2013年10月31日木曜日

metujin ekikyou 日誌 『「TPP農業医食同源分野、2013.10.26」追加。&減反政策の廃止。』 『「地水師 三」「水沢節 ニ」生産者篇 』②



metujin  ekikyou  日誌
『「TPP農業医食同源分野、2013.10.26」追加。&減反政策の廃止。』
『「地水師 三」「水沢節 ニ」生産者篇 』②



---◇「記事動画引用」
http://www.youtube.com/watch?v=iOxOgJu1c2o

『40年以上続いた米の減反政策 5年後廃止で調整へ(13/10/28)』


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---◇「ここより第二部生産者篇。」

□ 「第一部消費者篇は投稿済。」


---◇「問筮根拠」
http://www.youtube.com/watch?v=iOxOgJu1c2o
『40年以上続いた米の減反政策 5年後廃止で調整へ(13/10/28)』

---◇「問筮」

『長々と前段にてTPP農業医食同源分野の最近の卦徳の解説をして
きたが、この政策も当然TPPを睨んだ政策であるのは間違いの無い
ことであるだろう。

この政策の吉凶を易に質しておきたい。この陰陽とは一体何か。』


『水沢節 ニ』


「卦  辞」
「節。亨。苦節不可貞。」

「節は、亨る。苦節は貞しくすべからず。 」
「彖に曰く、節は、亨る。剛柔分かれて剛中を得ればなり。
 苦節は貞しくすべからずとは、その道窮まればなり。
 説びてもって険を行き、位に当たりてもって節あり、
 中正にしてもって通ず。天地は節ありて四時成る。
 節してもって度を制すれば、財を傷らず民を害せず。」

「象に曰く、沢の上に水あるは節なり。君子もって数度を
 制し徳行を議す。」

「水沢節 二」
主卦「水沢節 」(:|::||)
変卦「水雷屯 」(:|:::|)
「水沢節 二」
「二爻   爻辞   不出門庭。凶。」
「門庭を出でず。凶なり。」
「象に曰く、門庭を出でず、凶なりとは、時を失すること極まるなり。」

---◇変卦「水雷屯」

「卦  辞」
「屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。」

「水雷屯 二」
主卦「水雷屯 」(:|:::|)
変卦「水沢節 」(:|::||)
「二爻  爻辞  屯如。てん如。乗馬斑如。匪寇婚媾。
 女子貞不字。十年乃字。」
「屯如たり、てん如(てんじょ)たり、馬に乗りて班如(はんじょ)たり。
 寇(あだ)するにあらず、婚媾(こんこう)せんとす。女子貞にして
 字(あざな)せず、十年にしてすなわち字す。」

「象に曰く、六二の難は、剛に乗ればなり。十年にしてすなわち
 字すとは、常に反(かえ)るなり。」

※典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左。
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---◇易卦解読本題。

「水沢節 二」
主卦「水沢節 」(:|::||)
変卦「水雷屯 」(:|:::|)


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760551
高島易断 下経十 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断 水沢節 象曰 コマ番3 」
(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『 節。亨。苦節不可貞

彖曰。
節亨。剛柔分而剛得中。苦節不可貞其道窮也。説以行險。
當位以節。中正以通。天地節而四時成。節以制度。不傷財。不害民。

節ノ卦タルヤ。水ノ流下スルヲ止メテ。之ヲ利用スルノ貌ナリ。
即チ堤防ヲ築キ。水ヲ堰止ルガ如キ是ナリ。然レトモ之ヲ止ル二度
アリ。過レバ則チ溢ル。故二其宜シキヲ制ス。之ヲ節ト云フ。
九五ノ剛中正ナリ。故二過不及ナシ。是レ剛中ヲ得テ。亨ルノ義
ナリ。苦ハ五味ノ一ナレトモ。他ノ甘酸辛「酉咸」。之ヲ火二
上セテ其度ヲ過グレバ。皆苦二化ス。此理ヲ転用して。困苦ノ苦トス。

凡ソ物。節二過レバ皆苦ム。---略--- 』


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760551
高島易断 下経十 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断 水沢節 象曰 コマ番五」
(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『象曰。澤上有水水節。君子以制數度。議徳行

澤ノ水上二水アリ。水ヲ蓄ヘ。民ヲシテ其潤利ヲ得セシムル意ナリ。
但其水ヲシテ多カラシメズ。又少カラシメズ。正二其中ニアラシム
ベキナリ。故二節ト云フ。數度トハ。尊卑ノ位次礼數ヲ云ヒ。
徳行トハ。各其位二安ジテ。行二過不及ナク。険夷一行ナルヲ
云フ。又澤二大小深浅アルガ如ク。人ニモ又機根二。厚薄優劣アルヲ
以テ。其分二従ヒ事ノ軽重難易ヲ計リ。之ヲ分担セシメテ。各其力
ヲ竭サシメ。而シテ上ハ无形自立ノ精神ヨリ。下ハ有形ノ百工技芸
二至ルマデ。之ヲ奨励興起セシムル。是レ又節ノ義ナリトス』


