metujin ekikyou 日誌 「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を認めない方針」「離為火 初」

metujin  ekikyou  日誌
「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を
　認めない方針」

「これまで福一原子炉災害、責任権限の問題を易に指摘されて来た事から
　慮るに最高指揮責任者であり、自衛隊指揮者責任者でもある首相の
　権限判断を縛るのは逆効果になるように感じるが易の評価は如何に。」

「離為火　初」



----記事引用---
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220612003.html

民主、自民、公明の3党は、新しい原子力規制組織を巡り、事故を起こした
原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を認めない方針で
おおむね合意しました。

　新しい原子力規制の組織を巡っては、民主党は緊急時の事故対応などで
総理大臣の指示権限を残すべきだとしていました。しかし、福島第一原発
の事故の際の総理官邸の初動対応を問題視する自民党や公明党は、専門家
で構成する「原子力規制委員会」に任せるべきだと主張していました。
これまでの3党での協議の結果、原子炉など原発内では技術的な判断が
伴うことから、規制委員会が対応を決め、総理大臣がそれに従う方向で
ほぼ合意しました。最大の焦点だった総理大臣の指示権限で3党がおおむね
合意したことで、原子力規制庁関連法案は今の国会で成立する可能性が
高くなりました。

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----前段---

　確かに菅元総理の初期対応には問題があったようですね、
ですので、元総理がそういう行動をとった事に対する因果関係の
究明は絶対に必要な事ではないでしょうか。

その反面
浜岡原発停止とかでは結果として易が指摘していた問題、漏水事故が
あったりして判断的に間違ってないのもあるようです。

総理大臣とて入ってくる情報次第だとおもいますね、
実際官邸と関係省庁、東電との情報のやり取りの詳細を公表して
もらわないと駄目なんじゃないですかね、なんか菅元総理に責任が
いってしまって残った方々の責任が問われないのは釈然としません。

最高指揮者、最高責任者たる総理は自衛隊の指揮者責任者、国家の
最高指揮者でもありますので
これの権限を認めないとなったならどんな混乱が生じるかもわからない。
問題があったからといって最高責任者の動きを縛る事は
災害対処に寄与するのでしょうか、　？

---問占---

「占題」
「事故を起こした原子炉などへの緊急時の対応には総理大臣の介入を
　認めない方針」

「これまで福一原子炉災害、責任権限の問題を易に指摘されて来た事から
　慮るに最高指揮責任者であり、自衛隊指揮者責任者でもある首相の
　権限判断を縛るのは逆効果になるように感じるが易の評価は如何に。」

「離為火　初」
主卦「離為火　」(｜：｜｜：｜)
変卦「火山旅　」(｜：｜｜：：)
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「卦　　辞」
「離。利貞。亨。畜牝牛吉。」
「離は、貞しきに利ろし。亨る。牝牛を畜(やしな)えば吉なり。」

「彖に曰く、離は、麗（り）なり。日月は天に麗(つ)き、
　百穀草木は土に麗く。重明（ちょうめい）もって正に麗けば、
　すなわち天下を化成す。柔、中正に麗く。故に亨る。
　ここをもって牝牛を畜えば吉なるなり。」

「象に曰く、明兩(ふたた)び作(おこ)るは離なり。
　大人もって明を継ぎ、四方を照らす。」
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「象伝」離は麗（つ）くことである。日月は天に麗き、百穀草木は地
に麗く。これが正しい道理である。明「離」を重ねて正道
に麗く。---略---

「離為火　初」
主卦「離為火　」(｜：｜｜：｜)
変卦「火山旅　」(｜：｜｜：：)
「離為火　初」
「初爻   爻辞   履錯然。敬之无咎。」
「履(ふ)むこと錯然(さくぜん)たり。これを敬すれば咎なし。 」
「象に曰く、履むこと錯たるの敬は、もって咎を辟くるなり。」
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---変卦「火山旅」---


「卦　　辞」
「旅。小亨。旅貞吉。」
「旅は、小しく亨る。旅は貞なれば吉なり。」

「彖に曰く、旅は、小しく亨る。柔中を外に得て、剛にしたがう、
　止まりて明に麗(つ)く。ここをもって小しく亨り。旅には、貞しければ
　吉なるなり。旅の時義、大いなるかな。」

