2015年1月11日日曜日

metujin ekikkyou 日誌 下書きツイッター篇共通  ③ 2015年新春の各国の年筮他雑談。







metujin ekikkyou 日誌 下書きツイッター篇共通 
③ 2015年新春の各国の年筮他雑談。


◇ 前回やっと日本国の年筮を終わりましたので、ここからは世界主要国
の年筮にコメントをつけてみたいと思います。

ダイジェストしたのが、


米国「革 三」、韓国「噬ロ盍 初」、中国「屯 上」、ロシア「需 上」
北朝鮮「復 上」、イギリス「晋 三」、EU「復 四」、
オーストラリア「蠱 二」  

***********


◇◇
 米国に関しては昨年(2014年)の年筮「既済 五」で、オバマ氏が再選される
時に提示された陰陽がほぼ完了したわけですね、


 ---◇「 オバマ氏問筮始末 過去ログ」 
 http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/41137726.html
 2014/11/65:33
 metujin ekikyou 日誌 ツイッター篇共通 
 『「米中間選挙は共和党が上下両院で過半数、オバマ政権の苦境深まる」
 「米国オバマ大統領」「同人 三」「明夷 上」「問筮中始末」』

 ---略---

 ◇◇ 

  オバマ大統領 幹占が「同人 三」これを軸にして、
 (「帰妹 四」は両候補共通ですので一旦除外します、)
 枝占としては上記に引用した、

 「噬ロ盍 初」「革 初」「豊 上」「明夷 初」そして今回指摘する「明夷 上」
 になるわけです。 
 ※(もう議会勢力、党としての援護がありませんので、今この最後、最終局面
 としての「地下明夷 上」になるわけです。)

 辞としては、

 ---◇枝「地下明夷 上 卦辞 爻辞」

 「卦  辞」
 「明夷。利艱貞。」

 「地火明夷 上」
 主卦「地火明夷」(:::|:|)
 変卦「山火賁 」(|::|:|)
 「上爻  爻辞  不明晦。初登于天。後入于地。」
 「明らかならずして晦(くら)し。初めは天に登り、後には地に入る。」
 「象に曰く、初めは天に登るとは、四国を照らすなり。
  後には地に入るとは、則(のり)を失うなり。」
 
 「象伝」「はじめは天に登るというのは、その威光が四方の国を照らす
 ことである。後には地に入るというのは、正しい法則を取り失うこと
 である。」
 ※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)

 これはあくまで枝占ですので、
 それで幹になる「同人 三」の象辞を見直してみましょう。

 ---◇幹「同人 三 卦辞 爻辞」 

 「卦  辞」「同人。于野。亨。利渉大川。利君子貞。」

 「天火同人 三」
 主卦「天火同人」(||||:|)
 変卦「天雷无妄」(|||::|)
 「三爻  爻辞  伏戎于莽。升其高陵。三歳不興。」
 「戎(つわもの)を莽(くさむら)に伏せ。その高陵に升る。
 三歳まで興らず。 」

 「象伝」
 「戎を莽に伏すというのは、敵が手強いからである。
 三年たっても兵を起こさぬようでは、どうして実行に移れよう。」

 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937048
 高島易断 上経三 高島嘉右衛門 著
  「国立国会図書館蔵、高島易断 同人九三 コマ番12 」
 (合略仮名、当用漢字に無キは修正)

 《□占 此爻。オ力ニ任シ。理勢ヲ審ニセズ。妄ニ大事ヲ企テ。
 半途ニ盡テ。止ムノ象トス。商賣ニ在テハ。少額ノ資本ヲ以テ。
 大金ヲ要スル。営業ニ着手シ。百方苦心スト雖モ。遂ニ及バズ。
 為ニ資本ヲ消散スルニ至ル。所謂労シテ功ナキノ時トス》

  *** 呑象嘉右衛門テキスト引用ここまで ***

 ◇ 此の前書いたことを読者様方はご記憶かもしれないですが、この「无妄」
 の卦は(|||::|) 点滴の象です。 
 つまりはメインが「同人」の卦ですので、医療保険制度改革&移民制度改革
 これがおそらくは問題が大きすぎたんでしょうね。 