『□占 天人の道徳。符節ヲ合スルガ如ク。臣民二在テハ忠節ヲ
以テシ。顕貴二在テハ。最モ節倹ヲ加へザルベカラズ。但吝嗇二
陥ラザル二在リ。節トハ。理ノ宜シキニ合フヲ云フ。頑陋偏波
ナラザルヲ要ス』



http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760551
高島易断 下経十 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断 水沢節 九ニ コマ番五」
(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『九ニ。不出門庭凶 
象曰。不出門庭凶。失時極也 

『此爻剛中ノ才ヲ以テ。出テ事ヲ行フベキノ位ニ居ル。今ヤ事ヲ為スノ機会
ニ的中セリ。昼夜間断ナク勉強シテ。実功ヲ奏スベキノ時トス。何ト
ナレバ。初爻ニテ。蓄ヘタル沢水ノアルアリ。
今之ヲ利用スベキノ時ナレバナリ。故ニ現時ノ好機会ナルヲ知ラズシテ。
努メザルニ於テハ。時運ヲ逸去セシメテ。逐不トモ及バザルベシ。
故ニ象ニ失時極也ト云フ。』

『□我説破スルトキハ。彼レ服従シ。我言テ彼応ズルノ時トス。此ニ人
アリ。資金ヲ借リ入レ。債主ヲ避ケテ合ハズ。然ルニ債主ハ。其情ヲ審
ニセザレバ。一意欺レタルモノト自信シ。交誼ヲ捨テテ法廷ニ訴ヘ。
身代限ヲ為サシム。負債主ニ於テハ。始メヨリ一片ノ不正心ナク。
債主ニ於テモ。又悪念アリテ此ニ到ルニアラズ。他ナシ。負債主ノ
不面目ヨリ。逃避シテ借主ノ怒ヲ惹起シタル是ナリ。若シ始メヨリ
其事情ヲ弁明セバ。債主ニ於テモ。失敗ノ所由ヲ審ニシ。啻(タダ)ニ
旧債ヲ責メザルノミナラズ。或ハ資本ヲ貸与シテ。前業ヲ襲ガシムル
コトアルベシ。此爻ニ遇フモノ。此意ヲ体シテ。婦人小人ノ羞ヲ為ス
コト勿レ 』


※上記典拠継続「水沢節 九ニ 占例 コマ番 6 」
---◇「ある警察官の方の借金返済の方法を占う」

『「占例」警官某氏ノ為ニ負債償却法ヲ占フ 
某県出身ノ警官某氏。余ガ別業ヲ訪ヒ。余ニ請フテ曰ク。吾旧藩士某。
維新ノ際。勤王ノ為メ節ニ死ス。其遺族落魄據(ヨル)ナキ者。僕友誼
之ヲ棄ルニ忍ビズシテ。扶助ヲ加ヘ。其他親戚ノ止ム能ハズル者ノ子弟
三人ヲ出京セシメ。各就学セシムルモノ十数年。僕ガ薄給ナル。
其費ニ充ルニ足ラズ。為ニ六 七千圓ノ負債ヲ生ス。然ルニ僕郷国ニ
於テ。価格一萬圓ノ不動産ヲ有セリ。故ニ之ヲ枯却セバ。其の負債
ヲ償フコトヲ得ベキガ故ニ。三人ノ者ヲ教養シタルヲ楽ミトシ。
其負債ノ如キハ。敢テ意トセザリキ。然ルニ何ゾ計ラン。
其負債ハ漸々ニ利子ヲ倍殖シ。遂ニ一萬三千圓ニ至リ。而シテ其不動産
ハ。全国一般非常ノ不景気ニ際シ。之ヲ売却セント欲スルモ。
更ニ応スル者ナク。偶之レアルモ。稍(ヨウヤ)ク価格三千圓ニ過ギズ。
此ニ於テヤ。実ニ喫驚啻 (タダ)ナラズ。之ヲ枯(ウ)ランカ。債ヲ償フ
コト能ハズ。之ヲ枯(ウ)ラザランカ。債主ノ厳責ヲ如何セン。進退
維レ谷(キハマ)リ。他ニ求ムルベキノ途ナシ。為ニ日夜苦慮憂鬱終ニ
病ヲ致シ。職務モ亦堪ヘザラントス。
先生幸ニ僕ノ為ニ。其償却ノ方法ヲ教示セラレヨト。余乃チ之ヲ筮シテ
。水沢節ノニ爻ヲ得タリ 