「象に曰く、山上に火あるは、旅なり。君子もって明らかに慎みて刑を
　用いて獄を留(とど)めず。」
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「火山旅　初」
主卦「火山旅　」（｜：｜｜：：）
変卦「離為火　」（｜：｜｜：｜）
「火山旅　初」
「初爻   爻辞   旅瑣瑣。斯其所取災。」
「旅して瑣瑣(ささ)たり。斯れその災いを取るところなり。」
「象に曰く、旅して瑣瑣たりとは、志窮して災いあるなり。」
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「象伝」
「旅してささたりというのは、こころが窮して災いを生ずることである。」
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「岩波文庫　易経」より　以降引用は同左
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---易卦解読---

「離為火　初」
主卦「離為火　」(｜：｜｜：｜)
変卦「火山旅　」(｜：｜｜：：)
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これを書くとまたもや metujin は本業の世界で干されそうですな。
末寺の草履取りが本山の座主批判するようなものですからね。
でもまぁ書くしかないでしょう。
そのうち名前が　「土左衛門」か干されての「ひもじい」
に変更なるかもしれませんが、＾＾)　
「ひもじい」には既になっているかもしれないですねぇ　ううぅ。　

このブログをよく読む方々にはお馴染みですが、「離為火」は
公的仕事に麗いている方々の暗示この場合は首相権限の問題ですので
首相とその関係省庁、アドバイスする方々の象でもあり、
原発災害とそれに対処する首相をトップにした公的機関のあり方
更には法律までその象になるわけです。

また初爻は一般民の方々の暗示でもありますからそういう方々を
法理に則って避難させるそういう象にもなるわけです。

変卦「火山旅」卦は云うまでもなく、原子炉にあるべき火が旅して歩く
象、避難民の象、そしてあまり書きたくないですが、本丸の問題である
ところの「天下り」の象意となるようです。

それで問題なのはこの避難民を生じるところの原発災害の方である
「旅」卦を逆目線で観ますと、これは「雷火豊」(：：｜｜：｜)
となります。
福一四号機建屋をたまに題材にしたりしますが、これは同様に
建屋の屋根が吹っ飛んでしまう象になっているのが判るかと思います。
屋根の蓋が飛んでしまってありません。

これ何処が問題なのかと云うと、外卦を総理最高指揮者責任者とする
と内卦のアドバイスする方々の口が開いていない
内卦「艮」(｜：：)の不動ですからね、動いてないんですね、
で裏事情はと云うと「水沢節」つまりは即座な報告が見当たらない。

これを避難民を軸に眺めてみますと、避難される方々が動くに動けない。
公的情報アナウンスを貰えなくて動けないそういう象にも
なるわけです。

易卦の不思議でありますが、この問題の特質をうまく象してくれた
ものと思われます。
これら一連の象で思い出したのは、

---記事引用---

http://ceron.jp/url/www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110323/dms1103231151000-n1.htm

トホホ…「保安院」が逃げてた！ 常駐職員１週間で“現場放棄”
 - 政治・社会 - ZAKZAK
URL：www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110323/dms1103231151000-n1.htm

登録日時：2011-03-23 12:39　

　爆発事故が起きた福島第１原発に常駐していた保安院の職員７人が、
地震発生後約１週間、現場から約６０キロ離れた山向こうの福島県庁に
“避難”していたことが分かった。未曾有の危機にある原発の現場に
１人も職員を置かずに、どうやって保安を担っていたのか。
「保安院は不安院だ」。いらだちの声も上がっている。　
全国各地の原発には、原子力保安検査官、原子力防災専門官、
核物質防護対策官といった同院の技術職員が常駐して...

