2013年9月27日金曜日

metujin ekikyou 日誌  『仙谷氏“民主党政権のウソ”認める 中国漁船衝突事件の船長釈放で』 『火山旅 上』




metujin  ekikyou  日誌 
『仙谷氏“民主党政権のウソ”認める 中国漁船衝突事件の船長釈放で』

『火山旅 上』

◇「サブタイトル」
『「ロシア皇太子暗殺未遂事件」大津事件との比較 
 昨今の中国人の方々は「ロシア皇太子」よりも上の処遇。』

『其身上位ニ居リ。錦繍ヲ衣。梁肉(ウマキモノ)ニ飽キ。祖先ノ艱難勤労
 ヲシテ。得タル所ノ人爵ナルコトヲ知ラズ。其人爵ヲ。世襲スルノ
 久シキ。』



---◇「記事引用」

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130924/plt1309241132000-n1.htm

仙谷氏“民主党政権のウソ”認める 中国漁船衝突事件の船長釈放で
2013.09.24
 
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で2010年9月に起きた中国漁船衝突
事件をめぐり、仙谷由人官房長官(当時)が、菅直人首相(同)の意向
も踏まえ、公務執行妨害で逮捕された中国人船長を釈放するよう法務・
検察当局に政治的な働きかけを行っていたことが24日、明らかに
なった。仙谷氏が23日、産経新聞の取材に応じ、認めた。

 菅、仙谷両氏は当時、「検察独自の判断だった」と再三説明しており、
“民主党政権のウソ”をようやく認めた形だ。

 仙谷氏は、当時の大野恒太郎法務事務次官と面会する機会が多かった
とした上で「いろいろ話をした。私の政治的な判断での要望については
当然、話をした」と述べた。菅政権は横浜市でのアジア太平洋経済協力
会議(APEC)首脳会議を同年11月に控えており、菅氏から解決
を急ぐよう指示があったことも認めた。


********************

---◇「前段」

 これに関しては昨年いくつか扱っていますので、中国漁船衝突事件と
大津事件を振り返りつついかに日本の政治が堕○してしまったかを今回
、書いてみたいと思います。

 しかも国家の大事、「法治国家としての尊厳」を「嘘」で包んで
失墜させるのはいかがなものか。


 ---◇「占例引用抜粋」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/14515461.html

 《2012/8/1720:18
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇
  ◇「尖閣上陸問題と法治国家、かつて日本はロシア皇太子殺人未遂
 事件においても法を曲げた事は無い。」「天地否 五」》


《「占題」「刑事手続きの送検ではなく、
 行政処分の強制送還手続きをとる方向で最終調整する。
 これと前回の漁船衝突事件における処分保留にての釈放」
「ロシア皇太子暗殺未遂事件と比べるのもなんだが、
 これらの対応は日本の国益に鑑み易としてはどう評価するか」

 主卦「天地否 五」変卦「火地普」※引用は「岩波文庫 易経」より、
 (|||:::)⇔(|:|:::) 》


《大津事件の時とは違い、尖閣に関してはキチンと「法」に則って対処した
 方が良いとの事、現状やっているところの「否 五」は
 「休否。大人吉。基亡基亡。繋于苞桑。」
 「否を休(や)む。大人は吉なり。それ亡びなんそれ亡びなんとて、
  苞桑(ほうそう)に繋(かか)る。」

 これが何を云っているかと云うと原発災害で得たところと同じ「官吏 官僚」
 の方々の「泰」の為の「否」、
 原発の場合は「泰」の為に情報を「否」する
 であったが、この場合は「法治」の「否」所謂ここのテーマであるところ
 の「法」を曲げる事を指す。「離」「法」(|:|)→「乾」(|||)

 質的に病根が同じだと云えるのではないだろうか、
 これは「官吏」の方々の力が強く「離」の「法」と「政治」にまでその力
 が及んでいる象でもある。
 したがってそういう歪な事は「否を休(や)む。・・」やめた方が良い。》


 *** 引用ここまで ***


 ---◇「占例」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/14817696.html
 《2012/8/214:15
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇 サブタイトル、
 「尖閣上陸問題、かつてのロシア皇太子よりも偉い香港、中国人」
 「止めよう官官イジメ」「天地否 五」》