断シテ曰ク。節ノ卦タルヤ。坎為水ノ一世返シヨリ来ル。其坎為水ハ。
内外卦共ニ水ニシテ。水ハ流通ノ性アリ。今節ノ卦。
坎為水ノ初爻ヲ変ジテ沢トスル者ハ。堤防ヲ築テ其流水ヲ止メタル者タリ。
之ヲ足下ノ負債ニ譬フルニ。世間融通ノ金圓ヲ借リ込ミ。其流通ヲ止メ
タルノ象ナリ。初九ニ曰九。不出戸庭无咎ト。繋辞ニ曰ク。乱之所生也。
則言語以為階。君不密則失臣。不密則失身。幾事不密則害成。
是以君子慎密而不出也ト。是ニ由テ之ヲ観レバ。不出戸庭トハ。
猥(ミダ)リニ言語ヲ発セザルヲ云ナリ。

(兌ノ初爻ハ。言ヲ以テ事ヲ観ル。故ニ言ハザレハ无咎ナリ。
ニ爻ハ。兌ノ言ヲ以テ事ヲ通達スルノ位トス。故ニ言ハザレバ凶ナリ)

九ニ。不出門庭。凶トハ。是ハ初爻ト全九反対ニシテ。言語ヲ発セザレバ。
凶ト云ナリ。如何トナレバ。凡ソ負債ヲ起ス者ハ。其用途アルガ為ナリ。
然リト雖トモ。負債巳レノ分ヲ過ギテ。償却シ能ハザルトキハ。遂ニ
其レガ為ニ。家産ヲ滅却シテ。身ヲ亡ボスニ到ルベシ。
猶堤防ノ用水ヲ儲フルモ。其度ヲ超ユレバ。遂ニ堤防ヲ崩壊シテ。良田
ヲ害スルガ如シ。故ニ其宜ヲ量テ。※水樋(ス井ドウ)(トウトウ)
ヲ以テ之ヲ放流セザルベカラズ。負債モ亦斯ノ如キノミ。
其宜キヲ量テ崩潰ニ至ラシメザルベカラズ。之ヲ節ト云ナリ。然リ而シテ
之ヲ為ス所以ハ他ナシ、。即チ節倹ヲ行ヒ節義ヲ守ルヲ。基礎トナスノミ。
依テ方法ヲ指示セシ 

今足下所有ノ不動産。縦ヒ非常ノ廉価ナルモ。時ノ相場ナレバ。如何
トモスルコト能ハズ。然ラハ三千圓ヲ以テ之ヲ売却シ。其金圓ハ悉皆
之ヲ債主ニ分賦スベシ。之レ節義ヲ守ル者ナリ。而シテ残金一萬圓ハ。
足下ノ月俸二百圓ノ内。五十圓ヲ以テ家計ヲナシ。三十圓ヲ以テ交際費
ニ供シ。残余百二十圓ヲ月々償却スベシ。之レ節倹ヲ行フ者ナリ。
而シテ其負債ノ利子ハ。債主ニ乞テ。年八朱トスルトキハ。月賦金合算。
一ケ年千四百四十圓ナリ。内利子八百圓ヲ除テ。残リ六百四十圓ハ。
元金ヲ滅償スベシ。而シテ積ムニ年月ヲ以テセバ。十一年餘ニシテ。
遂ニ元利ヲ償盡スベキナリ。然ルニ債主或ハ之ヲ諾シ肯ンゼララントスト
雖トモ。足下実情ヲ以テ。之ヲ依頼セバ。彼豈ニ其請求ニ応ゼザランヤ。
思フニ天下廣シト雖トモ。無キ者ヲ得ントスルヨリ愚ナルハナシ。
又無キ者ヲ与ヘント欲スルヨリ愚ナルハナシ。是レ比丘尼ニ睾丸ヲ求ムル
ト一般ナリ。

今其レ百方術ヲ求ムルモ。前策ヲ措テ他ニ施スベキナシ。然ルニ債主
強テ其償還ヲ要セバ。足下終ニ身代限ヲナスノ外ナカルベシ。
若シ然ラハ。償主ハ一金ノ得ル所ナク。足下モ又仕官スルコト能ハズ。
債主豈一挙両損ノ愚ヲ為サンヤ。実ニ足下ハ。身体ト生命トガ財産ナレバ。
彼レ止ムヲ得ズ。足下ノ依頼ニ応ズベキナリ。何ヲ以テ之ヲ知ルトナラバ。
足下ハ兌ノニ爻ナレバ。口ヲ開テ情実ヲ訴フベキノ時ナリトス。
而シテニ爻ニ応ズルモノハ。五爻ナレバ。

外卦ノ坎ヲ耳トシ又加憂トス。故ニ彼迷惑ナガラ承諾セザルヲ得ザルナリ。
故ニ五爻ニ曰ク。甘節吉ト。之レ足下ノ請願ヲ甘ンジテ諾スルノ象ナリ。
然ルニ今ニシテ速カニ之レガ処置ヲナサザレバ。遂ニ時ヲ失シテ救フ
ベカラズ。家産ヲ崩潰スルニ至ランカ。

