2015年1月22日木曜日

metujin ekikyou 日誌ツイッター篇 ②「民主党党首選 問筮 中始末」プラス雑談。 「長妻氏 沢水困 二」





metujin  ekikyou  日誌ツイッター篇
②「民主党党首選 問筮 中始末」プラス雑談。
「長妻氏 沢水困 二」


◇「サブタイトル」
《困の時、補佐の良弼(りょうひつ)
 (よきたすけ)なきが為(ため)に、必ず九二の応位を求め、竟(つひ)に
 之(これ)を聘礼(へいれい)す、故に 朱?方來 と曰ふ、》



---◇「記事引用」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS20H0G_Q5A120C1EAF000/
《長妻氏、民主代表代行に
 2015/1/20 12:12  》

///// 引用ここまで /////


◇ 民主党さんのは後始末を残すだけと思っていましたが、長妻氏が
民主党代表代行に就任されましたので、 一応はその分を振り返って
おきたいと考えます。 


◇「当該過去ログ」
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/42361174.html
 2015/1/1814:47
 metujin ekikyou 日誌ツイッター篇共通 
  番外篇 2015年 民主党党首選挙 

 ---略---

 *** 追加 ***

  夕方には選出とあるのでまだ時間があるのかな、一応は追加を書いて
 おきます、

 易をご存知の方なら、
 長妻氏の、

 「沢水困 二」
 (:||:|:)(:||:::)
 「困、亨。貞。大人吉。无咎。有言不信。」
 「九二、困于酒食。朱?方來。利用亨祀。征凶。无咎。」
 「困于酒食、中有慶也。」


  この方も番狂わせがあるんじゃないかとご指摘があるかもしれませんが、
 目先こうなったとしても、そもそもが民主党さんの政治は
 「沢水困」の政治だったわけです、これは易の指摘でもあり、その後を眺めて
 みてもそうだったんですね。

 なので私としては易から「困」を提示された方は爻辞がなんであれ推奨は
 できかねる、としておきます。
 ~~~~~~~~~~~

 ///// 引用ここまで /////


◇ 党の役職に関しては信じてもらう必要はな無いですが、頭をよぎったことは
よぎったんですね、なので上記のような文章になったわけです、
でもまあ、党首選挙ですしね、ライバルになった方を役員に登用するのは
普通にあることですから、書かなかったわけですね。


「沢水困」の卦はヒジョウに大事でありまして、皆さんは難卦として
忌避されますが、
( 実際 呼吸困難もこの卦象でしたので、あれですが、・・・ )

「山火賁」(|::|:|)の輝きはこの「困」卦を裏返してできるもので
あり、甲子園の真紅の優勝旗にしたって、息も絶え絶えの練習の反復から
成るのであります。
~~~~~~~~~

イチロー選手の輝きとて練習の賜物といった占が出テいるのでありますから
上辺だけ、「賁 上」「上九。白賁。无咎。」
飾ってお化粧したところで、真の輝きは出テこない。


これは政治にしても同じことではないでしょうか。
これまでの民主党さんの問筮を振り返りますに、民主党さんの議員さん方は
おそらくは先に「天地否の天雷」さんだったが為にこの最低限の
「困」すら経ずに上に上ってしまった方々ではないかと思われます、

なので
そのやる政治が「困」のオンパレードになったのではないでしょうか。
若いときの苦労は買ってでもやれ、といった古人の教えは的を得たものでは
ないかと思うわけです。


ということで、
 辞としてはいつものように解りやすく説明しておきますと、

「卦  辞」
「困。亨。貞。大人吉无咎。有言不信。 」

「沢水困 二」
主卦「沢水困 」(:||:|:)
変卦「沢地萃 」(:||:::)
「二爻  爻辞   困于酒食。朱ふつ方來。利用亨祀。征凶。无咎。」
「酒食に困しむ。朱ふつ、まさに来らんとす。もって亨祀するに利ろし。
征けば凶なり。咎なし。」
「象に曰く、酒食に困しむとは、中にして慶びあるなり。」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559 
国会図書館蔵 高島易断増補版. 智之巻 コマ番「3-」
「沢水困解説」
「勝手意訳勝手解釈につき原文の確認と文章利用の際は一報を」