 *** 引用ここまで *** 

 ---◇「占例」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/14896869.html
 《2012/8/2122:5 
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇
 「政府、尖閣上陸を不許可で調整 東京都の申請」「水火既済 上」》

 *** 引用ここまで ***


◇ 今回はあまりにも易の答えがそのままだったので、
振り返ってみたいと思います。

「離」(|:|)の法理に「天」(|||)の蓋でそのまま、しかも
五爻の首相近辺。


大津事件に関しては嘉衛門さんもコメントしているわけでありますが、
当時の日本は民主党政権がとった策とは全く逆で、

 ---◇「ウィキペディア引用 大津事件」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6
《大津事件(おおつじけん)は、1891年(明治24年)5月11日に日本を
 訪問中のロシア帝国皇太子・ニコライ(後のニコライ2世)が、滋賀県
 滋賀郡大津町(現大津市)で警備にあたっていた警察官・津田三蔵に
 突然斬りつけられ負傷した、暗殺未遂事件である。

 当時の列強の1つであるロシア帝国の艦隊が神戸港にいる中で事件が
 発生し、まだ発展途上であった日本が武力報復されかねない緊迫した
 状況下で、行政の干渉を受けながらも司法の独立を維持し、三権分立
 の意識を広めた近代日本法学史上重要な事件とされる。裁判で津田は
 死刑を免れ無期徒刑となり、日本政府内では外務大臣・青木周蔵と内務
 大臣・西郷従道が責任を負って辞職し、6月には司法大臣・山田顕義が
 病気を理由に辞任した。》

 *** 引用ここまで *** 


ロシア皇太子を暗殺未遂した犯人を政府の即時処刑の意向とは逆に
「法理の優先」無期懲役にしたわけです。
 これも日本の皇族に対する罪というのはあったようだが
外国の皇族に対するものとしては想定しなかったようで、法の不備
だったようなんですね。
上記のウィキペディアによれば、

《また事前に青木周蔵外相がロシア公使シェービッチ
(Дмитрий Егорович Шевич)に対し、皇太子に
 危害が加えられた場合は「皇室罪」を適用すると密約》

こんな密約までしてあったと云うのに。 ・・・


嘉衛門さんも政府側と云うか政府要人に助言したわけです。
後で占例を引用しますが、得卦は

「火山旅 上」
主卦「火山旅 」(|:||::)
変卦「雷山小過」(::||::)
「上爻  爻辞  鳥焚其巣。旅人先笑後号さけぶ。喪牛于易。凶。」
 ※引用典拠は「岩波文庫 易経」より、以降引用は同左。


自分も以前これを易に尋ねた事があったわけですが、当然これが
日露戦争の遠因になり、兵隊として出陣された方々としては、どえらい
血が流れた事になるようです、
当時としては超大国ロシア相手にこれは完全な国家存亡の危機。

国家を預かる方々にせよ、明治帝始め、皇族方の動きも俊敏を極め
ている。

結論から云うと、日本と云う国は「法治国家」としての尊厳と引き換え
に日露戦争において膨大な国民の「血」を流して贖ったと
云うこと。



---◇『 上爻卦外(国)に志のある方々とどう対処するか。』

「水火既済 上」
主卦「水火既済」(:|:|:|)
変卦「風火家人」(||:|:|)
「上爻   爻辞   濡其首。厲。」
「その首を濡らす。厲(あや)うし。」
「象に曰く、その首を濡らす、厲うしとは、何ぞ久しかるべけんや。」


□ この卦は、
 ---◇「占例抜粋引用」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/31711840.html
《---◇『「三天両地」から外れる上爻は特に注意。」

「水火既済 上」》

 *** 引用ここまで ***

 ---◇「占例抜粋引用」 
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/31449880.html
《2013/9/21:17 》 