象ニ曰ク。不出門庭失時極也ト。即チニ爻中正ノ時ヲ失シテ。三爻ニ至
ラバ。足下ハ。身代限ヲナシ。債主ハ。益々困難ヲ極ムベシ。
三爻ニ曰ク。不節若則嗟若ト上爻ニ曰ク。苦節貞凶ト。其意自ラ明ナリ。
且ツ足下ハ身体生命ヲ以テ。財産トナス者ナレバ。負債ノ心配ヲ。
日ニ一時間ト定メ。其餘ハ憂苦ヲ放棄シテ。以テ浩然ノ気ヲ養フベシ。
然ラザレバ必ズ其財産。即チ身体ニ病害ヲ生ゼンノミ
抑(ソモソモ)節ノ卦タル。百事宜キニ適フテ過不及ナケレバナリ。
苦節不可貞トハ。能ク中節ヲ守テ詮無キノコトニ。妄リニ苦心シテ。苦節
ニ陥ルベカラザルヲ云ナリ。故ニ象ニ曰ク。節以制度。不傷不害民ト。
今足下節倹ノ二ツヲ守テ。其方法ヲ立ツルトキハ。
巳レハ其財産ヲ蕩尽スルニ至ラズ。債主モ又其財産ヲ損害セザルヲ證
スル者ナリ。
足下其レ疑義スルコト勿レ

以上水沢節ノ卦面ニ依テ。処置方ヲ立ツルコト斯ノ如シト。某氏欣喜雀躍。
深ク占断ヲ謝シテ去ル。後数日某氏報シテ曰ク。先生ノ教誨ニ従ヒ。
積日ノ憂鬱忽チニ散シ。志意快活セリ。僕ガ死セザル者ハ。蓋シ
先生ノ賜物ナリト 』


※※ これも惚れ惚れするような「五爻君子統治占」です。

いつものように勝手意訳しますと、某県出身の警察官某氏が嘉衛門さん
の別業(別荘)(隠遁処、花見などの拠点) を訪ね借金の償還に対する
易の智慧を借りにきた、理由は同じ県、旧藩の藩士の方々で
維新で没落した同僚の方々であるとか親戚だとかの子弟の方々に教育
を施していたわけです。

当然警官の薄給では足りないので借金をしたのだが、六、七千円もの借金
が出来た、ただこの方は郷里に一万円程の不動産が在ったために、
それほど気にしてなかったのであるが、これが利子がついていつの間にか
一万三千円にまでなった、而シテ不動産はというとこの不景気で、
売ろうとしても、三千円にて漸く買い手が見つかるといった程。
それで進退窮まったわけです。
その苦悩から病気になって職務も手に付かない事になったのでどうか
この償還の方法を示して頂きたい。

即ち筮シテ水沢節ノニ爻ヲ得タリ。

節の卦は坎為水の一世を返したものであり「坎為水」内卦外卦ともに水
にして、水は流通の性があるあが、この節の卦は堤防を築いてこれを
止めたようなものである。これを貴方の例に譬えると、金銭の流通を
止めた象である。

「節 初」は「不出戸庭无咎」であり繋辞伝には

「乱之所生也。
則言語以為階。君不密則失臣。不密則失身。幾事不密則害成。
是以君子慎密而不出也ト。是ニ由テ之ヲ観レバ。不出戸庭トハ。
猥(ミダ)リニ言語ヲ発セザルヲ云ナリ。」

これによれば妄りに言葉を発しない方が良いのであるが、九ニの辞には
「不出門凶」とは、この初爻とは全く反対で、言語ヲ発しないのが凶
なのである。
何となれば、凡ソ負債を起こすものはその用途があるものであるが、シカシ
ながらその負債がおのれの分を超えて償却できなくなるようであれば、
それが為に家産を滅却しおのれを亡ぼすようにもなるのである。
尚堤防も同じ事で、これが決壊すればいかな良田であろうとも、害するが
ごとし。
であるからして、適当ををもって放流するより無いのである。負債も
またかくのごとしであり、適量を量って決壊させないする事、これを
「節」と云うのである。

つまりは「節倹」「節義」を守るを基礎とするのみ。依ってその方法を
指示しよう。

今足下「貴方」の不動産はヒジョウに廉価となるも、時の相場となれば
如何ともすること能わず、したがって三千円をもってこれを売却し、
そのお金は悉皆(全て)貸主に返済しなさい、これをもって「節義」を守る
者であると印象つけるのである。

残金の一万円は貴方の月給二百円の内、五十円をもって家計にあて、
三十円をもって交際費となし、残余百二十円を月々償還スベシ。
しかしてその負債の利子は、債主に乞うて、年八朱とするときは、月賦
金合算、一箇年千四百四十円也、---略---
しかして年月をもってすれば十一年あまりで遂に元利を返済し終わるで
あろう。
債主貸主が承諾しなかったとしてもよく実情をもってこれを依頼する
ならば応じない事もないだろう。