  困亨。貞。大人吉。无咎。有言不信。
象伝曰。困。剛?也。險以?。困而不失其所亨。其唯君子乎。貞。大人吉。
以剛中也。有言不信。?口乃窮也。

困の卦たるや、坎を下(しも)にし、兌を上(かみ)にす、兌(だ)は沢(たく)
にして、坎(かん)は水なり、夫(か)の節の卦の時は、順当にして、坎(かん)
の水は兌(だ)の沢の上に在るが故に、沢水溢れず、涸(か)れざるの象

なれども、今上下位を易(か)へて、水は皆沢の下(しも)に漏れ下り、
沢中枯渇(こかつ)(かれつき)したれば、物を潤(うるほ)すこと能(あた)はず、
草木為(ため)に枯れて、沢其の功を施す所なし、又外卦の兌を少女
と為し、内卦の坎(かん)を険難(けんなん)(けわしき)とす、

少女を以て険難(けんなん)を履(ふ)むときは、勢(いきほ)い困(くるし)まざる
を得ず、故に此の卦を困と名ずく、困の字は木、口の内に在り、
幹枝(かんし)(みきえだ)共に暢(のぶ)ること能(あた)はざるの会意にして、
困窮険難(けんなん)(くるしみきわまりなやみ)の義なり、

---略---

仏法に世界を呼びて娑婆(しゃば)と曰ふ、娑婆は梵語にて忍土(にんと)
と訳す、此の世に処するには、忍(しの)ばざる可(べか)らざるを示すなり、
而(しか)して心を磨き、胆(たん)(きも)を練るは、世を忍ぶ所以(ゆえん)
にして、社会に交(まじは)りて、身を立て、道を行(おこな)ふが為(ため)

なり、然(しか)らば則(すなは)ち世路(せいろ)(よのなか)の険(けん)
(けわしき)を渉(わた)り、許多(きょた)(あまた)の艱苦(かんく)(なやみ)
に遇(あ)ふも、処世(しょせい)の道路にして、何人(なんひと)も皆此の道
を経過する者と知る可(べ)し、夫(か)の古今(ここん)(いにしへいま)

身を立て名を顕(あら)はすの人は、縦(たと)ひ天稟(てんりん)の才あるも
、畢竟(ひっきやう)千辛万苦の結果なれば、己(おのれ)独り、逆境に
苦しむ者と思ふ可(べか)らず、事成らず、志行なはれざるも、
艱難(かんなん)(なやみ)に疲れて、精神を撓屈(じゃうくつ)(ためかがむ)

す可(べか)らず、辛苦に倦(う)みて、正道を踏み違ふ可(べか)らず、
唯人は人たらざるも、我は我たらざる可(べか)らずと、
心胆(しんたん)の切磋(せっさ)に功を積み、進取の気象を喚起(くわんき)
す可(べ)し、艱難は天の汝(なんじ)を玉にする所以(ゆえん)、困(くるし)

みて亨(とほ)る所を失(うしな)はざる、之(これ)を君子と謂ふなり、
是を以て古(いにしへ)より世の大業を成す者、皆困苦を経(へ)ざる者ナシ、

---略---

---略---  』


※(上記典拠 コマ番「8-」

『「占」運衰へ、困難して、労苦極(きわま)り、且(か)つ己(おのれ)善
にして、不善人の為に困(くるし)めらるるの時なり、狼狽(ろうばい)
(うろたへ)せば、益々困難を重(かさ)ぬべし、志(こころざし)を持(じ)
すること正しくして、気運の変ずるを待つべし、又壮年の者は、志を磨き
て、後日の大成を期すべし、 』


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
国会図書館蔵 高島易断増補版. 智之巻 コマ番「10-」
「沢水困 九二解説」
「勝手意訳勝手解釈につき原文の確認と文章利用の際は一報を」

『 九二。困于酒食。朱?方來。利用亨祀。征凶。无咎。
 象伝曰。困于酒食。中有慶也。

酒は燕楽(えんらく)(たのしむ)するの象にして、人心を悦楽するの義に喩
(たと)へ、食は頤養(いよう)(やしなふ)するの象にして、人身を頤養
するの義に喩(たと)ふ?(ふつ)は礼服、前を蔽(おほ)ふ者なり、
朱?(ふつ)は天子の飾りなれば、即(すなは)ち九五の義たり、