《□ 「サブタイトル」
 『「モトヨリ豫知(ヨクシル)モノヘノ備ヘ』

 『「今ヨリ豫(アラカジメ)メ他ノ
 妬ミヲ受ケザルニ注意シ、権勢二乗ジテ、後日悔ヲ残スコト勿レト、」』》



《metujin ekikyou  日誌 ツイッター篇
 「中国で6歳少年が両目くりぬかれる、警察が女の行方追う」

 「雷地豫 三」》


 *** 引用ここまで ***

 ※、この三爻のサブタイトルと連動させて国を守る為のコツみたいな
事が書いてある、また過去の占例としてはノルウェーのテロ事件、他、
外国とのお付き合い、外国に志のある方々とのお付き合い、帰化して
日本の政治家になる方々といった事も見直す必要がある。

 同じ間違いを何度も何度も繰り返すようであってはイケナイので
あるから、どうやって「家人」たる国民を守っていくのか、
同じような間違いを繰り返す事なくバリアを張るのか見直して頂きたい。
上爻卦外(国)まで入れての「家人」と云うのは、これはある意味理想
を説いているのであって、「世界は一家人類は皆兄弟」と云う事です。

実際そんな事が現実の世界でできるでしょうか。 ?
我が国に生活保護を受けに来る外国の方々もいるわけですよ、それでは
まともに納税される方々が不憫でしょうしアンフェアです。

日本国民が他の国民を面倒観るのであれば徴税権も無ければ無理ですよ、
ただ持ち出しになるだけといった政治が長続きする道理が
無いんです。

 したがって他の国の国民まで我が国日本の社会保障の枠に入れる
ような、政策の反省、子○○当て、生活○護支給といった政治は反省
見なおしその他しなきゃいけないと云う事です。

あとこの仙谷氏にも警報出たのでは無いですかね、一応は警報としても
書いておきます。



---◇「本題に戻る。」

---◇
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
典拠 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断増補版 智の章 「火山旅 」
「コマ番 145- 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『旅。小亨。旅貞吉。
 彖傳曰。旅。小亨。柔得中乎外。而順乎剛。止而麗乎明。是以小亨。
 旅貞吉也。旅之時義。大矣哉。

旅ノ卦タルヤ、艮ヲ下ニシ、離ヲ上ニス、離ハ火ニシテ、艮ハ山ナリ、
則チ山上ニ火アルノ象、火ノ山ヲ焚ク義ニ取ル、火ノ山ヲ焚クヤ、
山ノ体ハ止リテ動カザル猶ホ客舎ノゴトク、火ハ此レヨリ彼ニ転シ
テ、其所ニ止マラザル、猶旅客ノ常ニ其居処ヲ転ズルガゴトシ、又
艮ハ止ナリ、離ハ明ナリ、旅人暮ニハ駅舎ニ止マリ、朝ニハ明ヲ
見テ行ク、故ニ此卦ヲ旅ト名ヅク、旅ハ客寄ノ称、其本居ヲ去リテ、
他方ニ寄ルヲ謂フナリ、
---略--- 
旅ノ時、旅ノ人ヲ指シテ、大ニ亨通スルモノトハ称シ難シ、故ニ
旅小亨ト曰フ、諸卦陽常ニ陰ニ勝ツモ、此卦ハ然ラズ、ニ、五十順ヲ
以テ吉ヲ得、三、上剛亢ヲ以テ凶ヲ致ス、六五ハ柔中ニシテ、九四
ト上九トノ両側ニ麗キ順フ、---略--- 』



http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
典拠 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断増補版 智の章 「火山旅 象曰 」
「コマ番 148- 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『象曰。山上有火旅。君子以明慎用刑。而不留獄。

山上有火トハ、山火賁ノ山下有火ト相対スルノ文ナリ、艮ヲ山トシ、離
ヲ火トス、即チ火ノ山ヲ焚クノ象ナリ、火ハ山上ノ物ニ非ズ、猶ホ
行旅ノ毎夕舎ヲ転ズルガゴトシ、又山上ニ火アルハ、旅人ノ昼食
夜宿、高キニ憑リ、遠気ヲ見テ、火ヲ挙ルノ象ナリ、