思うに天下広しといえども無いものを得ようとする愚は無く、無いものを
与えんとする愚は無い。
これは比丘尼に睾丸を求めるようなものである。
これ百方術を求めたとて、この策を措いて他に施す術べは無いのである。
---略---

貴方は兌ノニ爻なれば、口を開いて実情を訴えるべきの時とする。
しかしてニ爻に応ずる者は五爻なれば外卦の坎を耳としまた憂いとする。
であるから彼は迷惑ではあるが承諾するよりないのである、
故にこれを「甘節吉」というのである。要するに貴方の請願を甘んじて
承諾するの象である。

しかしながらこれを処置せずに放置すると時を失っして救えなくなって
しまい、家産崩壊するに至らん。
象に曰く、「不出門庭失時極也」というのは即ちニ爻中正の時を失して
三爻に至れば貴方はこの身代限りとなり、債主は困難を極め、
三爻の辞に曰く、「不節若則嗟若ト上爻ニ曰ク。苦節貞凶ト。」
其意は自ずから明かである。

かつ貴方はその身体生命をもって財産とする者であるから、負債の心配は
一日に一時間と定め、それ意外の時間は悩む事を放棄し浩然の気を養う
ようにしなさい、そうでなければ、必ず身体に病害を生じてしまうであろう。

そもそも節の卦、「節亨。苦節不可貞」節の亨る所以は、ニ爻五爻の
中正ニシテ、百事そのよろしきに適うよう過不及のないことを云うので
ある「苦節貞不可貞」とは、よく中節を守って詮なきことにに、妄りに苦心
して苦節に陥ることの無いように云うのである。

故に象に曰く。「節以制度。不傷罪不害民」をいう、
今貴方が節と倹の二つを守って、其方法を立てるときは自分はその財産を
蕩尽することなく、債主もまたその財産を損害せざる事になる。
貴方はこれに疑義することなかれ。

以上「水沢節」の卦面に依って、処置法を立てることかくのごとし。
某氏「欣喜雀躍」、占断に謝して去る。 後日某氏報告して曰く。先生の教誨
に従って積日の憂鬱たちまちに散じ、志意快活せり、僕が死なずに済んだ
のは蓋シ(思うに)先生のおかげであると述べてあった。

**********

※ 何故かこれが筆が乗ってしまって長文の引用に ・・・ せっかくなので
そのまま引用しておきます。 
これも易にあまり読む人居ないから、・・と云われてはいたんですが。

腰痛くてね、あんまり長くヤリたく無いんですが、何故かなんですね。
 ^^)  

 なんといいますか易と嘉衛門さんの力量ですね。
それで結論でも述べますが、易の象としてみますと、裏事情に「旅」と「鼎」
があって「節」と「屯」ですから、新たな「鼎」の構築にあたっては
「節」をもって当てなさいと云うことなんですね。


---◇「metujn  側の占例 約束不履行と時の関係」

http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/18022063.html
《「2012/9/227:42
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇 「民主代表選“街頭演説”は
 ヤジの嵐!帰れ、やめろ、うそつき」 「火沢けい 上」》


《「節 ニ」「不出門庭。凶。」
 「象に曰く、門庭を出でず、凶なりとは、時を失すること極まるなり。」
 これは民主党政権が約束した時を無駄にした事でもあり、
 人の批判を受け入れず他人に指示だけしているような方々がかかる病気
 でもある。 

 今立場があるからといって「旅」を許してしまうならば
 自分で盤石の地位と思っている場が一本足のカカシさんになる。
  今電機の巨大メーカーが陥っている困難が日本の未来にならないと誰が
 云えるだろうか。》

 *** 引用ここまで ***


※※ 民主党政権時代の事はまぁ説明不要でしょうね。
かなり支援者の方々を○○してましたからね。 あれは政治としては
イケマセンですね。


---◇「結論」

「水沢節 二」
主卦「水沢節 」(:|::||)⇔世間目線「風水渙」
変卦「水雷屯 」(:|:::|)⇔世間目線「山水蒙」


□農政に関しては周囲から聞いて
だいたいは理解しているつもりですが、つもり、 ^^)
但し、易はどちらにしても、偏ることを嫌うのであるし恣意的なものを
書くと当然ダメを貰います。したがってこれは信用してもらうしか無い
ですね。

 metujinが何故に「宮崎口蹄疫」での顛末にカッカ来ていたかと云うと
育ちの関係もあるんですね。

いずれにしてもあれだけ無責任な農政なんかやらせておいたらダメですね。
あり得ないのが連発しましたからね。
しかもウィキペディアの方も、少しばかり根拠としてどうなのかなといった
作文の香りもしますしね。
なので、「宮崎口蹄疫」に関してはニコニコ大百科を利用させてもらっている
わけです。

 どちらにしても、今回は「生産者篇」ですので、余程で無い限りは
読む人も居ないとは思いますが。 ^^)
なのでこの項は読む人が居ない前提で書いております。  ^^)

