2016年3月15日火曜日

共通 『「頤五」たけし 聖火台問題で審査委員の不備指摘  「演出家が入ってないのがおかしい」






共通
『「頤五」たけし 聖火台問題で審査委員の不備指摘
 「演出家が入ってないのがおかしい」


◇「サブタイトル」
『○陰柔(いんじう)にして尊位(そんい)に居り、人を養ふこと能(あた)はず、
上九の養(やしな)ひ頼(よ)る、上は師傳(しふ) の位なり、
己(おの)れの不足なるを以て、賢師傳(けんしふ)に順従す、故に吉なり、
唯(ただ)その志の固からざることを恐(おそ)るの象、
--- 略 ---  』


◇「記事引用」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160312-00000108-dal-ent

たけし 聖火台問題で審査委員の不備指摘「演出家が入ってないのがおかしい」
デイリースポーツ 3月12日(土)23時24分配信

--- 略 ---

///// 引用ここまで /////




◇「問 筮」
『 たけしが指摘するこの問題の陰陽とは一体何か。』

「山雷頤 五」



「卦  辞」
「頤。貞吉。観頤自求口実。」


「山雷頤 五」
主卦「山雷頤 」(|::::|)
変卦「風雷益 」(||:::|)
「五爻   爻辞   拂経。居貞吉。不可渉大川。」
「経(つね)に払(もと)る。貞に居れば吉なり。大川を渉るべからず。
 貞に居るの吉なるは、順にしてもって上に従えばなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左) 



http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557
「国会図書館蔵、高島易断増補版 義の章 コマ番222- 」
「頤 六五 」占
※「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」

『「占」此の爻を得るときは、自ら本業を貞固(ていこ)に守り、

--- 略 ---

○陰柔(いんじう)にして尊位(そんい)に居り、人を養ふこと能(あた)はず、
上九の養(やしな)ひ頼(よ)る、上は師傳(しふ) の位なり、
己(おの)れの不足なるを以て、賢師傳(けんしふ)に順従す、故に吉なり、
唯(ただ)その志の固からざることを恐(おそ)るの象、
--- 略 ---  』



「明治十六年 増上寺福田上人との問答」「頤 五、仏易説」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557
「国会図書館蔵、高島易断増補版 義の章 コマ番224- 」
「仏易説」
※「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を。」

『 
彖に曰く、頤貞吉、観頤自求口実と、古(いにしへ)の高僧彼の国家を
裨補(ひほ)(たすけおぎない)し、衆庶(しゅうしょ)を利済(りせい)するの
行願の故に、或いは施薬院を興し、悲田院を設け、病者は就きて療養する
所あり、貧者は依て救済する所あらしめたる等、
----略---

然るに凡ソ物 利あれば必ず弊(へい)あり、彼の当初開山の徳行に依り、
国家の功徳ありし等に依て開創せられたる諸大拙(だいせつ)(大寺)に
住せる宗徒等、寺禄(じろく)に安んじ、学行を勤めず、竟(つい)に三衣
衣鉢の境界を忘れ、

----略---

初爻の辞(ことば)に曰く、
舎爾靈龜、觀我朶頤、凶
(なんじのれいきをすてて われをみておとがいをたる きょう)
と、
----略---

第五爻の辞(ことば)に曰(いわく)
拂経。居貞吉。不可渉大川と、
此の爻は則チ今日筮して遇ふ所の主爻なり、
乃チ 以テ現今の景情と観るべし、拂経とは、佛教(ぶっきょう)の旨趣
(ししゅ)に随(したが)はざるの義なり、夫レ維新の始め制度改革に依り
従来我が物の如ク思ひし寺領を奉還(ほうかん)(かへし)せしめられしより、

初めて従前の尊大は、我が行徳に依りて得たるに非ざることをも悔悟し、
ようやく智行の修せざる可(べか)らざるに心つけり、是(こ)の時に当たりて、
政府又諸宗僧侶に肉妻帯、俗復勝手たるべきの令を出されたり、

----略---

上爻の辞(ことば)に曰く、
由頤。厲吉。利渉大川とは、是(こ)れ今後百年間の佛門の形状を謂(い)ふ
なり、由頤とは、第五爻の政府、僧侶中に清浄如法にして学行兼修、能ク
人民を教導する者を挙げて、之(これ)に保護を加ふるを謂フ、厲吉とは、
僧侶の益々勉励して教導に従事せば吉なるを謂フなり、
----略--- 』

///// 呑象テキストここまで /////


 檀家制度は所謂(いはゆ)る戸籍管理でもあり、そもそも教育は寺子屋といった
わけですね、
幕藩体制に於いて寺社
が所謂(いはゆ)る「公」「行政」の一部であった時代に終(おは)りをつげ
本来の御布施をもって維持する形態に戻ったわけです。

その時にあたって易はお寺さんに対して、「頤 五爻」

「五爻   爻辞   拂経。居貞吉。不可渉大川。」
「経(つね)に払(もと)る。貞に居れば吉なり。大川を渉るべからず。
 貞に居るの吉なるは、順にしてもって上に従えばなり。」

と述べたわけですね。
本来の宗教では無く、「幕藩体制の公」「行政職」が軸になっていたわけです
ので、「拂経」(つねにもとる)今後は本来の宗教の道に戻って

「居貞吉。不可渉大川。」

となるわけです。

蛇足ですが、「不可渉大川。」というのはまさしく彼岸(悟りの岸)のことで
あって、一旦は本来の宗教の道に戻してからでないと ・・・


◇◇ このテーマ結論 ◇◇

 以前より書いておりますように、この「頤」(|::::|)は「離」(|:|)
の似象でもあって、文化を意味する場合はみんなが食べていくことができる
文化の「明かり」を意味し、