---略--- 

今九二剛中の徳を以て、下(しも)に困(くるし)めば、上(かみ)に九五
剛中の君、同徳相応ずるありて、困の時、補佐の良弼(りょうひつ)
(よきたすけ)なきが為(ため)に、必ず九二の応位を求め、竟(つひ)に
之(これ)を聘礼(へいれい)す、故に 朱?方來 と曰ふ、

而(しか)して九二已(すで)に九五の聘(へい)に応ずるときは、則(すなは)ち
剛中の才徳を拡充(くわくじう)(おしひろめみたし)し、以て下民(かみん)
の疾苦(しっく)(やましき)を賑濟(しんせい)(すくふ) するを得(う)べし、
然るときは則(すなは)ち従来酒食に困(くるし)むの志(こころざし)、一時

に亨通(かうつう)(とほる)するなり、若し朱?方来(しゅふつはうらい)
の栄(えい)あるも、其の徳に報(むくゆ)ること能(あた)はざれば、
亦(また)困を免れず、故に二五同徳相応ずるの誠敬(せいけい)(まことうやまひ)
を以て、神明を亨祀(きょうし)(まつる)すれば、神明亦(また)必ず

感格(かんかく)して、多福を降し、以て天下の困(くるし)みを済(すく)ふ
ことを得(う)、之(これ)を 利用亨祀 と謂ふ、又亨祀(きょうし)(まつる)
は上(かみ)に対して誠敬(せいけい)(まことうやまひ)を盡(つく)すの義
なり、往凶 とは、其の時に非ずして妄(みだ)りに進み用いられん

ことを求め、功を立てんと欲すれば、則(すなは)ち其の亨(きょう)する
所を失(うしな)ひ、凶の道たるを謂ふ、且(か)つ困(こん)の時は、
神助(しんじょ)(かみのたすけ)を得て、僅かに禍(わざはひ)を免(まぬか)
るるの時なれば、動く可(べか)らざるを示せるなり、

---略--- 


『「占」身窮屈にして、我が意の如くなること能(あた)はず、目上の
人、我を助(たす)くるの心切なりと雖(いへ)ども、亦(また)迷惑なる
ことありて、来たり助くるを得(え)ざるなり、誠を盡(つく)して、神
に祈るときは、必ず感応(かんおう)を受くるの時とす、
---略--- 』