マズ嘉衛門さんの占例のところで書いたように変卦に「屯」卦の難卦が
隠れております。
「屯」の卦は原発村のところでも書きましたが、二種あってまるっきりの
ご新規さんか、「鼎」のカマドをひっくり返してしまって、また新たに
その「鼎」「カマド」を構築する最中をも意味します。
主卦のメインが「節」でありますので、当然「節倹」をもってそれを
為すようにという事にもなるわけです。

嘉衛門さんの占例にある警察官の方にしても、完全に危険水域にまでいって
助けられたのが解るのでは無いでしょうか。本人からして死なずに済んだ
と書いているようですからして、

まず自分の占例とあわせて、五爻との約束(契約)というのがあるわけですね、
これは例の
土地改良事業基盤整備といって昔からやっている事業になるわけです。
検索したら愛知県のが出てきましたので、アドレスが、


---◇「愛知県 農林水産部 農地計画化」ヨリ、
http://www.pref.aichi.jp/nochi-keikaku/kanti/kanti01.htm
《■ 土地改良事業ってどんな事業なの?
・土地改良事業とは、農業農村を整備する事業のうち、農業生産基盤の整備
 を行う事業です。》

□ この資料ですと、費用負担が「一般に公庫融資で充当し翌年より
最大10年据え置き15年で償還」とある。

農家負担も当然あるしこれは借り入れ金になるわけです。
大規模化するといっても当然 水の手配からですからね。
それと、

《(2)3分の2強制 》
《 土地改良事業は、土地のつながり、水系のつながりにより一定の地域内
 の農地全体を受益地に取り込む必要があるような事業について、地域全体
 の利益を考えれば事業を実施すべきであるのにもかかわらず、少数の
 反対者のために実施できなくなることを防ぐために、その一定の地域内
 の農家(基本的には耕作者)の3分の2以上の同意があれば、反対者を
 含めて全員を事業に参加させることができます(B図)。》


 いくら補助金があるからといっても、強制の部分があるのであるし、心なら
ずも借金して今返済中の農地も当然あるわけです。
農政と云うのはそれこそ三十年計画で機械化できるようにだとか、用水路
整備するだとか、そういう次元、時間のスパンで農政として計画されて
今にあるわけです。

 そういったものを学者さんだとか、腰の軽い事業の方々の意見で
猫の目農政という言葉は昔からあるようですが、コロコロ変わるようで
あっては、国の指示で作った借金どうしてくれるの。 ?

と云うことにもナルのではないでしょうか。

それでこういった事情を占例と象に当てはめますと、そもそもが
「雷火豊 上」の政策。

---◇
「卦  辞」「豊。亨。王仮之。勿憂。宜日中。」

「雷火豊 上」
主卦「雷火豊 」(::||:|)
変卦「離為火 」(|:||:|)
「上爻  爻辞  豊其屋。蔀其家。うかがえば其戸。闃其无人。
 三歳不覿。凶。」
「その屋(おく)を豊いにし、その家に蔀(しとみ)す。
 その戸を闃(うかがう)に、闃(げき)としてそれ人なし。三歳まで
 覿(み)ず。凶なり。」
「象に曰く、その屋を豊いにすとは、天際に翔(かけ)るなり。
 その戸をうかがうに、闃としてそれ人なしとは、自ら蔵(かく)るるなり。」


□ 要するに訪れる人もまばらな箱物を作ってそれを票に変えるといった
政治システムを推進してきた、自民党政治があるわけですが、こういった
ものはそもそもTPPのようなものを想定しておらず、箱物作って維持費
かけただけ。

ですからこれは「火山旅」(|:||::)という利権政治だったわけです。
なのでこの卦が裏返ると、今の「水沢節」(:|::||)と云う卦に
なります。

 なので今の農家の方々は今このニ爻の位置にある事になるわけです。
報道では四十年以上続いたとあるので、一爻20年とします。
かなり厳しいですが。
それで往く先には五爻の陽爻しかありませんので、進む先はかなり厳しい。
と思った方がよい。
当然「兌」(:||)の補助金行政が終わり、今後は「震」の農産物その
もので勝負する時代になるわけです。

強制で借金作った方もいる
のであるし、こういった借金をどうするのか当然声をあげなければ
いけない。

それと、「旅」の利権政治は仕方なかったかもしれないが、新たに
農産物のブランドの「鼎」を構築するにあたっても、前段で書いたような

「産地偽装」と
いった事をやらせない「食品 Gメン」の創設であるとか、
「鼎」「賁」といったブランド構築の為の真の政治行政面での協力がなけれ
ば、地方が荒れてしまう事になる。
流入する外国人への対策も当然必要になってくるのであるし、水源地だけ
でなく、農地の取得に対しても外国系企業への規制は当然継続しないと
いけないですよ、どんな農薬使うかも分からないですしね。 
この卦は危険な薬品といった事も隠れている象です。