こういう場合はオリンピックという世界中が参加する祭典となるわけです。
まさにこの「頤」(|::::|)は聖火&競技場をも意味するのではないで
しょうか。

問題なのは軸になって決め事を仕切ってきた、
事業主体のJSCであるとか、審査委員、文科省といったところを意味する
五爻に本来陽( | )あるべきところに陰( : )たる方々しかいない。

あと私は国立競技場の問題、(エンブレムの問題)の時から書いてきましたが
今回のオリンピックは「旅人ピック」といってもいい位、恣意的な
決定が多かったわけですね。

なので掲示板などでは、「上級国民」といったキーワードが世間を騒がせた
わけです。


この頤卦の場合は上爻卦外は一番いい爻になるわけですが、私は、恣意的な
「私欲」がちらつくものに関してはよいとは思っていないわけです、

なので、
 比すべきなのは、そういう特定の外国系の方々に○益を向かわせるような
ものでは無くて、

「たけし」氏が指摘されるように、種々の専門家、「演出家」も招聘して
その意見を伺うのが一番だと思うわけです、であるならば、

「五爻   爻辞   拂経。居貞吉。不可渉大川。」
「経(つね)に払(もと)る。貞に居れば吉なり。大川を渉るべからず。
 貞に居るの吉なるは、順にしてもって上に従えばなり。」

「拂経」(つねにもとる)というのはエンブレム問題で明らかになった
内輪で○益を廻してしまうようなこれまでの手法であり、

「居貞吉。不可渉大川。」

というのはよく外部各界の意見を拝聴した上で、合意の上でなければ
「不可渉大川。」ということになるかと思われます。


◇「易より追加」
「離為火 三」(|:||:|)変卦「火雷噬ロ盍」(|:|::|)
「九三。日昃之離。不鼓缶而歌。則大耋之嗟。凶。」
「象伝曰。日昃之離。何可久也。」

 この爻は毎度お馴染み、公たる方々がその○下り先を求めて ・・・
を批判し、最後の最後までその頭脳資源を「公」の為(た)めに使ってもらうのを
推奨する爻です。

たとえば検索すると、

《 新国立の“戦犯”がこっそり温存 JSCに165億円ビル新築計画
 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162064
 2015年7月25日 日刊ゲンダイ 》

というような記事が出てくるようです。
何事も○下り目線だけではなく、現実にやらねばならないことを優先して
いただくべきでは無いでしょうか。

ここにも先の「拂経」(つねにもとる)が出てくるわけです。
余録はあくまで余録なのであって、それは「やるべきことを先にやってから」
の話になるわけです。

記事が古いので今どうなっているかは知りませんが一応は例として
書いておく次第。

質素に「始末」を意識した上で日本の名誉に関わる五輪を成功に導いて
頂きたいと思います。
まず必要なのは「頤」たる「始末」が先にくるわけですね。


◇「沢地萃 三」(:||:::)(:|||::)
「六三。萃如。嗟如。无攸利。往无咎。小吝。」
「象伝曰。往无咎。上巽也。」

 今のような体制のままならば、外国から人を集めてきたとしても、
上記のような辞(ことば)になるようですから、一応は警報を投稿しておき
ます。

関係各位よく反省されていただきたい。

常の「公」「行政」の感覚を以て何事もそれに当てはめようとするのは事故
災害の元なのであり、経産省さんが原発を破裂させたのもそれになるわけ
ですね。

であるならば、かような五輪のような場で「否シテの泰」といった常の
方式は絶対に使用しないでいただきたい。
その方式は「やれる局面とやってはいけない局面がある」というのをよくよく
認識すべきでは無いでしょうか。



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*** 追加雑談 ***

 易は君子の占術ですので品格を重んじるようなのでありますな、
ですがこれは私のような人間には ・・・・ ^^)

ぶっちゃけ、今回の「山雷頤」(|::::|)の卦は競技場の中に聖火台
の象が入ってないわけです。

で、五爻が変じた変卦側を観てみると、「風雷益」(||:::|)
これでやっと「巽」(||:)として運ばれてきた聖火が灯るようになる。

じゃあ易卦処方箋説というのならば易はこちらを指さすべきでは無いのか。?
というご指摘があるかもしれませんが、
これだと先に引用した○下り先のビルに○金を ・・・にも繋がるわけですね。

なので易はそういう内輪の利○細工をすることなく、上爻識者の見解を伺って
「オリンピック」という大きな明かり、祭典を成功させるようにと指摘して
きたわけです。

 そもそも「聖火」と「五輪」は一つのものなのに、余○の側だけ熱心で
肝心要のものを忘れ ・・・・
~~~~~~~~~

なので今回国民総てが注視する五輪という準備段取りに於いて、「天」たる
方々の「常の手法」を使ったものだからエンブレム問題から始まって、
そのほころびが世間様に周知されることになったわけですね。

なので易は、「拂経」(つねにもとる) と指摘してきたわけです。
「居貞吉。不可渉大川。」

この場合の「不可なりその川を渉(わた)るなかれ」というのは、○下りビル
といった○得の側を強行するなかれにもつながるのでは無いでしょうか。


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