2012年7月24日火曜日

metujin ekikyou 日誌  「菅前総理の現場介入が混乱を招いた」「火風鼎 初」




metujin  ekikyou  日誌

 「菅前総理の現場介入が混乱を招いた」
 「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を
  認めない方針」

「国家の存亡を左右する激甚災害において自衛隊指揮者にして国家最高責任者
 の判断まで規制してしまうのは危機管理の面からも
 有り得ない、前回の得卦「離為火」は相互に管理監視しろの意味でも
 あると思われる、これは亡国の道である。
 これを回避する最良の道とは何か 」

「火風鼎 初」

---記事引用---

http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220723023.html

 福島第一原発の事故に関する政府の事故調査委員会は、
「菅前総理の現場介入が混乱を招いた」などとする最終報告を23日午後
にまとめました。

 政府の事故調査委員会は、最終報告書で事前の防災対策に加え、東京電力
や政府・地方自治体の対応に大きな問題があったと指摘しました。
菅前総理大臣が「原子力に『土地鑑(とちかん)』がある」と自負し、
現場介入したことが混乱を招いて弊害を生んだとしています。東京電力
については、事故後の注水作業に不手際があり、事故後、1年余りたって
も再発防止の姿勢が不十分だと批判しました。また、SPEEDI=
放射能影響予測システムを住民の避難に活用する余地があったと
しています。その一方で、「事故の全容解明ができたとは言えない」
として、今後も政府に対して調査の継続を要求しています。

***************************

--- @ ○国回避策 ---

 これは前回といいますか、

 ---自ブログ引用---
 《2012年6月12日火曜日

 metujin  ekikyou  日誌
 「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を
  認めない方針」

 「これまで福一原子炉災害、責任権限の問題を易に指摘されて来た事から
  慮るに最高指揮責任者であり、自衛隊指揮者責任者でもある首相の
  権限判断を縛るのは逆効果になるように感じるが易の評価は如何に。」

 「離為火 初」》

 *********************

 といった易卦解読を投稿してあります、
 「菅前総理の現場介入が混乱を招いた」 

 これはその通りでありましょうが、前回書いたように当事者方の責任
は応分にとって再発防止を図っていただかないと
次からは官邸からのコントロールすら効かない事になります。
これは非常に危惧すべき事です。
詳しくはその段に書いてありますが、こればっかりは首相権限を元に戻して
おかないと○国となってしまいますので
次に国政に関与される方々は元に戻してもらいたいと思います。


 ---再度引用自ブログ続き---

 《---『重要』首相権限を制限してもできる陰陽は「火山旅」である。----


 「火山旅 初」
 主卦「火山旅 」(|:||::)
 変卦「離為火 」(|:||:|)
 「火山旅 初」
 「初爻   爻辞   旅瑣瑣。斯其所取災。」
 「旅して瑣瑣(ささ)たり。斯れその災いを取るところなり。」
 「象に曰く、旅して瑣瑣たりとは、志窮して災いあるなり。」
 -------------------------------------------------

 「象伝」
 「旅してささたりというのは、こころが窮して災いを生ずることである。」
 -------------------------------------------------------------------

 metujin  の私的な利益を鑑みるならこんな事を書くべきでは無いですが
 原発災害だけは別格それこそ日本と日本に暮らす方々全てに
 関わる事ですので敢えて書きます。

 「火山旅」の卦徳は外卦首相の権限を「艮」の停止させる象であります
 のでこのままの状態で首相権限を制限したなら
 問題の解消にはならない、一般の方々が情報を得られず動くに動けない
 どうしていいかわからない象であるところの「火山旅」の卦徳に変わりは
 無いです。

 ですのでいろいろ批判があり、これまでこのブログでも諸々批判して
 きた「民主党」案ですが今回に関しては「民主党」案であるところの

 『民主党は緊急時の事故対応などで
  総理大臣の指示権限を残すべきだとしていました。・』
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 こちらが易卦からみて妥当だと云う事になるようです。