儲かったらナンデモアリの人たちとは一線を画すべきです。
これと国境をないがしろにする象は同じです。
国土を守るというのは内部からの侵食にも注意すると云うことです。
何もドンパチするだけが戦争では無い。

 それと以前から批判してきたように震災ガレキを広域拡散させました
が、こういったTPPを推進するのに全く逆行するような政策は
今後配慮戴くべきです。 


でありますので、農家の方々はこういった食と安全、治山治水、外国人対策
地方の保持。風評被害対策といった消費者生産者ともに利益のある事は
どんどん声をあげて議論するよう求めるべきでは無いでしょうか。

この「節」と云うのは「規制」をも意味しますから、外国に云われたなりに
なんでもかんでも開放させるべきでは無い。
それには適正といったものが自ずと生じてこなければいけない。
これが外卦にある位のあたる「坎」(:|:)の意味です。

後はこれまでの箱物行政といった事に対しては「節倹」を心がけるベシ
と云うことになるわけです。


---◇『「旅人」の方々へのもの』

「卦  辞」「旅。小亨。旅貞吉。」

「火山旅 上」
主卦「火山旅 」(|:||::)
変卦「雷山小過」(::||::)
「上爻  爻辞  鳥焚其巣。旅人先笑後号さけぶ。喪牛于易。凶。」
 鳥その巣をやかる。旅人先には笑い、後にはなきさけぶ。
 牛を易にうしなう。凶なり。

「象に曰く旅をもって上に在り。その義焚かるるなり。牛を易に喪(うしな)
 うとは、終にこれを聞くこと莫きなり。 」

□「旅」の卦は太陽が山の上にあるものがやがては没する象にもなる
のであり、諸行無常は人の世の常。
尚これは「ロシア皇太子暗殺未遂事件、大津事件」を占った卦でもある。

□ 我が国に当てはめると「旅人」系
(某半島国や特A系の方々を真の支持基盤とする方々)
 あと一つには、○下りといった方々へのもの。これも「旅人」系。

これまで利権政治によってこういった農家の票に支えられてきた
政治基盤といったものが消滅していくようになりますから。「喪牛于易。凶。」
応分の対策を
練っておくように書いておきます、

逆を云うと農家の方々も自由に政治的な発言ができるようになるのであり
ますから自分たちを守る為にも政治への一定の理解と見識はもっておく
べきですね。


---◇「外国に日本向け農産物育成指導にいくのも・・」

「卦  辞」「屯。元亨利貞。勿用有攸往。利建侯。」

「水雷屯 四」
主卦「水雷屯 」(:|:::|)
変卦「沢雷随 」(:||::|)
「四爻  爻辞  乗馬班如。求婚媾往吉。无不利。」
「馬に乗りて班如たり。婚媾を求めて往けば吉にして利ろし
 からざるなし。」
「象に曰く、求めて往くは、明らかなるなり。」


□「屯」の卦は草創険難の時であり、雪の下の若芽である、四爻というのは
その雪に頭を突っ込だ状態である、
したがってこういう時は目線を変えて初爻たる一般消費者に目線を向けて
それと応じる時である。

□ 日本向け農産物の指導に農家の方々が出ていくのもこれは商売敵への
エールになるのであるが、これは致し方ない事でもあり、こういう
道もあると云うことになるだろう。


---◇「今までのやり方に固執しないように。」

「卦  辞」
「習坎。有孚。維心亨。行有尚。」

「坎為水 初」
主卦「坎為水 」(:|::|:)
変卦「水沢節 」(:|::||)
「初爻  爻辞  習坎入于坎たん。凶。」
「坎を習(かさ)ねて、坎(かん)たんに入る。凶なり。」
「象に曰く、坎を習(かさ)ねて坎に入るとは、
 道を失いて凶なるなり。」

□「坎」は水であり、穴を意味する、穴に水が入るので困難を意味する。
人を呪わば穴二つとは云うが困難が重なるのがこの卦である。
初爻は応爻もなく計画したものが尽く厳しいのである、
この卦の目安は五爻に至った時であるので、心して対処すべきであると
云うことになる。

□ 以前から書いておりますように「坎為水」の卦は「大過」から来ます、
電気も使いすぎればどこかで「節」しないことにはその灯りが復旧しない
ものですので、
今までのやり方をずっと継続するような動きは控えるべきでは無いで
しょうか。

農業というのは保守的でないとやっていけないビジネスでもありますが、
時節というのはこれは時代の変わり目でもありますから、社会に合わせて
柔軟に変わっていくより無いものです。
度を過ぎれば、もっと大きな反発を貰うようになるものですから、名よりは
実をとるべく考えて実行に移すようにしましょう。


---◇「基本戦略と志を卦外(国)に置く方々との決別。」

「卦  辞」
「震。亨。震来げきげき々。笑言唖唖。震驚百里。不喪七鬯。」

「震為雷 上」
主卦「震為雷   」 (::|::|)
変卦「火雷ぜいごう」 (|:|::|)