故ニ此卦ヲ旅
ト名ズク、而シテ此卦離ノ文明ニシテ、兌ノ粛殺ノ象アリ、又離ヲ
戈兵トス、刑ヲ用ルノ義アリ、又艮ヲ止トス、獄ノ象アリ、旅ト獄
ト皆久シク処ルノ地ニ非ズ、君子此象ヲ見ルヤ、明照ノ象ナヲ観テハ、
明慎ヲ以テ刑ヲ用井、火行処ラザルノ象ヲ観テハ、則チ獄ヲ留メズ、

夫レ獄ハ已ムヲ得ズシテ設ルモノナリ、民、罪アリテ之ニ入ル、豈ニ
淹久ス可ケンヤ、蓋シ倒震ヲ以テ震ノ威断ヲ為スガ故ニ。慎ノ字ヲ
下シテ之ヲ戒メ、艮ノ篤実ナルガ故ニ、或ハ因循シテ滞獄ノ蔽
アランコトヲ恐ル、故ニ不留獄ノ一句ヲ下シテ、勉強警策スルナリ、

又離ヲ夏トシ、艮ヲ冬トス、夏ヨリ後、冬ヨリ前、即チ互兌(三四五)
ノ正秋ニシテ、刑ヲ用ル時ノ象アリ、

「占」官員ハ公使領事等ヲ拝シテ、外国ニ赴クノ卦トス、常人ハ愛敬
薄キ人ニテ、衆人ニ愛セラレザルノ時トス、僧侶ハ徳行衆ニ勝レ
タル真ノ出家トス、器量ノ秀デタル者ハ、宣教師ト為リテ、
衆人ヲ教導スルノ人タリ、孔子モ亦旅客ノ一人タリ、其境遇想像ス
ベシ、○身止テ而シテ心止マラズ、彼レ去テ我止ル、親ミ助ル人
ナク、辛苦絶絶エズ、心身定マル事ナキノ象アリ、○外ニ出テ
事ヲ辯スルノ象、○火山ヲ焚クノ象ナリ、○他処ヘ移転スル意アリ、
○利害ヲ辨ヘテ、事止ムル、意アリ、○篤実ニシテ、明智ノ人ニ
麗キ順フ意アリ、○心事定マラザル意アリ、○親ミ寡ク人ニ容ラレヌ
意アリ、○出家ノ象アリ、○物価騰ル、』



http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
典拠 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断増補版 智の章 「火山旅 上九 」
「コマ番 155- 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『上九。鳥焚其巣。旅人先笑。後號「口兆」。喪牛于易。凶。
象傳曰。以旅在上。其義焚也。 喪牛于易。終莫之聞也。

離ヲ飛鳥ト為シ、火ト為シ、艮ヲ止マルト為シ、舎ト為シ、巽ヲ木
ト為ス、此爻巽木ノ上ニ居リ、高クシテ下ルコトヲ知ラザルハ、
飛鳥高ク樹上ニ在リテ、其巣ヲ焚カルルノ象アリトス、故ニ
鳥焚其巣ト曰フ、即チ旅客ガ其旅舎ヲ焚カルルノ喩トス、九三ハ
内卦ノ極ニ居テ、遇剛不中ナルガ故ニ、焚其次ト曰ヒ、此爻ハ、
全卦ノ極ニ居テ、傲慢不遜ナルガ故ニ、焚其巣ト曰フ、其辞ハ同ジ
カラザレドモ、其義ハ則チ一ナリ、旅人トハ、汎ク行買ノ人ヲ指ス、
上九ハ陽剛ニシテ、卦ノ極ニ居リ、自ラ以テ悔ナシトシ、他人ヲ
蔑視冷笑シテ、自負自得ス、蓋シ旅人ニシテ、此ノ如ク傲慢ナレバ、
殃過忽チ来リテ、終ニ失意号哭スルノ境ニ陥ル、始ヤ剛ヲ以テ高キニ
居リ、驕リテ而シテ喜ビ、終ルヤ其安ンズル所ヲ喪ヒ、意気喪失ス、
故ニ旅人先笑。後號「口兆」。ト曰フ。聖人深ク其凶ヲ著ハシテ、
戒メ示ス所以ナリ、---略---