 ///// 引用ここまで /////

◇ 
「明夷 上」はこれはかつてオリンパス会長さん、イモト女史の
エベレスト登頂といった問題に提示された爻でもあり、イモト女史のエベレスト
登頂問題に至っては「震 二」の雪崩警報までが現実化してしまった
わけです。 

 それでクドイようですが、占者側で選挙の目先の結果を要求したとしても
易の側で応えるのは、目先では無く、最終的な落としどころ、結局のところ、
或いはその方が抱えるであろう、懸念に対してのものであるのが解るかと
思います。
私はこれを「目先占」と「君子統治占」の違いと称しております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(無論 目先も或る程度当てる必要があるわけですが、目先に関しては、
別名「小人占」でもあって、「禍福はあざなえる縄の如し」「小人は目先の
福を集めんが為に否シテの泰を作りたがる」、結果上爻に進んで
「城堀に復(かへ)る」か或いはそれを反転させた挙句ドツボに嵌る ・・・ ) 

易にセーフティがかかる所以(ゆえん)では無いでしょうか、当ててはいけない
ものは当ててはいけないのです。 
「坤 初」(初六。履霜。堅冰至。)  

http://kanbun.info/koji/sekizen.html
《〔出典〕 『易経』坤、文言伝 》
《 積善之家必有餘慶。積不善之家必有餘殃。》

占術によって未来を当てたところで、かえってそれが「有餘殃」側になっては
いけないわけです。
( 本当に易に辞をかけた方というのは考えに考えぬいて辞をかけたのが
 解るわけですね、なのでこういう目先を外す為のセーフティというのは逆に
在り難いのではないでしょうか。)


◇ それで一旦話を元に戻しますと、 
 今回米国に出された「革 三」は2014年のわが国の年筮に提示されたものと
同じでありますので、それに倣うならば当然選挙ということになるようで
あります、ますが、大統領選挙は来年ですからね。

なのでこれは世間目線「山風蠱」古い家柄であり、共和党が推薦する候補と
となれば、・・・

あとは今逆オイルショックとなっているようですが、シェールオイル、ガス
等の新資源開発がしばらくは足踏み継続ということになるのでは無いでしょう
か。 

 逆を云えば、TPP関連で投稿したように、日本としては売るに売れない
米国債を担保に使って、これらの関連権利を集めてしまえばいいわけですね。
(それと老朽化したインフラの更新等々、米国という国は今やってしまわ
なければいけない仕事が山程ある。)

米国の雇用に貢献しつつ、売るに売れない米国債を資源に入れ替えて
しまえば、
 TPPの圧力も減圧できるしで日米双方の利益に適うかと思われます。


◇『 米英「坎」民族の方々は本来 ・・・』 

「風雷益 上」(||:::|)(:|:::|)
「上爻  爻辞  莫益之。或撃之。立心勿恒。凶。」
「これを益すことなし。あるいはこれを撃つ。心を立つること恒なし。
 凶なり。 」
「象に曰く、これを益すことなしとは、偏辞なればなり。あるいはこれを
 撃つとは、外より来るなり。 」
※(典拠は「岩波文庫易経」より、以降引用は同左)

---◇「益 上 参考過去ログ」
http://blog.livedoor.jp/metujin-ekikyou/archives/41679271.html
《◇ 日本国の政治を預ける条件。
 
 「風雷益 上」(||:::|)(:|:::|)
 「ギリシャ、韓国に提示された手前勝手な利益を述ぶる爻」 》

◇ 
近年グレンデール市の惨状をみても解る通り、米国も、この自分勝手な利益を
云う方々に踊らされる局面が垣間見えるようになったわけです。 

米国民になったにもかかわらず、祖国側に立って手前勝手な利益を
謀(はか)る方々が増えてきた。

ただし、米英「坎」(:|:)民族の方々が、そうそう簡単にプロパガンダに
おどらされるようなことは無いわけですから、
以前警報を書いたように、米国籍のある韓国系の方々は警戒願いたい。