『 朱?(ふつ)は天子の飾りなれば、即(すなは)ち九五の義たり、 』

書いてありましたね、党首でなければ、その代理ということを易は指定
してきたわけです。
~~~~~~~~



◇「占例」「板垣退助氏 爵位を辞せられたることを占ふのこと」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760559
国会図書館蔵 高島易断増補版. 義之巻 コマ番「172-」
「沢水困 九二占例」
「勝手意訳勝手解釈につき原文の確認と文章利用の際は一報を」

『 板垣君、さきには政府の要路に当りし人なれば、一旦職を辞して
野に在りと雖(いへ)ども、既に天爵人爵を兼有せり、今や其の位に居らず
と雖(いへ)ども、国家の為めに見る所あるときは、在朝の朋友に議(ぎ)
するも可(か)なり、又在朝の人も好みて其の説を聴き、之(これ)を玩味

(ぐわんみ)すげきは、共(とも)に国家に盡(つく)す者の当然なり、
然るに氏は其の道に由(よ)らず、独り名望あるの身を以て、政事に対して
云々するときは、之(これ)に与する者、自由精神を望む者を結合のみに
止まらずして、或いは他に夫(か)の安心立命を得(え)ざる者の之(これ)

に加(くは)はるが如きあらば、却(かへり)て自由を妨ぐるの異変を招く
に至るも、亦(また)測る可(べか)らずとす、故に一朝事あるに当りて
は、其の集合の敗(やぶ)るるも、亦(また)立(たち)どころに見るべきなり、
之(これ)を 用行師終有大敗 と謂ふなり、

然らば則(すなは)ち板垣君不慮の凶災(きょうさい)(わざはい)に遇(あ)ふ
て師止むべしと云ふか、曰く、然らず、元来自由の素志を慣行(かんこう)
(つらぬきおこなふ)せんと欲する者なりと雖(いへ)ども、外(ほか)国家
を憂(うれ)ふるの心切なるよりは、寧(むし)ろ内、各自立命の地を

得(う)るの急なるに如(し)かず、故に政府之(これ)を西南に鎮定(ちんてい)
(しずめさだむ)すれば、東北に蜂起し、之(これ)を東北に撲滅すれば、
復(ま)た西南に(ぎ)集(ぎしゅう)(あつまり)す、 
明治政府の威力を以てするも、十年の久(ひさ)しき、全治すること能(あた)

はず、之(これ)を 以其國君凶。至于十年不克征 と謂ふなり、
是(こ)れ実に国家の為に憂ふべき者なり

而(しか)して頃日(けいじつ)(このごろ)又其の爵位を辞せられたることを
占(うらな)ふに、沢水困の第二爻を得たり、

九二。困于酒食。朱?方來。利用亨祀。征凶。无咎。

困の卦たるや、九五の君位は、水地比の主爻の意にして、上下の間、地上
に水あるが如く、間然(かんぜん)なきの親しみを以て、国家を治め給ふの
意を含蓄せり、
九四の陽は宰相の位置、雷地豫の主爻の意にして、国家の大任に当たり、
功あるときは、之(これ)を九五の君徳に帰し、功無きときは咎を身に受(うく)
るの位たる故に、自ずから職権を有するの意を含蓄せり、

九二の陽は、地水師の主爻の意にして、在師中吉无咎王三錫命 の意を
含蓄せり
全卦の三剛、意趣此(かく)の如しと雖(いへ)ども、之(これ)を合する
ときは、沢水困の卦と為る、蓋(けだ)し(思うに)此の卦、上卦の四五は

陽と雖(いへ)ども、三と上との陰に蔽(おほ)はれ、二の陽も亦(また)初と
三との陰に蔽(おほ)はれ、志(こころざし)を通ずること能(あた)はず
して、困(くるし)むの時なればなり、

困于酒食 とは、板垣君の経済の困難なるを見るが如し、朱?方来 とは、
宮内次官吉井氏の爵位のことに関して、内兪(ないゆ)に来(きた)られたる
を謂ふ、利用亨祀 とは、朝命に従(したが)ひて、爵位を拝受すべきを
謂ふ、往凶 とは、己(おのれ)の見識を貫かんとするは凶なるを謂ふ、

而(しか)して拝命するときは、平穏無事なるを以て、无咎 と謂ふなり、
九四の辞(ことば)に曰く、來徐徐、困于金車、吝有終 と、九四は大臣
の位置なり、来除々とは、九五の君位より係(か)けたる辞(ことば)にして、
板垣君の爵位を受(う)くるに遅々たるを憂慮して待ち給ふの意なり、

九五の尊位に当る辞(ことば)に曰く、
?? 困于赤?、乃徐有?、利用祭祀 と、夫(そ)れ鼻は面の飾具(しょくぐ)
(かざり)にして、鼻なきは、面目なきを謂ふ、足を失ふときは、立つ
能(あた)はざるの議にして、王家の威権(いけん)に関するを謂ふ、

困于赤? とは、侯伯(こうはく)の爵服(しゃくふく)を受(う)くるに紛転
