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『スズキ社長「最後の儀式」に失敗したツケ 難しい後継者問題』
「離為火 上」
◇「サブタイトル」
『明両作とは、内外両離の象、離は日なり、然るに日と称せずして明と曰ふ
は、天に二日なければなり、 』
『王とは、六五を指す、用とは、王上九を用(もちふ)るなり、首は
首領、魁首(くわいしゅ)の義なり、』
◇「記事掲示板引用」
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsalpha/1434877279/l50
【経済】スズキ社長「最後の儀式」に失敗したツケ 難しい後継者問題
---略---
ソース:http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150621/dms1506210830002-n1.htm
2 :モチモチの木φ ★:2015/06/21(日) 18:01:36.21 ID:???
(>>1から続き)
実は松下幸之助という経営の神様も後継者の養成は失敗して、
その後、大混乱が長い間続き、現在のパナソニック低迷の要因になった。
一方、本田宗一郎というカリスマ経営者は、まだまだ続けるつもりだったよう
だが、
藤沢武夫副社長の勧めもあって、ある日突然、2人一緒に辞めた。
そして、「以後、会社に行ってはいけない」と藤沢氏に言われた。
当時、本田氏は65歳、藤沢氏61歳と現役で通用する年齢だった。
さらに、お互いに息子は会社に入れずに、
本田技研が町工場時代に大学卒第1号で採用した当時45歳の河島喜好氏を
後継者にした。
このくらいのことをしないと、後継者問題は難しい。
---略---
(以上)
3 :モチモチの木φ ★:2015/06/21(日) 18:01:47.32 ID:???
トヨタは創業家が経営に残り続けて成功した稀有な例ですよね(´・ω・`)
///// 引用ここまで /////
◇
過去、大松下を作り上げた幸之助氏の問筮もあるわけですが、今回はスズキ、
スズキ会長の過去ログを一旦引用してみたいと思います。
◇「参考過去ログ引用」(本文は過去倉庫より、)
http://metujinekikyou.blogspot.jp/2011/10/metujin-ekikyou_15.html
2011年10月15日土曜日
metujin ekikyou 日誌 「山火賁 上」
「スズキ契約違反通告書 VS VW法的措置 」
「この問題の行方は如何に」
---略---
と云う訳で
「卦 辞」
「賁。亨。小利有攸往。」
(ひはとおる。すこしくゆくところあるによろし。)
-----------------------------------------------
「スズキ会長」の言い分が通ると読めます、
読みます、 個人読みします、 ^^)
これに関しては当たり外れ関係なし、 metujin の願望 ^^)
「象伝」山(艮)の下に火(離)のあるのが賁である。君子はこの卦徳の
明照にのっとって庶政を明察し、山徳の静止にのっとってあえて
軽々しくは治獄の決定を下さない。
-----------------------------------------------
おそらく訴訟に及べば勝てるとは思いますが、
「-- 軽々しくは治獄の決定を下さない。」
でありますのであまり深追いせず
「上爻 爻辞 白賁。无咎。」
(しろくかざる。とがなし。)
-----------------------------------------------
として提携解消する程度に収め止めるのが良いものと思われます。
賢明な選択をされていただきたいと思います。
///// 引用ここまで /////
※(典拠は「岩波文庫易経」より、)
まだVWとの訴訟は終わっていないようですのでアレですが一応
倉庫から引っ張り出したものを提示しておきます。
( 今以上に未熟な時代のものなので当てものは期待しないで下さい。)
◇「問筮」
「 これは大まかな概念としての問筮と、個別案件としての問筮を
別けないといけないかと思うが、
とりあえず、何故にスズキさんは後継者を育てることができなかった
のか、その陰陽は如何に。」
「離為火 上」
「卦 辞」
「離。利貞。亨。畜牝牛吉。」
「離為火 上」
主卦「離為火 」(|:||:|)
変卦「雷火豊 」(::||:|)
「上爻 爻辞 王用出征。有嘉折首。獲匪其醜、无咎。」
「王もって出征す。嘉きことありて首を折(くじ)く。獲るものその
醜(たぐい)にあらざれば、咎なし。」
「象に曰く、王もって出征すとは、もって邦を正すなり。」
「象伝」「王もって出征すというのは、これによって邦国を正さんが
為である。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)
◇◇
metujin 側の占例はそこそこありますが、自分はメンドクサがり
なのでオーソドックスに「呑象テキスト」で考察してみたいと思います。
^^)
それで 「大象」では何と言っているかといいますと、
◇
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557
国会図書館蔵 高島易断増補版 義之巻 コマ番「270-」
「離為火 大象」解説
「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」
『
大象曰。明兩作、離。大人以繼明照于四方。
( たいしゃうにいわく めいふたつおこるはり。たいじんもって つぎ
めいにてらす はうを )
明両作とは、内外両離の象、離は日なり、然るに日と称せずして明と曰ふ
は、天に二日なければなり、 』
ここで何を述べているかと云うと、トップは二人要らないと云うことに
なるわけですね、