夫ノ大壮ノ羊ヲ喪フハ、其狠(コン)(モトル)ヲ喪フナリ、旅ノ
牛ヲシ喪フハ、其順ヲ喪フナリ、狠ハ失フ可クシテ、順ハ失フ可ラ
ザルナリ、
又曰ク、此爻帝王ノ蒙廛(モウデン)シ羈旅(キリョ)ニ終リテ、
其国都ニ帰ラザルノ義アリ、牛ハ大物ナリ、牛ヲ喪フハ、
天下ヲ喪フノ象、外ニ客死シテ、室ナク家ナク、終ニ之ヲ聞ク者
ナキナリ、』

『□占 高キニ止リテ、其身安逸ヲ楽ミ、人ノ困苦セルヲ見テ之ヲ
笑フ、然ルニ自己ノ過、案外ニ起ルコトアリテ、其居ヲ失ヒ、恰モ
旅人ノ如ク、身外一物モ留メザルニ至ル、加フルニ損ノ上ニ損アリテ、
之ヲ?フルニ処ナク、唯途方ニ暮ルルノ時トス、又鉱山ニ火起リテ、
衆人焼死スルノ象アリ、神ニ祈リテ其災ヲ逃レンコトヲ努ムベシ、

○剛ニ過ギ、驕リテ順ナラズ、遂ニ安ヲ失フテ、號「口兆」スルノ
象アリ、○軽易以テ其順徳ヲ喪ヒ、凶ヲ招クノ象アリ、○押領セン
トスルノ象アリ、○人ノ言ヲ容レザル意アリ、○火災ノ象アリ、
○鳥巣ハ高キニ在リ、人ニ取リテハ高ク止リ、亢驕ナルノ象 』



---◇「占例引用大津事件」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
典拠 高島嘉右衛門著
「国会図書館蔵、高島易断増補版 智の章 「火山旅 上九 占例 」
「コマ番 157- 」(合略仮名、当用漢字に無きは修正の後引用)

『 ○明治二十四年余ハ大阪中ノ島旅舎花屋ニ寓ス、一日余ノ早起
スルニ先ダチ、新聞記者数人、来リ待テリ、則チ延キテ其来意ヲ問フ、
彼レ曰ク、今回ノ大事変ニ就キテハ、必ズ占断アランコトト思考ス、
敢テ之ヲ聞カンコトヲ請フト、然ルニ余ハ未ダ何等ノ事変アリシヲ
知ラザリシガ、之ヲ聴ケバ、則チ大津事変ナリキ、乃チ筮シテ、旅ノ
上爻ヲ得タリ、

爻辞ニ曰。上九。鳥焚其巣。旅人先笑。後號「口兆」。喪牛于易。
終莫之聞也。

断ニ曰ク、旅ノ卦タルヤ、大陽山上ニ在リテ将ニ傾カントスルノ象アリ、
是レ露国皇太子、其大国ノ威勢ニ憑籍(ヒョウセキ)(タノミヨリ)
シテ、日本ニ漫遊スルノ象ナリ、今上爻ヲ得ル、其辞ニ、鳥焚其巣ト
曰フハ、九天ニ飛揚スルノ大鳥モ、其スヲ焚クニ於テハ、一時安心ノ
地ヲ失フヲ謂フ、即地露太子ノ旅行中、安ジ居ラルル処ヲ失フテ
謂フナリ、旅人先笑、後號「口兆」トハ、威勢ニ憑籍シテ、

我邦ノ風景文物ヲ娯楽セラルルノ際、突然凶漢津田三蔵ナル者ノ
暴挙ニ遭遇セラレシヲ謂フナリ、喪牛于易トハ、露太子ノ来遊アルヤ、
各地争フテ之ヲ招待スル、即チ牛ノ牽カルルガ如キ象ナリ、斯ク
温雅ナル大賓ニシテ、厚ク我国人ニ待遇セラレントセシモ、