(ふんてん)あるを謂ふ、乃除有説 とは、遂(つひ)に拝受するを謂ふ、
利用祭祀 とは、維新の功臣、社稷(しゃしょく)に食して、国事に盡(つく)す
を謂ふなり、

此の占を以てすれば、板垣君、今爵位を拝受すべきは、天の時なり、天の
時を知らずして、躊躇して拝受の決意なきは、其の当を得(え)ざるなり、前に
言ふが如く、地雷復 の上爻は、国家の大事にして、其の憂(うれ)ふ
べきは、固(もと)よりなり、沢水困の第二爻も、亦(また)板垣君の為

(た)めに凶なり、惟(おも)ふに君の国家を憂(うれ)ふるや、維新の成績
に於いて、幾倍なることは、余の自ら信ずる所なり、而(しか)して板垣
君の事、斯(かく)の如し、同氏は君の旧友にして、朋友の情誼(じょうぎ)、
亦(また)之(これ)を度外に置くべきに非(あら)ざれば、願(ねが)はくは

余の弁ずると所の神易を以て、同氏に天命を順受(じゅんじゅ)すべきこと
を忠告せられんことを、氏は未だ位記を返上したるを聞かず、而(しか)して
今独り爵(しゃく)のみを辞するの固(かた)きは、余が其の解に苦しむ所
なり、近く茲(ここ)に譬(たとへ)を取れば、猶(なほ)隻(かた)足に靴

を穿ち、隻(かた)足は徒歩するがごときの者ならん、人の之(これ)を
笑(わら)はざるを欲するも、其れ得(う)べけんやと、佐々木伯曰く、嗚呼
板垣氏の易は、地雷復の上爻にして、其の授爵の事は、沢水困の第二爻なり
しか、実に感銘の至りに堪へず、余は必ず之(これ)に忠告すべし、尚(な)

ほ後藤象次郎にも、今余に語りしが如く、同(おなじ)く此の易占を
語(かた)らるべし、余は後藤と共(とも)に謀(はか)りて、恩命に随(したが)は
しむべしと、
是(ここ)に於いて餘(よ)は又高輪に至り、後藤伯に面謁(めんえつ)して、

同じく此の易を語り、且(か)つ佐々木伯の意を致す、後藤君感謝して
曰く、奇なる哉(かな)、子(し)の易占、古今(ここん)其の比を聞かず、
今や欧米の学、我邦(わがくに)に侵入して、聖賢の学、復(ま)た世に
行(おこな)はれず、偶々(たまたま)書を読む者と雖(いへ)ども、唯

詩文章句の間に彷徨(はうかう)(さまよい)して、聖人の意を解する者
甚(はなは)だ少なく、西洋学者の些々(ささ)たる心理を説くを聞(きき)て、
呆然(がいぜん)?(あ)(あきれるおし)の如き者あり、蓋(けだ)し(思うに)
聖経(せいけい)の妙味を知らざるに座するのみ、夫(そ)れ亜細亜(あじあ)

四聖人、天縦(じう)の脳力と、畢生(ひっせい)の刻苦(こくく)とを
極めて、後世に伝(つた)へし所の書あるも、之(これ)が活用の道を悟ら
ずして、今や既に廃滅(はいめつ)(すたれほろびん)せんとするの時に
際し、呉氏(ごし)幸いに世に出(い)でて、之(これ)を活用す、聞く

呉氏の獄に在ること七年、独力発明の易、始めて聖経(せいけい)の妙味
を発揮すと、安(いずく)んぞ皇天斯易(くわうてんこのえき)の為に
、呉氏を幽閉せしに非(あら)ざるを知らんや、板垣氏の事は、余将に
佐々木氏と謀り、必ず盡力(じんりょく)(ほねおる)する所あるべし、

請ふ子(し)幸いに意を労すること勿(なか)れと云へり、
聞く、氏は嘗(かつ)て易学を嗜好(しかう)(たしなみ)せし事ありと、故に
此の言あるか、其の後日ならずして、板垣君爵命を拝受せられしことを
聞き、余は始めて雲霧(うんむ)を排(はい)し、晴天を望(のぞ)むが

如き快(くわい)(こころよき)を覚へたり 』

///// 困 二 占例引用ここまで /////


◇ 今回は呑象嘉右衛門テキストの大盤振る舞いですね。疲れました。ホント。
本来は「占う」「裏綯う」措置として、あっちこっち略すべきなんで
しょうが、
「困」卦は大事ですからね、なので書き写す metujin の側
も苦しいですが、読者様方の今後お役に立てば幸いであります。

 もう上記に触れてありますが、呑象テキストに書いてありましたね、

《困の時、補佐の良弼(りょうひつ)
 (よきたすけ)なきが為(ため)に、必ず九二の応位を求め、竟(つひ)に
 之(これ)を聘礼(へいれい)す、故に 朱?方來 と曰ふ、》

これは党首に推された岡田氏が「困 二」の長妻氏を聘礼(へいれい)されて
代表代行にしたことを指すわけです。

ただし、彼等民主党さんがやるのは基本的に「沢水困」の政治であって
以前とそう変わってないんですね。