 それとこれは原発災害に関わった方々で菅元首相だけが「離」としての
 責任をとり、それに対してアドバイスし、当事者であるところの
 「官」と「東電」さんが責任らしき責任をとっていない象にもなる
 わけです。
 なので結局はバランスを欠いてしまう事でありますので、
 根本的な再発防止災害対処には寄与していない事になる。これは本当に
 危険な事であり、亡○の決定だと云えるのではないでしょうか。》

 *******引用ここまで****


「火山旅 初」爻を逆目線で眺めると「雷火豊 上」となります。
辞としては

「雷火豊 上」
主卦「雷火豊 」(::||:|)
変卦「離為火 」(|:||:|)
---------------------------
「雷火豊 上」
「上爻  爻辞  豊其屋。蔀其家。うかがえば其戸。闃其无人。
三歳不覿。凶。」
「その屋(おく)を豊いにし、その家に蔀(しとみ)す。
その戸を闃(うかがう)に、闃(げき)としてそれ人なし。三歳まで
覿(み)ず。凶なり。」
「象に曰く、その屋を豊いにすとは、天際に翔(かけ)るなり。
その戸をうかがうに、闃としてそれ人なしとは、自ら蔵(かく)るるなり。」
------------------------------------------------------

「象伝」その屋を豊いにすというのは、天の際にとどくほど屋根を高く
すること、つまり自分一人で思い上がる事である。
その戸とうかがうに、げきとしてそれひとなしというのは、
自分からとじこもって隠れることである。
-------------------------------------

孔子曰く「我に数年を加え五十にして以て易を学べば大過無かるべし」

とあるように長い目でみての利益を考慮していただきたいと思う次第。
易も何もそんな強烈な責任を取れと言っているわけではなく、
一旦は責任を取るようにして、その後は役職に責任をもってもらう意味での
「噬ごう」「利用獄」
つまりは責任の所在をはっきりさせ、責任の範囲を明確にする作業をし、
ポストだけの椅子といったものを無くしてもらう。
責任の範囲を明確明瞭化し、応分の責任を背負ってもらい無責任体質を
改善すると云う事。

何かあったら処罰される立場であるなら当然責任範囲は明確にせざるを
得ないわけであり、そういう方が責任を賭して述べる意見に対しては
重みといったものが生じてくるわけです。

したがって有事の動きといったものも迅速に処理できるようになり、
情報と一緒に次の責任権限者の方へ渡す迅速なリレーと云うのが可能に
なる。
これを「易」では「火雷噬ごう」「利用獄」と云うようです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここが重要なところなんですが、「火雷」つまり原子炉の火、のような
リスクの高い発電事業のようなものは「火雷」になるんです、
そういう事業は「噬ごう」の「利用獄」たる処罰される責任を負わせる
形の運営形態にしなきゃいけないですよと云う事になるわけです。

「象に曰く、雷電あるは、噬こうなり。先王もって罰を明らかにして法を
 勅(ととの)う。 」
 -----------------------

 責任は隠すだとか有耶無耶にするのではなく、立場上のものは迅速に
処理し次の責任権限者の方に渡してしまえばいいのです。
これが一番合理的であり、合法的な責任回避の仕方になるわけです。

責任の所在が観えないような構造を温存し、
総理総裁権限まで規制してしまったらならまったく歯止めが無い状況
になりかねない、
これはまったく亡国の道への一歩です。
日本と云うか日本国の官吏の方々はこういった輪廻を繰り返すべきでは
ない、そのように思います。


---問占---

「占題」
 「菅前総理の現場介入が混乱を招いた」
 「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を
  認めない方針」

「国家の存亡を左右する激甚災害において自衛隊指揮者にして国家最高責任者
 の判断まで規制してしまうのは危機管理の面からも
 有り得ない、前回の得卦「離為火」は相互に管理監視しろの意味でも
 あると思われる、これは亡国の道である。
 これを回避する最良の道とは何か 」

「火風鼎 初」




---以降過去倉庫へ---
2012.09.09 

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