計ラザリキ、
一狂人ノ暴挙ヨリシテ、端ナク其好ヲ喪フニ至リ、突然帰国セラル
ルノ已ムヲ得ザルニ至リ、我国厚遇ヲ盡ス能ハズシテ失望スルヲ
謂フナリ、此事件タル、露国ニ対シ、気ノ毒ニ思フ処ヨリ、上下
挙ツテ慰籍スベシト雖モ、遂ニ其留ムルヲ聴カズシテ、帰国セラルル
ニ至ルベシ、故ニ象傳ニ、終莫之聞也ト謂フナリ、此爻変ズレバ、

小過ト為ル、是レ飛鳥ノ象ヲ形ニ顕ハスナリ、

此占ハ国際上ニ関スルモノナルヲ以テ、新聞記者ニハ示サズ、直チニ
当時聖駕ニ扈従シテ西京ニ在リシ、黒田土方榎本ノ諸大臣ニ奉呈シ、
翌日木屋街柏亭ニ於テ、黒田榎本両大臣、北垣京都府知事ニ会ス、
榎本子曰ク、余ハ今神戸ヨリ帰レリ、

露太子ノ接遇尤モ易占ノ如ク
ナリシト、是ニ於テ津田三蔵ノ処分ニ関スル談ニ及ブ、余論ジテ
曰ク、今新聞紙上、法律家喋々論ズル所アリト雖モ、其罪ヲ断ズルニ
ハ、火山旅ノ大象ノ辞ニ、以明慎用刑。而不留獄トアリ、是レ一日
モ獄中ニ拘置セズシテ、速ニ処刑スベキヲ謂フナリ、

此卦山ハ止リテ
動カザルモノ、其動カザルハ、篤実ノ象トス、火ハ明カニシテ物ヲ
照スモノ、即チ法律ノ明文ヲ謂フ、而シテ互卦ノ兌ハ、粛殺ノ刑ヲ
用ウルを謂フ、今震ノ威断顛倒ノ卦タルヲ以テ、法律ノ明文ヲ固守
シテ、国家ノ重キヲ忘レ、為メニ優柔不断ニ流レ、滞獄ノ失策アラン
コトヲ恐ルト、

 十九日、大阪毎日新聞ノ報ズル所ニ依レバ、副島伯ハ論ジテ曰ク、
 速ニ行兇舎ヲ極刑ニ処断スベシ、此際法律ヲ完クシテ、国家ヲ
 誤ルナラランコトヲ欲スト、是レ実ニ天意ニ合スル至言ト謂フ
 ベシ、 』


◇ 全部引用するつもりも無かったが、大事な事なので引用してしまい
ました。 

凄いですね、新聞記者が待ち構えているぐらいですからね、
丁度嘉衛門さんが大阪の旅館に居た時の事、新聞記者が数人来て
嘉衛門さんに大津事件の易的見解を聞きに来たのだと云う。
嘉衛門さんにしてみれば初耳なものですから、内容を聞き早速筮して

「則チ大津事変ナリキ、乃チ筮シテ、旅ノ上爻ヲ得タリ、」

状況環境に関しては先に引用してあるウィキペディアをご覧
頂きたいが、嘉衛門さんの方としては、教えてくれた新聞記者を尻目に

『此占ハ国際上ニ関スルモノナルヲ以テ、新聞記者ニハ示サズ、直チニ
当時聖駕ニ扈従シテ西京ニ在リシ、黒田土方榎本ノ諸大臣ニ奉呈シ、』

皇太子に従って京都にいた大臣だの知事だのと早速連携対策会議。
 ^^)
強烈な信用信頼です、『 露太子ノ接遇尤モ易占ノ如クナリシト、』

確かに嘉衛門さんの云う通りだったと云う見解まで出ている。
易と云うか嘉衛門さんの見解としては、

「獄中に拘置セズに速やかに処刑スベシ。」
『法律ノ明文ヲ固守
 シテ、国家ノ重キヲ忘レ、為メニ優柔不断ニ流レ、滞獄ノ失策アラン
 コトヲ恐ルト、』

後に新聞に発表された副島伯の論はこれに合致したものであったと
結んでいる。


---◇『 「火山旅」と「天地否」の違い 』

「卦  辞」「旅。小亨。旅貞吉。」

「火山旅 上」
主卦「火山旅 」(|:||::)⇔世間目線「雷火豊」
変卦「雷山小過」(::||::)⇔世間目線「雷山小過」

「上爻  爻辞  鳥焚其巣。旅人先笑後号さけぶ。喪牛于易。凶。」
「 鳥その巣をやかる。旅人先には笑い、後にはなきさけぶ。
  牛を易にうしなう。凶なり。」

「彖に曰く、旅は、小しく亨る。柔中を外に得て、剛にしたがう、
 止まりて明に麗(つ)く。ここをもって小しく亨り。旅には、貞しければ
 吉なるなり。旅の時義、大いなるかな。」