=====記事引用ここまで============

「雷火豊」(：：｜｜：｜)
「雷」は雷ですからね、屋根が飛ぶ象でもありますが、これはイラ菅
ともあだ名される菅元首相が情報があがってこないのに業を煮やしして
雷を落とした象にもなるわけです、

情報を握っていた保安院の方々は一般の方々へ情報を渡す事なく
避難されてしまっていた、
これが易卦において何処に現れているかと云うと、
「離為火」「火山旅」共通の内情であるところの「沢風大過」
(：｜｜｜｜：)　内情「巽」(｜｜：)の動くでありますので、しっかりと
自分たちだけは別の屋根のあるところに避難された象にぴったり
はまるわけでありまして、
さすがにそういう事をされると世間の方々からは当然「大過」
大いに過ぎる行為であると映るわけです。　


---『重要』首相権限を制限してもできる陰陽は「火山旅」である。----


「火山旅　初」
主卦「火山旅　」（｜：｜｜：：）
変卦「離為火　」（｜：｜｜：｜）
「火山旅　初」
「初爻   爻辞   旅瑣瑣。斯其所取災。」
「旅して瑣瑣(ささ)たり。斯れその災いを取るところなり。」
「象に曰く、旅して瑣瑣たりとは、志窮して災いあるなり。」
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「象伝」
「旅してささたりというのは、こころが窮して災いを生ずることである。」
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metujin  の私的な利益を鑑みるならこんな事を書くべきでは無いですが
原発災害だけは別格それこそ日本と日本に暮らす方々全てに
関わる事ですので敢えて書きます。

「火山旅」の卦徳は外卦首相の権限を「艮」の停止させる象であります
のでこのままの状態で首相権限を制限したなら
問題の解消にはならない、一般の方々が情報を得られず動くに動けない
どうしていいかわからない象であるところの「火山旅」の卦徳に変わりは
無いです。

ですのでいろいろ批判があり、これまでこのブログでも諸々批判して
きた「民主党」案ですが今回に関しては「民主党」案であるところの

『民主党は緊急時の事故対応などで
　総理大臣の指示権限を残すべきだとしていました。・』
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こちらが易卦からみて妥当だと云う事になるようです。

それとこれは原発災害に関わった方々で菅元首相だけが「離」としての
責任をとり、それに対してアドバイスし、当事者であるところの
「官」と「東電」さんが責任らしき責任をとっていない象にもなる
わけです。
なので結局はバランスを欠いてしまう事でありますので、
根本的な再発防止災害対処には寄与していない事になる。これは本当に
危険な事であり、亡○の決定だと云えるのではないでしょうか。


---真の再発防止災害対処には有権者一体となった「官」制改革を----

「離為火　初」
主卦「離為火　」(｜：｜｜：｜)
変卦「火山旅　」(｜：｜｜：：)
「離為火　初」
「初爻   爻辞   履錯然。敬之无咎。」
「履(ふ)むこと錯然(さくぜん)たり。これを敬すれば咎なし。 」
「象に曰く、履むこと錯たるの敬は、もって咎を辟くるなり。」
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「旅」卦というのは内卦「艮」の椅子、この椅子は何かと云うと
○下り先の椅子であり会社。
ああ書いちゃった　＾＾)　で結局はどうしても利害損得が関わったら
どうしても曲がってしまいますよ、誰しもこれはそうだと思います。

天下りは情報管理の上からも無くすべきではないと思いますが
「大過」なのが問題なのだと易は云うわけです。
「船頭多くして船山に登る」象ですからね、とすると余計なポストも
作らないといけない。

初爻は避難民であり、有権者の象ですからね、今まで「旅」系の政治家
の方々を当選させて来た方にも問題があるんですよ。
なので一般有権者の方々はこの問題真剣に考えた方がいいですよ、
当事者になりかねないわけですからね。

全廃なんて極端な事はこれまた逆に問題がありますが、「離」たる
官吏　公務員の方々が初爻たる一般の方々に対して真正面から仕事できる
レベルのもの適正な範囲にまで改革を進めないといけませんし
そうする為には政治を動かす必要があります。
なので自分たちが持っている一票と云うものが生死さへ左右するもので
あることを認識した上でよくよく判断して戴きたい。
そのように思います。