 これを書くと叩かれるのでありましょうが、敢えて書きます、
蓋(けだ)し(思うに)、これまで積み重ねた問筮からいえるのは、寄生虫リスク、
のある韓国産キムチの無検疫の問題やら、外国人の方々にも
大盤振る舞いされた子供手当て等々、彼等の特徴としては、おそらく
要望されたら考え無しにそのまんまやってしまうようなところがあるんですね。

となると、おそらくは、彼等の基本スタンスというのは

「沢天夬」(:|||||)

これから来るのだと思われます、
上爻にその「兌(だ)」の耳と目があるだけであって、・・・

普通ならそれをやったら後でお宅らが困るでしょうに ・・ 
といった議論の形跡が無いんですね。 
だから易に「坎 上」あっちこっちが凹んでしまう、
「三者何処にも利益の無い政治」という指摘を貰うんですね。

この基本的な陰陽が何故に「沢水困」に変化するかといえば、
まず、三爻に相当する、○下りの椅子、これは改革をいいつつ支援された
○公労の方々に○○して、・・
であり、それをやってしまうとここが陰爻に凹んでしまう。

そして、あと初爻にあるべき陽爻をこれまた支援された旅人さん方の
為に流用するとここが凹んで陰爻に化けることになる。
とするとこの「沢天夬」(:|||||)の卦が→ 「沢水困」(:||:|:)
になるわけです。

 これは以前易が指摘してきたことですね。

「天」たる公の方々の商い、これが世間目線「天風(女后)」の卦に
なるわけであり、それに加えて旅人さん方や、その祖国に○○をやると
かなりキビシイ環境になってしまうわけですので、
これは何が何でも反省いただかないとイケマセンね。


◇易より追加、いつもの「雷水解 三」 
(初爻と三爻の旅人さん方の願いを両方叶えようとすると。・・・)

「卦  辞」
「解。利西南。无所往。其来復吉。有攸往。夙吉。」

「雷水解 三」
主卦「雷水解 」(::|:|:)
変卦「雷風恒 」(::|||:)

「三爻   爻辞   負且乘。致寇至。貞吝。」
「負い且つ乗り、寇(あだ)の至るを致す。貞しくとも吝なり。 」
「象に曰く、負い且つ乗るとは、また醜(は)ずべきなり。
 我より戎(じゅう)を致す、又誰をか咎めん。」

「(繋辞上伝)子曰く、易を作る者は、それ盗を知れるか。易に曰く、
負い且つ乗り、寇(こう)の至るを致す。負うとは、小人の事なり。乗るとは、
君子の器なり。小人にして君子の器に乗れば、盗これを奪わんことを思う。
上慢にして下暴なれば、盗これを伐たんことを思う。蔵(おさ)むることを
慢(おろそ)かにすれば盗を誨(おし)え、冶(あで)やかなる容(すがた)は
淫を誨う。易に曰く、負い且つ乗り、寇の至るを致すとは、
盗をこれ招くなり。」 

□http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760548
「国会図書館蔵、高島易断 下経七 27-28」
(合略仮名は修正)「解 六三 」
『□占 身分不相応ノコトヲ為シテ。蔭二謗ラルルヲ知ラズ。益外ヲ
飾ルガ故二。内実ハ困弊ナルベシ。又人二目ヲ属ラレ。賊難ヲ蒙ル
コトアルベシ。慎ムベシ』

※「属ラレ」「目ヲ付ケラレ」

◇ この三爻の部分が、先ほど書いた○下りの椅子の部分ですね。 
 人間誰しも黒塗りの車に乗って ・・
ただそれをやってしまうと世間が凹んで困窮するようになる。
旅人さんと○下りする方々の意向を両方叶えるのはキビシイですね。

ここは旅人さんと別けて書きましたが、○下りする方々も旅なんですね、
陰陽が、


なので外国の香りのする旅人さんと、○下りする旅人さん、これで
初爻と三爻が凹んで、内卦が「坎(かん)」(:|:)の陰陽になるわけです。

これは内卦民間の部分が、本来「離」(|:|)たる火、活気ある部分が
凹んで氷があるといったことになるわけです。
民主党を支援した電機系労組の方々が万人単位で首切りされていながら
円高政策をやめなかったのがその風景に重なるわけです。

 こんなところでツイートしたところで届きはしないでしょうが、
「公」たる乾龍の力に驕って「民」を凹ますと今度は「乾龍」を凌駕する
「地龍」が起きてくるようになる。
「地龍」と云うのは「民意」です。

何事も程ほど、節度をわきまえるのがいいのではないでしょうか。 


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