類の人間を作り出すかその陰陽は如何に。」
「山水蒙 四」
---記事引用---
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120715/dms1207150701000-n1.htm
【危機の正体】民主党政権の大罪…道徳教育といじめ自殺
★(5)
2012.07.15
自殺から9カ月後、やっと滋賀県警が市立中学校の家宅捜索を行った=
12日午前、大津市【拡大】
---中略--
2つ目の問題は教育の内容についてだ。滋賀県は「人権教育」が
盛んな地域として知られる。だが、人権教育が盛んな地域ほど子供
たちは荒れている。
人権教育は自身を「弱者」や「被害者」の立場に置いて「権利」
を主張することを教えるからだ。内容はどうでもよく、「被害者」
を自称すれば、どんな主張も成り立つと暗に教えるのだ。事件の
加害少年と保護者も、自分たちは被害少年を自殺に追い込んだ“
犯人”呼ばわりされている「被害者」と主張している。人権教育の
見事な成果だ。
必要なのは人権教育ではない。善悪の判断を教える「道徳教育」
だ。だが、この中学でまともな道徳教育が行われた形跡はない。
それどころか、道徳教育に反対する日教組を支持基盤とする
民主党政権は道徳教育を学校から消そうとしている。大津市の事件
は氷山の一角でしかない。=終わり
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。
---略---
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---@前置き---
学の無い metujin にも解りやすく問題点を指摘
してくれていますのでそのまま引用します。
文章のみで人を納得させると云うのは易経のような古典を除けばこれは
難しい、八木先生の文章はなかなか素晴らしいですね。
で、本日はこの八木博士が指摘される『人権教育が与えるもの』と
『善悪の判断を教える「道徳教育」』この陰陽の違いを易に
尋ねてみたいと思います。
これは選挙と同じで比較方式でやってみましょう。
---問占---
「占題」
『人権教育が与えるもの』
「これはどういった類の人間を作り出すかその陰陽は如何に。」
「水山蹇 三」
「卦 辞」
「蹇。利西南。不利東北。利見大人。貞吉。」
「蹇(けん)は、西南に利(よ)ろし。東北に利(よ)ろしからず。
大人を見るに利(よ)ろし。貞しければ吉なり。」
「彖に曰く、蹇は、難なり。険前に在るなり。険を見てよく止まる。
知なるかな。蹇は、西南に利(よ)ろしとは、往きて中を得ればなり。
東北に利(よ)ろしからずとは、その道窮すればなり。大人を見るに
利(よ)ろしとは、往きて功あるなり。位に当たり貞にして
吉なりとは、もって邦を正すなり。蹇の時用、大いなるかな。 」
「象に曰く、山上に水あるは、蹇なり。君子もって身に反りて徳を修む。」
「水山蹇 三」
主卦「水山蹇 」(:|:|::)
変卦「水地比 」(:|::::)
「水山蹇 三」
「三爻 爻辞 往蹇來反。」
「往けば蹇み、来れば反るとは、位当たりて実なればなり。」
「象に曰く、往けば蹇み、来れば反るとは、内これを喜ぶなり。 」
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---変卦「水地比」---
「卦 辞」
「比。吉。原筮。元永貞无咎。不寧方来。後夫凶。」
「比は、吉なり。原(たず)ね筮(うらな)いて、元永貞なれば、
咎なし。寧(やす)からざるものまさに来たらん。
後るる夫は凶なり。」
「水地比 三」
主卦「水地比 」(:|::::)
変卦「水山蹇 」(:|:|::)
-----------------------
「水地比 三」
「三爻 爻辞 比之匪人。」
「これに比せんとすれど人にあらず。 」
「象に曰く、これに比せんとすれど人に匪ず、また傷ましからずや。」
------------------------------------------------------
「岩波文庫 易経」より 以降引用は同左
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---易卦解読---
「水山蹇 三」
主卦「水山蹇 」(:|:|::)
変卦「水地比 」(:|::::)
--------------------------------
後で纏め書きますが、童観といいますか、どちらも長所も短所もありますな、
それで今回問題になっているのは
「水地比 三」
「三爻 爻辞 比之匪人。」
「これに比せんとすれど人にあらず。 」
「象に曰く、これに比せんとすれど人に匪ず、また傷ましからずや。」
------------------------------------------------------
こういう事象が当てはまるわけです。上手く教育できればいいですが
最初に権利「坎」(:|:)だけ教えてしまうなら「比 三」爻のような
人間が出来上がる。
私ツイッター篇に
---自ブログ引用---
http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/11007899.html
《イジメと云うのは形を変えたお猿さんや犬と同じマウンティング行為
です、まだ完全には○間に成りきれていない存在だと見做して
マウンティングに類するようなものはやらせないと云う意識でいれば
いいのです、○間だと思うから間違うのです。
○獣の近くには皆さん近寄らないでしょ、あの感覚でいいわけです。》
***********************
といった文章を書きましたが
「蹇」の意味として何が考えられるかと云うと、そういった本能から
来るところのものをいかに押さえて出さないようにするか、
霊長類たるに相応しい人間に進化させるのかといったところが
問題になるのではないでしょうか。
したがって
「彖に曰く、蹇は、難なり。険前に在るなり。険を見てよく止まる。・・」
が大事な事であり、もし人権教育をするのであれば