また内卦にある「離」(｜：｜)はきちんと応分に責任を取る象にも
なるわけです。
したがって

「履(ふ)むこと錯然(さくぜん)たり。・」

原因究明と同時に応分に責任を取る、責任の所在を明らかにすると
云うこと。

「・これを敬すれば咎なし。 」

これの意味は二つあって、一般有権者より付託された「離」であるところ
の首相と議会への「敬」そして法律と云う意味での「離」(｜：｜)
後述するように「乾」を「離」の上に置かない事が挙げられるかと
思われます。


---行政は警視庁にならった運用を----

雷天大壮　二

「雷天大壮　二」
主卦「雷天大壮」（：：｜｜｜｜）
変卦「雷火豊　」（：：｜｜：｜）
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「雷天大壮　二」
「二爻   爻辞   貞吉。」
「貞しけれれば吉なり。」
「象に曰く、九二の貞しければ吉なるは、中をもってなり。」
-------------------------------------------

　原発のような大規模な発電所に「乾」たる行政が関与するのは
悪い事ではない、
以前警視庁と経産相の陰陽の違いをやった事がありますが、あれと同様
警視庁は法の適用に厳正であって、「離」たる法を自らの上に
置いて、身内であっても法に触れれば処分する姿勢であるのに対して、
経産省の場合は「離」の法の上に「乾」たる自分たちを置いている姿勢
のようでした、
したがって原発事故で観られたようなそもそもの基準値が自在に動いて
現場との強烈なミスマッチが生じたりした訳です。
須くそう云う運用はよくないですね、なのでこれも変えてしまう必要が
あるようです。
責任をとる姿勢と云うのも大事です。

「貞しけれれば吉なり。」

逆を云えば「旅」の為に曲げるのはナシと云う事にすべきでしょう。

---参考　自ブログ---
2012年4月9日月曜日
metujin  ekikyou  日誌
「セーラー服女装の警部補が下半身露出・警視庁に逮捕」
「警視庁と経産省・自浄能力・姿勢の違い」
「乾為天　二」「山火賁　二」
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---「官吏」の方々の暮らしとて「民」に支えられて成るもの---

「風火家人　三」
主卦「風火家人」（｜｜：｜：｜）
変卦「風雷益」　（｜｜：：：｜）
「三爻  爻辞   家人かく々。悔厲吉。婦子嬉々。終吝。」
「家人かくかくたり。厲(はげ)しきを悔ゆれば吉なり。
 婦子嬉々たれば、終(つい)には吝なり。 」
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「象に曰く、家人かくかくたりとは、未だ失なわざるなり。
　婦子嬉々たりとは、家節を失うなり。 」
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今はネットによる双方向メディアが発達しましたので、以前のように
大規模メディアを押さえておけばと云うのは時代遅れになりました。
実務は当然「民」の方々がやるわけですから、そういったところから
実情的なもの、情報は必ず漏れてきます。
下手したらリアルタイムで出てきます、つまり一般民の方々の視線が
何処にでもあるって事です。

こんなブログで書くまでもなく、原発災害の根本的な原因は多くの
方が指摘されている事ですので、それらの視線を意識して、批判
を受けないような運営に舵をとるべきかと思われます。
○民とも必要な監査は受けて提出し公開するべきです。
そういう時代になったと云う事です。

----自浄能力が無いと見なされた場合のリスク----

「沢天夬　二」
主卦「沢天夬　」(：｜｜｜｜｜)
変卦「沢火革　」(：｜｜｜：｜)
-------------------------------
「沢天夬　二」
「二爻   爻辞   楊号。莫夜有戎。勿恤。」
「惕れて号(さけ)ぶ。莫夜に戎（じゅう）あれども恤(うれ)うるなかれ。 」
「象に曰く、戎有れども恤うるなかれとは、中道を得ればなり。」
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※　「莫夜」　（夕暮れ時）　「戎」（じゅう）　敵兵の来襲　
　--------------------------------------------------------

今回の菅元首相への偏った責任の取らせ方というのは、これは誰が
観ても偏ったものであると認識されるようです。

対処は上記に書いたように「離」(｜：｜)の法規の前に「官」(｜｜｜)を
置かない事です。
これは警視庁の姿勢を見習って責任を取るべきものは取る、
責任の所在を明らかにする。
そういった当たり前の事をやることが、不慮の個人的な災害を
防ぐ事に繋がっていくものと思われます。