「象に曰く、山上に火あるは、旅なり。君子もって明らかに慎みて刑を
 用いて獄を留(とど)めず。」


嘉衛門さんの指摘にあるように、易の見解は、
「刑を 用いて獄を留(とど)めず。」 しかも上爻なので罪も重い。
 
ところが、我が国は極刑にはセズに「小過」「死刑を免れ無期徒刑」に
なった。
三権分立と「法治国家」の対面を保ったのはいいが、その後ロシアとの
戦争において国民の多くの血の代象を払うようになったわけです。


これを「天地否 五」と比べるならあまりに違いがありすぎる。

「天地否 五」
主卦「天地否」(|||:::)⇔世間目線「地天泰」
変卦「火地普」(|:|:::)⇔世間目線「地火明夷」

「五爻   爻辞    休否。大人吉。基亡基亡。繋于苞桑。」
「否を休(や)む。大人は吉なり。それ亡びなんそれ亡びなんとて、
 苞桑(ほうそう)に繋(かか)る。」
「象に曰く、大人の吉なるは、位正しく当たればなり。」

で、実際「天」たる官吏の方々が支援する「民主党」政権は下野した
わけですが、

 これも典型的な「否」をもっての「泰」を、・・・

まぁどちらにしても、ロシア皇太子を超える処遇をしたわけです
からその落とし前はどこかで取る必要があるでしょうね。
また、明治の頃のは上爻の限界。
本当の意味でのパッツンパッツン、真面目に国家の危機であって、国民
の中には自殺された方まで出たという。

 自分には同じ国だとはとても思えない。


将に、

「卦  辞」
「否。之匪人。不利君子貞。大往小来。」

「否はこれ人にあらず。君子の貞に利ろしからず。大往き小来る。」
「彖に曰く、否はこれ人にあらず、君子の貞に利ろしからず、
・・・ 」

であって、「天地否」「天雷」( 否タル学校ヲ出テスグニ偉クナル。)
の方々に国を任せる弊害ではないでしょうか。


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937047
典拠 高島易断 上経ニ 高島嘉右衛門 著
 「国立国会図書館蔵、高島易断 否 57- 」
(合略仮名、当用漢字に無キは修正)

『---略---
否ハ塞ナリ。天気下ニ降ラズ。地精上ニ升ラズ。陰陽隔絶シテ。交通
セザルナリ。---略---
其身上位ニ居リ。錦繍ヲ衣。梁肉(ウマキモノ)ニ飽キ。祖先ノ艱難勤労
ヲシテ。得タル所ノ人爵ナルコトヲ知ラズ。其人爵ヲ。世襲スルノ
久シキ。---略---

上トシテ下情ヲ知ラズ。人トシテ人情ヲ解セザルモノ。即チ之ヲ。
否之匪人ト云フナリ。上巳ニ此ノ如クナレバ。下亦下ニ安ンゼズ。
各巳レガ利是レ謀り。毫モ他人ノ害ヲ顧ミズ。況ヤ国家ノ安危ニ
於テヲヤ。---略--- 』

□ 原発にしろ、こういったことにしろ我が国の「天地否」の病気は
「天水訟」に発展し毎度国民が生存する範囲を狭くしているのでは無いか。
これを変える事ができるのは「民意」「政治」しか無いわけですから
早く気づいて是正して頂きたい。


---◇『 金持ち三代続かず。』

「卦  辞」「節。亨。苦節不可貞。」

「水沢節 三」
主卦「水沢節 」(:|::||)
変卦「水天需 」(:|:|||)
「三爻  爻辞   不節若則嗟若。无咎。」
「節若たらざればすなわち嗟若たり。咎なし。」
「象に曰く、節せざるの嗟きとは、又誰をか咎めん。」