「上爻  爻辞   震索々。視矍々。往凶。震不于其躬。于其鄰。
 无咎。婚媾有言。」
「震いて索索たり。視ること矍矍(かくかく)たり。征けば凶なり。
 震うことその身においてせず、その隣においてすれば、咎なし。
 婚媾言あり。」


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937052
「典拠」「国会図書館蔵、高島易断 下経八 コマ番54- 」
「震為雷 上六 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)
---略---
『□占 身二災ノ及バントスルコト数々アレトモ。免カルルヲ得ベシ。
又望ミ事アリト雖トモ遂ゲズ。気運塞リタル時トス』

□震は東であり、四爻の「坎」たる大洋を渡ったところ、上爻は卦外(国)
となれば相手は北米南米になるのが解るかと思う。


基本戦略はあくまでも消費者の為の利益を全面に出して、食の安全、
微量栄養素といった食の本質の問題等々、metujin  が書いたことが参考に
なるかどうかはわかりませんがあくまでも消費者を味方につけた
言論を展開して頂きたい。伏した側にあるのが罪深い「噬ロ盍 上」
ですからね。またそういった政治的な勢力とも一線を画すといったことも
大事です。

 そもそも今まで選んで来た方々がいったいどういう仕事をしてきたのか
見直しするべきです。
日本のブランドを消そうとして来た方々ではなかったか、チェック頂きたい。

 だいたいが上爻卦外(国)に志を置いてといった方々は内政の実績が
観えず、外国、特A系の国といったところへの支出に熱心だったりする
ものです。


---◇「議員の側にしても。」

「卦  辞」
「蠱。元亨。利渉大川。先甲三日。後甲三日。」

「山風蠱 四」
主卦「山風蠱 」(|::||:)
変卦「火風鼎 」(|:|||:)
「四爻  爻辞  裕父之蠱。往見吝。」
「父の蠱に裕(ゆる)やかにす。往けば吝を見る。」
「象に曰く、父の蠱に裕やかにすとは、往くもいまだ得ざるなり。 」

□「蠱」の卦は山の下に風のある卦でありますが、この風が動かずに
「虫」が湧く象です。
しかも見識に厳しくヘタすると仲間と共食いする。

□隠れている側の「鼎 四」は所謂カマドをひっくり返ス方の「鼎」である
から今の農業系の方々の苦境は全て今までのやり方が間違っていた
ことを意味する。 

「蠱」は内側から腐る象でもあり、腐敗も意味するのであるから、
これも見直し必須。
先程書いたように、利権はいずれそれを放棄する時が来るのであるし、
利権を票と引き換える仕組みそのものが終わる時代になる。
政治家をやるのであれば、それなりの見識がなければ登ってはいけない。
タダの人であったら皆が迷惑する。


---◇「禍変じて・・・。」

「卦  辞」
「益。利有攸往。利渉大川。 」

「風雷益 三」
主卦「風雷益 」(||:::|)
変卦「風火家人」(||:|:|)
「三爻   爻辞   益之用凶事。无咎。有孚中行。告公用圭。」
「これを益すに凶事をもってすれば、咎なし。孚ありて中行なれば、
 公に告げるに圭を用う。」
「象に曰く、益すに凶事をもってすとは、固くこれを有するなり。」

□「益」の風は「恒」の夫婦の風ではなく、変化によって利をとっていく
卦です。
この卦は外国産の農産物によって打撃を被る事を象しているようでは
あるが、これによってブランド力を高めたならば、四爻に至って、
「四爻  爻辞  中行告公従。利用為依遷国。」 

つまりは輸出なりの良い出口が観えてくる象がある。 
凶事変じて益とするかどうかは、農家の志一つと云うことでありますから
気張って頂きたい。

 尚嘉衛門さんの占例には40度を超える発熱がある風邪をひいたので
あるが、この卦を得て病院から抜け出し難を逃れたと云うのがあるよう
です。
 ああ云う人ですから、地元の新聞に自分だけ火災(札幌市内大火災)を予知
して逃げたと書かれて憤慨したようです。 ^^)
丁度投宿先が火元だったようで。

自分もこの卦は覚えがあって、野田氏が始めて党首になった選挙において
今の海江田党首と争っていたわけですが、その確認の占においてこれだった
んですね、海江田氏が「節 五」「甘節。吉。往有尚。」を得て一番
良かったのでその時はこの
方が党首になるでしょうといった事をツイートして誤占になったわけ
ですが、

http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/21611964.html

結局今民主党の党首は彼ですので、おかげで「節」の意味が観えたわけ
です。野田氏は当時
「无妄 三」「无妄之災。或繋之牛。行人之得。邑人之災。」災害懸念あり
でしたが、これはやはり
「五爻君子占」の特徴であって、その職に就いてからが、厳しい事を意味
していたわけです。



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