---原発災害を繰り返さない為に---

「風沢中孚　初」
主卦「風沢中孚」(｜｜：：｜｜)
変卦「風水渙　」(｜｜：：｜：)
「風沢中孚　初」
「初爻  爻辞   虞吉。有它不燕。」
「虞(やす)んずれば吉なり。它(た)有れば燕(やす)からず。」
「象に曰く、初九の虞んずれば吉なるは、志いまだ変ぜざるなり。」
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  ※　本田　済氏著　「易」によればこの部分「虞は度（はか）る」
とある、解説としては
「初九は中孚の最初。信ずるという卦であるが、初めなので軽々しく
　誰でも信じてはいけない。信じてよい相手であるかどうかよく
　推し測ってから信ずるならば吉である。・・」
　------------------------------------------

このブログでは「履行　る」制度であるとか「是意合」制度を提唱
してきています。
公約は必ず履行しろとまではいいませんが、さすがに選挙で票を入れて
もらう時の主張と議席を得てからの実際の行動があまりに乖離するのは
これは選挙制度、民主主義の否定に通じる事です。
ですので当選してからも一定の監視、監査する法がなければいけません。

この「中孚　初」はこれらの法律を整備するようにと云う象でもあり、
時節が来たなら政策を特定の方々、偏った利権に向かうような事を
止めるような法整備をすすめる象となるようです、
また、選挙においての候補者の見定め等情報を集めてしっかり
やるようにと云う事なのは云うまでもありません。


---手術改革にあたってはなるたけしがらみの無い方を　---

「水風井　三」
主卦「水風井　」（：｜：｜｜：）　
変卦「坎為水　」（：｜：：｜：）
「水風井　三」
「三爻  爻辞  井渫不食。爲我心惻。可用汲。王明並受其福。」
「井渫(さら)えたれども食らわれず。我が心の惻(いた)みをなす。
　もって汲むべし。
　王明らかなれば並（とも）にその福を受けん。」

「象に曰く、井渫えたれども食らわれずとは、行くもの惻むなり。
　王の明らかならんことを求むるは、福を受けんとてなり。」
　-------------------------------------------

この象には大きく3つくらいの意味があり、
1つには内卦「民」たる方々の生活を凹ませない政策でもあり
そういう事をする方には責任をとっていただく象。
次には既存の政治家の方々でしがらみのある方々では、口では云っても
実際改革に着手するのは難しいと云う事になる。

易が云うところによると有権者の方々の我慢は三年まで、三年であらかた
大きな改革はやってしまう必要がある。
どうせやるなら膿は全部出してしまった方がよい、何度も開腹手術
したのでは身体を損なう道理。
なので次の国政選挙は通常とはまったく別だと思っておくのが
よいのではないでしょうか。

実際原発災害のようなものを憂えてやる気のある方々と云うのは
これまで選ばれると云う事がなかった暗示でもあり、
また探せば人材がいると云う暗示にもなります。　こういう方々
を選別して国政に送り出すのは有権者の方々の責任です。

---官吏の方々の改革にあたっては　---

「水火既済　四」
主卦「水火既済」（：｜：｜：｜）
変卦「沢火革　」（：｜｜｜：｜）
「水火既済　四爻」
「四爻    爻辞    繻有衣じょ。終日戒。」
「繻(ぬ)るとき衣（い）じょあり。終日戒む。」
「象に曰く、終日戒むとは、疑うところあればなり。」
--------------------------------------

改革やらないともう国そのものが持たないわけですので、これは
どっちに転んでもやる以外には無いです。
ソフトなのかハードなのかの違いでしかないです。なので「既済」
四爻は議員さん達の位置でありますので、次の選挙で国政に登って
いく方々にかかってくる。

年筮に書いたようにまずは石原都知事が説いているような簿記の改革から
でしょうね。
なかなかこれまでのようにはいかないと思いますが、原発災害のような
ものの再発防止を図る上においても必要な事ですので
「辞」のような心構えにてお願いしたいと思います。

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