「坎」(:|:)というのは銀河鉄道999で主人公が機械の体を求めたのと同じで、
相手は機械だと思った方がいいんですね、 ^^) 
metujin  の持論は

「機械ほど無慈悲な存在は無い」、

というのが持論なんですね、
エレベーターにしろ何にしろ、いろんなセーフティがかかっているから
やさしく見えるだけであって、本体は「無慈悲」の塊です。 ^^) 
とにかく、「坎」民族の方々相手に日本人同様の振る舞いは NG です。 

◇ 
 あとはEUの項で述べるつもりでしたが、ギリシャのユーロ脱退も
ありうるかもしれないですね。
ですので米国としても何らかの影響を受けるかもしれませんね。

◇ とにかく幹占として提示された「革 三」としては、
米国の財政状態がまだ完全に改善されたわけでは無いですから、ここは
踏ん張ってあと一爻コマを進め、古いしがらみを捨てないといけません。
そのためには日本で死蔵されている米国債でも何でも使って、 
この壁を乗り越えて頂きたい、そのように思います。 


◇「苦しいときの戦争頼みをやってはいけない。」

「火雷噬ロ盍 上」(|:|::|)(::|::|)
「噬?、亨。利用獄。」
「上九、何校滅耳。凶。」
「何校滅耳、聰不明也。」

『(繋辞下伝)善積まざればもって名を成すに足らず。
 悪積まざればもって身を滅すに足らず。小人は小善をもって
 益なしとなしてなさざるなり。
 小悪をもって傷うことなしとなして去らざるなり。
 故に悪積みておおうべからず、罪大にして解くべからず。
 易に曰く、校を何いて耳を滅る、凶なり、と。』


高島易断 上経四 コマ番号「30」
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2937049
高島易断 上経四 高島嘉右衛門 著
 「国会図書館蔵、高島易断 噬ロ盍上九 29-30 」
「勝手意訳勝手解釈につき原文の確認と文章利用の際は一報を」

『□占 是レ一歩ヲ過(アヤマチ)テ。千里の差(サ)ヲ生スルノ
時とス。一念不善ヲ改メズシテ。覚エズ大悪二陥ラントス。宜如
ク人ノ諌メを聴キ。方向ヲ過ツナク。改心シテ。善二遷ランコトヲ
要ス』

 この爻は親が自分の子を殺してしまうような、或いはその逆といった
罪深い爻です。
近くは、小淵優子議員が経産大臣に任命する際に、得た卦であって
彼女に出された警報は程なくして現実のものになったわけですね。
(小淵女史への辞は枝占として「渙 上」)

 米国という国は苦しくなると戦争をやる癖がある。 
ですが、自国民の血を流してそういう事をやるよりも、電車やらインフラ系の
更新、新設といった仕事がそれこそ山ほどあるわけですから、
そちらを優先していただきたいと思います。 


◇「火山旅 二」(|:||::)(|:|||:)
「六二、旅?次。懷其資。得童僕貞。」

 先に少し触れましたが、米国は老朽化したインフラの更新等々、今やるべき
仕事が山ほどある、
TPPなんてやって国民が言葉の通じない外国に出稼ぎする暇は無いんですね。

「火山旅」は戦争の象でもありますが、この場合は「旅」は「旅」でも「旅客」
つまりは鉄道インフラ等々、更新新設をやってやがては「鼎」になる
投資をすればいいわけです。


///// 長くなりますので④に続きます。 /////

*** 追加 蛇足 ***

 先に

「坤 初」(初六。履霜。堅冰至。)

http://kanbun.info/koji/sekizen.html
《〔出典〕 『易経』坤、文言伝 》
《 積善之家必有餘慶。積不善之家必有餘殃。》 

を引用して《 有餘殃 》 側にならないよう書きましたが、以前から書いて
おりますように、何かを決定するというのはこれは「沢天夬」(:|||||)
と云う卦でありまして、
( metujin  の現時点での理解では。)