( 福一原発災害で指摘した、「船頭多くして船山に上る」 の逆。)
なので前回易は飾りのトップであるところの「賁 上」(|::|:|)
を指定してきたわけです。
そして、「離 上」の解説に於いては、
◇
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557
「国会図書館蔵、高島易断増補版 義の章 コマ番278- 」
「離 上九」解説
※「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」
『王とは、六五を指す、用とは、王上九を用(もちふ)るなり、首は
首領、魁首(くわいしゅ)の義なり、』
その企業に於いて「王様」はあくまで六五の社長であらねばならず、
上九は仮に指揮者であったとしても形の上では社長の命(依頼)を受けて動く
立場でなければいけないわけです。
『 王上九を用(もちふ)るなり 』
一旦先の「大象」に戻りますが、
『 蓋(けだ)し(思うに)六五
天佑の君、陰を以て陽に居るは、大陽の徳、六二の賢臣(けんしん)、陰を
以て陰に居るは、大陰の徳にして、日月の交明(こもこもあきら)か
なるが如く、大人、天地の其の徳を合(あは)せ、明君、賢臣(けんしん)と
其の意を合(あは)せて、天下に臨(のぞ)むが如く、
---略---
又継ぐに令嗣(れいし)(よきよつぎ)を以てし、
奕葉重光、(えきやふちょうくわ)、常に明らかにして息(や)まざるの象
あり、是(こ)れ皆対人の離なり、』
これを書きますと常連さん方から
「オイオイ 呑象さんの占例には佐賀の乱鎮圧の例があるだろう。」
というご指摘があるかもしれないですが、
※(上記典拠占例の部)
『得たる所の爻辞に王用出征有嘉とは、天皇親征して嘉功あるを謂ふなり、』
これは上爻である陛下の
錦の御旗を以て鎮圧し、且(か)つ、実務は当然五爻の司令官がやるわけ
ですね、これも「離為火」(|:||:|)の象となるわけです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「王用出征。有嘉折首。獲匪其醜、无咎。」
このパターンとしては、大松下を創りあげた松下幸之助氏が、
経営の危機に際して、会長職ありながら会社が危機的状況になった場合は
「営業本部長代行兼務」となって陣頭指揮したこととも重なるわけですね。
◇◇ 結論としては、
要するに、令嗣(れいし)(よきよつぎ)を育てるにあたっては、
しばらくの間、会長、社長の双頭体制にし、会社が無事廻っている間、
会長は社長に任せるべきは任せ、あくまでトップは「社長」と云う形
をとり育てることをやらないとこういう事になってしまうわけですね。
それで一旦何かあった場合は、先の幸之助氏がとったようなやり方でも
いいわけです。
毎度「五爻君子統治占」「易卦処方箋」説を説くわけですが、ここでも
易の側が「処方箋」をもって象辞を出してきたのが解るのではないで
しょうか。
◇「易より追加」
「水沢節 二」(:|::||)変卦「水雷屯」(:|:::|)
「九二、不出門庭。凶。」
「象伝曰。不出門庭。凶。失時極也。」
これは毎度批判するところの「天地否の天雷」さんの弊害、
「否タル学校を出テ直ぐに偉くなる、世間の下積み無くしてリスクの幅
読めず、疾(やまい)が進めば家人「国民」はその生存域を狭くする。」
その枝バージョンになるかと思いますが、
令嗣 後継者を育てるにしても一旦外に出すなりする時間も含め、
経験を積んでリスク管理を覚えてもらうには相応の時間が係るわけです、
したがって、手を挙げる方にしても後継を育てる側にしても時を失する
ことの無いよう進言しておきます。
//////////////////////
*** 追加雑談 ***
先に引用した呑象さんの「離為火 大象解説」に嗣服(しふく)の語彙
が出テくるわけですが、
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760557
国会図書館蔵 高島易断増補版 義之巻 コマ番「270-」
「離為火 大象」解説
「勝手意訳につき原文の確認及び、文章利用の際は一報を」
『
---略---
継明の明は、内卦の離に
して、即(すなは)ち天賦(ぷ)の明徳なり、継とは外卦の離にして
、則(すなは)ち文明修学の義なり、明の功、継がざれば、即(すなは)ち
時ありて昏(くら)し、故に必ず明徳を昭(あきら)かにし、日に
新たにして又新たにするを謂ふ、大智を有するの君、此の象に則とり、
先哲(せつてつ)の言行(げんかう)(ことがおこなひ)を学び、日新(にっしん)
の功を積み、身よりして庶政(しょせい)に達し、嗣服(しふく)
※嗣服(しふく)
http://www.gudianxue.org/index.php?title=%E5%97%A3%E6%9C%8D&variant=zh-hk
《嗣服
繼承先人的事業。服,事。》
( ググっても中国語のものしか無い、^^))
耆耄(ぎばう)(おひる)(老いる)に至るまで、必ず天理の光明に純(もっぱら)
にして、
一毫、人欲の蔽(へい)なく、重明(ちょうめい)の徳を大(おおひ)にして、
天下を照治(せうじ)(てらすおさむ)すべし、』
◇
これを勝手に解釈しますと、服(地位立場)を着替えるが如くその事業を
継ぐ意になるのではないでしょうか。
なので外卦の「離」(|:|)は内卦の「離」(|:|)所謂後継者に事業を
継がせる為(ため)の「兩作」「重明」を意図してやらないといけない
わけですね、これが無ければ事業の連続性は失われ、変卦側の「雷火豊 上」
で終了してしまうわけです。
所謂
「上六、豐其屋。蔀其家。闚其戶。闃其无人。三歳不覿。凶。」
事業の抜け殻、痕跡だけが残る結果となるわけです。
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