「・・君子もって身に反りて徳を修む。」
もつけてやらないと駄目だって事になります。これは
別占にした「道徳教育」の類のものではないでしょうか。
なんとなれば、「蹇」卦の逆目線は「解」であり、「比」卦の逆目線は
「師」卦、何か欲望を叶えたいとか云う場合は容易に「師」を振るう
そういった方向に向きかねない。
歯止めが効かずなおかつ外卦「坎」親が権力をもっていたり、するとこれは
危険な域になる。
「艮」(|::)と云うのは忠告するなり教えるなりしてそういった欲望を
押し留める方が居ると云う象ですが、それが無い場合は陰陽が「師」と
なって暴走すると云う事。
またこれは個人主義を作るものですから、何か組織的、全体的にまとまって
と云うのは苦手と云う象にもなるようです。
どんなに上手に教育したとしても初爻たる足元が弱いですからね。
ということは一般の方々であるとか本当の弱者に対しての配慮ができない
そんな感じの陰陽になってしまうようです。
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---問占その②---
「占題」
『善悪の判断を教える「道徳教育」』
「これはどういった類の人間を作り出すかその陰陽は如何に。」
「山水蒙 四」
「卦 辞」
「蒙亨。匪我求童蒙。童蒙求我。初筮告。再三涜。涜則不告。利貞。」
「蒙は、亨る。我より童蒙に求むるにあらず。童蒙より我に求む。初筮は告ぐ。
再三すればけがれる。けがるれば告げず。貞(ただ)しきに利ろし。」
「彖に曰く、蒙は、山下に険あり。険にして止まるは、蒙なり。
蒙は亨るとは、亨べきをもって行い時中(あた)ればなり。
我より童蒙に求むるにあらず、童蒙(来たりて)我に求むとは、
志応ずるなり。初筮には告ぐとは、剛中をもってなり。
再三すればけがる、けがるれば告げずとは、蒙をけがせばなり。
蒙もって正を養うは、聖の功なり。 」
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「象に曰く、山下に出泉あるは、蒙なり。君子もって行を果たし徳を
育(やしな)う。」
「山水蒙 四」
主卦「山水蒙 」(|:::|:)
変卦「火水未済」(|:|:|:)
---------------------------
「山水蒙 四」
「四爻 爻辞 困蒙吝。」
「蒙に困(くる)しむ。吝なり。 」
「象に曰く、蒙に困しむの吝なるは、ひとり実に遠ければなり。」
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---変卦「火水未済」---
「卦 辞」
「未済。亨。小狐ほとんど済。濡其尾。无攸利。」
「未済(びせい)は、亨る。小狐ほとんど済(わた)らんとして、その尾を
濡らす。利(よ)ろしきところなし。 」
「火水未済 四」
主卦「火水未済」(|:|:|:)
変卦「山水蒙 」(|:::|:)
「火水未済 四」
「四爻 爻辞 貞吉。悔亡。震用伐鬼方。三年有賞于大国。」
「貞しければ吉にして悔亡ぶ。震(うご)きてもって鬼方を伐(う)つ。
三年にして大国に賞せらるることあり。」
「象に曰く、貞しければ吉にして悔亡ぶとは、志行わるるなり。」
-------------------------------------------------
*****************************
---易卦解読---
「山水蒙 四」
主卦「山水蒙 」(|:::|:)
変卦「火水未済」(|:|:|:)
---------------------------
では「道徳教育」ならどうなんだろう ? と云う事になりますが、
これはこれで短所が見受けられるわけです。
それは何かと云うと、
「彖に曰く、蒙は、山下に険あり。険にして止まるは、蒙なり。・・」
何かあっても「師」の陰陽は回避するようになり、事なかれ主義をもたらす。
内卦「坎」(:|:)であり、本来元気「離」で動きまわる必要があるのに
まったく動けないでいる、更に外卦が「艮」(|::)とくれば
停止の停止。
この陰陽は逆目線「屯」卦と「既済」でありますからこれが何を意味するか
と云うと「鼎」勤め人であるとか、普通一般見受けられるような一見
善良な市井の方々を作り出すそういう陰陽であり、それなりの生活を
遅れる陰陽にはなるのですが、危機管理とかいった場合は上記のように
動くに動けない。
そういった感じになるものと思われます。
あとこの陰陽は頭の部分が「艮」として上に従うような感じであります
ので「カルト 霊感商法系」に弱いものと思われます。
世間には道徳や善意に見せかけた悪意が沢山あり、洗脳手法も花ざかり。
やはり外卦は「坎」(:|:)として自分で考え自分で決断する思考は
持たないといけないわけです。
そういった「道徳」「善意」に見せかけた「悪」に対処する方策は
子供の頃から教えないといけないのではないでしょうか。
なので単純な「道徳」教育だけではこれは足りないということになります。
「・・蒙もって正を養うは、聖の功なり。 」
これは何を意味するかと云うとその足りないものを自分で学習しそれを
補い養えと云う事です。
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ただしこれは学校を出て世間に出てからとなると、これはこれで難しい。
したがって教育と云う面では「未済」となるしかない。
「・・利ろしきところなしとは、続いて終らざればなり。」
カルト霊感商法の害であるとか虎の子の年金資金巻き上げられたであるとか
いろいろ世間から聞こえてきますが、
これはこういった教育の弊害、悪く書くと「お人好しバカ」を作りだす
教育といったものの弊害であると考えられなくもない、
「道徳教育」はそれはそれで大事な事であり、世間に出てからの基本的
な倫理観を植え付けるものではありますが、
世間に出てからそういった善意に見せかけた「悪」と対処する策も同時
に教えてあげないことにはこれはこれで半端だと云う事になるわけです。
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