□ 此の卦の詳細はシリアの占に入れてありますが、
http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/31338358.html

□この卦を一口で云うと「金持ち三代続かず」というのが当てはまる。
裏事情は「火山旅」これは丁度「旅人」さん達が今だいたいこんな感じに
なっている。世間目線でみてもだいたい「豊」の限界。

世襲と云うのはこれも「天地否」(親と子) 
要するに「天地否の天雷」さん達ではリスクの幅が観えないのである
から、どうしても人災を呼び込んだりして継続困難に陥るようになる。
だから普通は跡継ぎには必ず他家の釜の飯を食わせてから家に
戻すわけです。

これで「天地否」「天雷」の毒をある程度は抜く事ができる。
「天雷の天雷」になる。「天雷无妄 初」

民間ならば大体親方に仕込まれての基本的なリスク管理が出来るように
なるわけですが、
※( 親が親方として厳しくなれればいいが、そうでなく親バカに
なった場合は家が傾く懸念がある、)

つまりはリスクの平均台から落ちる懸念が薄まるわけですが、これが
民間では無く「公」のお偉いさんであるとか、政治家の世襲とかになる
とかなり厳しい。
「天地否」(学校出テスグニ偉クナル)の毒に国まで巻き込んで世間
まで厳しい環境になったりする。

この壁を突破してきたのは江戸の大店「三井」に代表される番頭政治。
これは「否」の毒も「无妄」の毒も見事に回避するように組んである。

我が国も之以上国民が住む世界を狭くしないように変えるベキは変える
必要があると云うことです。


---◇
『民主党政権に出されていた沢水困のラインナップのうち
 おそらくはこの「困 三」之がコア。』
『 metujin  が「旅人」さん達を批判する理由』

「沢水困 三」
主卦「沢水困 」(:||:|:)
変卦「沢風大過」(:||||:)
「三爻  爻辞  困于石。據于しつ藜。入于其宮。不見其妻。凶。」


 ---◇「占例引用抜粋」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/19564007.html

《「困 三」 
 「石に困しみ、しつりによる。その宮に入りて、その妻を見ず。凶なり。 」
  
 これは何かというと経済対策でいえば円高放置その他、支援者である
 ところの電機労組の方々のリストラ等々、
  寄生虫リスクのある韓国産キムチの無検疫であるとか、日韓双方が
 凹むような政策をやったりすると
 結局利益を得るところが何処にも無いといった事態を招来したりする。
 自分もキムチは好きでタマに買っていたのだが、何処の産であろうと買え
 無くなった。
 関係するところ全部不利益になる政治政策は何かと云うと「坎為水 上」
 双方皆が凹む道を失った政治なのだと易は云う。

 皆が利の無い政治をするならスポンサーも離れていく、極端な事は反動が
 あり、
 長い目で見ての利益不利益と云うのは話せば解る事である、そういう
 事をするならやった側、国家としても、

 「沢水困 三」となる。
 「大過」溢れるだけあったその「兌 巽」の水も何処かへ行ってしまって
 沢に水が無い状況であり、こういう政治と云うのは結局は
 「・言うことあるも信ぜられず。 」 政治家と云うのは支援者の方に対して
 も長い目でみての利益を説くべきではないだろうか。》

 *** 引用ここまで ***

□ 以前から書いておりますように、このブログやツイッターに出されて
いる易からの警報は、

「離 四」「 突如其來如。焚如。死如。棄如。」

metujin  はアホなのでこれを平気で踏んでおります。 ^^)
朝○進駐軍の話まで書いたのは自分ぐらいじゃないですかね、こういった
ブログで。・・

原発系「旅人」さんや○日系「旅人」さん達は民主党や韓流、○ジTVの
顛末を観ていて、どう思いますか。?
キチンとこういった事に関しては自分は的を外す事なくきている。

批判は悪口では無いんですね。まして易は守りに主眼をおいている占術
です、
その「大有」たる資産を守る為といった観点から「易」の話に耳を
傾けてみたらどうでしょうか。


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