易のような超自然の力とでもいいますか、そういう所に依存して何かを
決めるという場合は卦外 上爻にその軸足が置かれることになるわけです。
とすると、辞としてはあの有名な、

「卦  辞」
「夬。揚于王庭。孚号有厲。告自邑。不利即戒。利有攸往。」

「沢天夬 上」
主卦「沢天夬 」(:|||||)
変卦「乾為天 」(||||||)
「上爻   爻辞   无号。終有凶。」
「号(さけ)ぶこと无かれ。終に凶あり。」
「象に曰く、号(さけ)ぶことなきの凶とは、終に長かるべからざるなり。」


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/760548
「国会図書館蔵、高島易断 巻第七  」
「沢天夬 上六。  コマ番 59-」
「勝手解釈、勝手意訳につき原文確認と文章利用の際は一報を」

『上六。无號。終有凶  
 象曰。无號之凶。終不可長也  

---略---

『□占 君子小人ノ別ナク。意外ノ禍近キニアルベシ。故ニ早ク欲ヲ
捨テテ。身ヲ遁ルベキノ時トス』

※『「上記典拠継続 占例 佐久間象山先生易理ヲ履マズシテ身ヲ誤ル」

---略--- 』 

象山先生いわく、

『先生曰ク。易ハ事物ノ決ニ迷フノ時ニ於テ之ヲ用フル
モノナリ。今ヤ四夷我邦ノ海浜ニ迫リ。国歩艱難ノ秋(トキ)ナリ。
士タルモノ将軍ノ召ニ応スルハ。栄誉之ヨリ大ナルハナシ。豈ニ易ヲ
用フルノ時ナランヤト。 』

易は事物の決に迷う時に用いるもので今や夷狄が迫り、国難の時に将軍に
召されるは栄誉の至りであって易を用いる時では無い。

お弟子さんの請願によって筮シテ「夬 上」を得て
《先生曰ク。此ケ凶ナリ。然トモ既ニ使命ニ応ス。復タ猶予スルノ場合ニ
非ス。只心ニ謹シムノ外他ナシト。》


◇ 私思いますに 易を扱う占者側としては常にこの辞を意識していないと
いけないのではないかと思うわけですね、
未来を当てて予知したとしても、作った「 業 」というのはついてまわる。
なので自分としては、似合いもしない「公益」を言うわけですね。 ^^)  

 私見ですが「小人占」「目先占」を外す為のセーフティといった考え
方は反発を貰うかもしれないですが、
占者に余計な「業」を作らせないための「セーフティ」を「辞」に混ぜる
考え方には一理あると思うわけです。


◇「易側の見解としては。」

「雷風恒 五」
主卦「雷風恒 」(::|||:)
変卦「沢風大過」(:||||:)
「五爻   爻辞   恒其徳。貞。婦人吉。夫子凶。」
「その徳を恒にして貞し。婦人は吉なれど、夫子は凶なり。」
「象に曰く、婦人は貞しければ吉とは、一に従いて終わればなり。
 夫子は義を制す。婦に従えば凶なるなり。」

元々易は営業用にはなってないですからね、ご婦人の欲を充たす感覚
で易「君子統治占」を扱うのは総てが「目先、小人占」になってしまって
よくないということなのでしょう。 

「・・婦に従えば凶なるなり。」

ということでまたもやご婦人方を敵に回したかもしれないですね。 ^^) 


「震 五」(::|::|)(:||::|)
「六五、震往來厲。意无喪有事。」
「震往來厲、危行也。其事在中、大无喪也。」

有事への備えがメインと考えておけばいいようですね。 


「節 五」(:|::||)(::::||)
「甘節。吉。往有尙。」
「甘節之吉、居位中也。」

易に限らず何にでも節度というのがあるわけで、今回全部 五爻 君子の
位置を指定してきたということは、やはり本来は天子、君子への助言で
使われる占術なわけです。

(ご家庭を統治するのも範疇ということで。)

 
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